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2014.10.17

たとえ、癌が顔を蝕み、見かけが変化しようとも
眉間のシワは許せなかった女性の意識

 身内の話になりますが、従姉が34歳の若さで癌のため、先月亡くなりました。病巣は顔の中心部、手術による顔の変化はもちろん避けることができない状況でした。女性が延命のため、顔が変化することをどのような気持ちで受け止めるのか、どうやって自分を納得させるのか、ウサコの連載を取材中に、何度も頭をよぎったのは言うまでもありません。

 自分がたるみだ、シワだ、シミだと奔走している間に、生きるか死ぬかのため、顔を大きくえぐられても、必死に病魔と彼女は闘っていました。そんな状況下、美容医療の意義や役割を自分に問いかけていたとき、米国で取材中に出会ったドクターから、近赤外線治療は癌に対して効果が高く、予防に対してもエビデンスがあることを耳にしました。そして、日本でも最近話題の近赤外線たるみ治療機の二次的効果についての詳しいレクチャーに感銘を受け、同時に頭に浮かんだのは病いと闘う彼女の顔でした。

 美容医療とはまったく無縁の若さと美しさでしたが、もしも、彼女が施術を受けていたらと考えるのは当然のこと。美容医療は治療によってさまざまな一挙両得効果が期待できる時代になってきています。そんな情報こそ、しっかり読者の方々にお伝えすることが、自分のミッションだと改めて感じています。

 話は元に戻りますが、彼女は痛みに悶えながらも最後まで「額にシワが刻まれた顔で、天国には旅立ちたくない」と話していました。顔の手術後は、鏡の前に座っている時間も長かったように思いますが、顔の変化は延命のために受け入れられても、眉間のシワは最後まで受け入れられなかったようです。眉間のシワは、彼女にとっては、苦しみのお印だったのでしょう。ボトックスが身近になりすぎてしまった私には、シワひとつが与える意味を考えさせられたエピソードです。

 葬儀では、彼女からの手紙が参列者に読まれました。「どんどん、顔が変化していく私を、変わらぬ愛情で接してくれた伴侶に会えたことが、神様からの一番の贈り物」と。どんな姿になっても、女性はシワだって気になるし、少しでも美しくいたいと思う。それは間違いなく生きる糧になるしエネルギーになるんです。

 最後の最後まで、美しくありたいと思う女性の素直な気持ちを忘れずに、これからも記事を作って行きたいです。

 

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