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ライフスタイル 編集部ブログ
2015.01.08

美肌の湯 その25 秋田県・乳頭温泉郷 妙乃湯編集/井上 智明

ええと、あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

今年の目標のひとつはブログをマジメに書く、にしようかと。

なにせ、この温泉ブログ約1年近くも更新されていなかったのです!

けっこう読んでくれている方も多いのに!

スイマセン!!

ということで、心を入れ替えて新年一発目。このシーズンはやっぱり雪見風呂に限る!ということで、露天風呂に入りながら降りしきる雪を楽しめる宿を…と、過去のアーカイブ(つまりは撮りためたデジカメ写真だけど)をかなり探しました。

いくら雪景色が素晴らしくても、美ST読者のみなさんのお眼鏡にかなうような素敵旅館でないといけないし。

なにせ僕にとって温泉のメインシーズンは冬なのです。この季節はわざわざ雪にまみれて寒いところに行ってあったか~い温泉で「ほう♨」と体と心を緩めるのが何よりのお楽しみ。冬は美味しいものも多いですしね。

いろいろ悩んで今回紹介するのは、秋田県・乳頭温泉郷。

東北、いえ全国屈指の人気温泉です。東北新幹線で田沢湖駅下車、バスに乗って小一時間ほど、いざ乳頭温泉を目指します。今回泊まる「妙乃湯」についたら宿のお風呂の前に、まずは湯巡り手帳を買い、乳頭温泉湯めぐりバスに乗ってあの有名な「鶴の湯」に行ってきました。誰もが雑誌やポスターなんかで見たことあるあの風情溢れる混浴露天風呂は何回入ってもまた入りたくなります。

で、いざバスを降りてお風呂へ!が、寒いサムイSA・MU・I~!脱衣場からして早くも我慢の限界を超えています!特に靴下脱いだ後の足の裏!すのこの上に凍ってくっついてしまうのでは?とほどビリビリします。お湯はあの白い濁り湯なので、混浴だろうが何だろうが浸かってしまえばいろいろ気になりません。が、見える見えないというよりも寒すぎて首から下はお湯から出せません!

ほかのみなさんも同じだったらしく、白いお湯にこれまた白い雪が乗っかったいくつもの頭がニョキニョキと浮かんでいる不思議な光景です。入る前は賑やかだった韓国からのお客さんもあまりの寒さに沈黙、お湯をじっくり楽しんでいるようです。

なんて寒さに震え上がった後は、お待ちかねのお宿へ。

ちょっと瀟洒なエントランス。でも雪は降り続ける。

乳頭温泉郷は素朴な湯治場っぽい雰囲気のところが多いなか、こちらは和モダンのオシャレな雰囲気で女性人気一番と言われているところ。館内至る所に気のきいたあしらいがあり、お部屋の中も居心地良くインテリアなんかも小ぎれいにまとまっています。

お部屋のコーナー。テレビ台すら可愛い。

で、こたつでなごむのもそこそこにそそくさとお風呂へ。ここのお湯は2種類。その名も金の湯と銀の湯。両方とももちろん源泉かけ流しです。

金の湯は茶色く濁ったマグネシウム・カルシウム硫酸塩泉。ph2.52の酸性で二酸化炭素も含有、体内のいろいろなものを排出してくれるデトックス効果があるそう。

銀の湯は優しい単純泉。肌の角質や汚れを落としてくれ、お肌ツルツルにする効果があるそう。

銀の湯→金の湯→金の湯という順番で入ることが美容的にはベストだ、と本誌連載でもおなじみの石井宏子さんも言っています。

露天風呂、すごいです。川べりにあるのですが、川向こうはとにかく雪、雪、雪。もちろん空からもぼんぼこ落ちてきます。写真を撮ろうにも、湯気と横向きに降る雪でちゃんと写りません。いろいろ頑張ってこれが限界でした。実はこの湯舟だけ混浴なので、なかなか撮れるタイミングもなく…(この写真は超早朝)あ、こちらも濁り湯なので入ってしまえばハードルは高くないです。

雪にまみれてもう何がなんだかわかりません。

ま、これはこれで雪のすごさがわかるからいいか、と。

晩ごはん食べて、ちょっと(いやかなり、かも)寝て夜中にお風呂に行く、というのがいつもの僕のパターンなのですが、深夜の雪景色もなかなか。もちろんよりいっそう寒いんですけど、雪明りのせいでぼんやりライトアップされたようなロマンティックな世界。首から上だけお湯から出してぼーっと眺めているとなんだかココロなごみます。

夜の雪景色。ちなみに左側の足跡は僕のです。

金の湯、銀の湯それぞれ複数の湯舟があるので、ひとつのお宿で湯めぐり気分です。

朝の金の湯。

食事もさすが、乳頭温泉郷のオシャレ番長、見た目からして気分が上がる仕掛け満載です。

前菜こそオシャレ番長の腕の見せどころ。

特に、「素材見せ」。葉っぱが大きくてもりっと籠に盛られた元気なホウレンソウを持ったスタッフがテーブルの間を回りながら、素材の新鮮さをプレゼンテーション。しばらくすると鮮やかな緑色に茹で上がったホウレンソウが運ばれてくるという段取り。ごくごく普通のホウレンソウのお浸しもなんだか普段よりおいしく感じられます。

そしてさらには今度は盥を持ったスタッフが…ナニナニ?と思っていると、中にはこれまた元気に泳ぎ回っている、透き通るような岩魚が!

元気に泳ぎ回る岩魚君。それが30分後には…

 

カリッと焼きあがって出てきます!

そうなんです、こちらもしばらくのちに串に刺さった岩魚の塩焼きとして運ばれてくるんです。「ちょっとかわいそうかも…」なんて思いながらも焼きたてのアツアツはうまい 豪華な食材ではないのですが、普通のものでもそのクオリティの高さをしっかり見せてくれる演出は他にはない工夫です。

最後に出てきた「あきたこまち」のごはんもそれの象徴とも言っていい素晴らしさでした。

そして朝。前夜に降り積もった雪景色を眺めながら室内でアツアツの湯豆腐…幸せです。

あきたこまち最高です。

今回のお宿は、秘湯と呼ばれる地域にありながら鄙びているだけではなく快適さ、ホスピタリティ、見た目の素敵さといった、ちょっとしたことに繊細に気配りが散りばめられていてとても居心地のいいところです。秘湯に行ってみたいけど、寒いのとか怖いのとか、汚いのとか不味いのとかわびしいのはヤダ、なんて方にはぜひ! 新幹線の駅から直接バスでいけるので雪がどっさり降っていてもアクセスは案外便利ですよ。

 

秋田県・乳頭温泉郷 妙乃湯

秋田県仙北市田沢湖生保内字駒ケ岳2-1

0187-46-2740

秋田新幹線田沢湖駅よりバスで50分ほど

www.taenoyu.com/index.html

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