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2016.12.19

3大ドクター対談:2017年の美容医療はこうあるべし

日本の美容医療業界をリードしてきた3名のご意見番ドクターを交えた豪華新春鼎談。現在、業界はモラルも法律も玉石混淆。重鎮のお言葉には「後悔しない、したくない美容医療」のヒントがたくさん隠されています。

撮影/清水ちえみ

 

 

籠る、我慢する時代は終焉。ダウンタイムの少ない治療しか残らない、残れないこれからの美容医療

 

 

谷野先生(以下、敬称略) 薬事承認薬ボトックス(5)の認知度が上がり、より安全な薬剤を選ばなくてはならない、より信用できる医師を選ばなくてはならないという患者サイドの意識が大きく変化しましたね。

大森 ’15年のアメリカでのボトックス症例数は4,267,038症例で断トツ1位。2位ヒアルロン酸(7)、3位ピーリング(9)と続き、ダウンタイムが必要ない施術は女性の社会進出に伴い、完全に市民権を得ました。

新橋 ボトックスは美容医療業界にとってエポックメイキング。アメリカでは、ボトックスとヒアルロン酸の症例数が7年間もの間、1位と2位に君臨し、ピーリング、脱毛、光治療(3)、たるみ系マシン(1・2)と続きますが、すべてノーダウンタイムの施術ですね。

谷野 日本はまだまだ、薬事未承認の並行輸入品が医師の裁量権のもとで横行していますから、ヒアルロン酸やボトックスの確かな症例数も把握できていませんが、5年前から比べれば驚くほど敷居が低くなりました。

ウサコ はい、注入治療をカミングアウトする人は少ないですが、確実に体験者は増えています。ボトックスが承認されてから、急激に関心が高くなりました。

新橋 1年に2回位でも、眉間のボトックスを継続していれば、次第に筋肉の力が弱くなり、打つ回数も減り、シワの深さも軽減される方が多いのでは。更に光治療やピーリングで肌代謝を高め、トーンを明るくし、ホームケア(8)も怠らなければ、10年後、20年後も若々しくいられるでしょう。

大森 フェイスリフトの手術件数も年々減少していますね。昔は最終的にフェイスリフトがゴールという認識が強かったですが、現在はかなり減り、10年前が1,000人に1人としたら、今だと5,000人に1人位。

ウサコ 注入や光治療に対しての敷居は年々低くなっていますが、オペに対しての敷居は高くなっているかもしれません。ノーダウンタイムでも可能な施術の選択肢が増えるにつれ、オペ離れが加速したのでしょうか。

谷野 施術法が増えたからこそ、患者さんも正確な知識を持つことが重要です。美容クリニックのホームページだけでは真実を見極めることは極めて困難です。クリニック選定において、「ヒアルロン酸やボトックスは薬事承認品を使用しているかどうか」ということも重要な判断基準の一つになるでしょう。何らかの合併症が起きた場合、未承認品を使用されていた場合は国からの救済処置は受けられません。並行輸入されている未承認品は製造法、管理方法、流通経路に問題がある可能性があります。

大森 糸でも、ヒアルロン酸でも、長持ちするものはリスクが高いので溶けるもの、吸収されるものを選ぶことが大前提です。

ウサコ ショッピングスレッド(6)に使用されているPDOなら安全ですよね。

大森 PDOは1970年代からオペでも使用されている糸。少しだけ炎症を起こすので、コラーゲン産生にも一役買ってくれるでしょう。リフトアップ効果というより組織をギュッと締める感覚ですね。

新橋 まずは光治療やピーリングからスタートし、ボトックスやヒアルロン酸、マシンによるたるみ治療、そして最終的にショッピングスレッドまで到達すれば、60代になっても美しくいられるでしょう。うちでは80代の患者様も光治療を継続していらっしゃいますよ。

大森 人生最後まで美しくいたいと思うのは当然のこと。60代でも皆さん本当にお若いですから。

ウサコ 確かに早い時期から美容医療と付き合ってきた方は、付焼き刃ではない余裕がお肌からも感じられます。またボディへの施術はやはり顔に比べると、まだまだ二の次になりますが、どうでしょう。

大森 20〜30年前までは脂肪細胞の数は決まっていると言われていたため脂肪吸引がファーストチョイスでしたが、今は幹細胞の数を減らす可能性があるクールスカルプティング(4)が人気ですね。

谷野 クルスカはボディラインだけでなく、二重顎や二の腕にも効果が高いですね。

ウサコ 施術後の長期的経過を観察しているのですが、他マシンと比べても「後戻り」が少ないようです。最後に他国よりも積極的に行われている話題の再生医療の分野はいかがでしょうか。

大森 日本の美容医療業界は規制があまりに緩く、新しい治療がスタートしやすいリトマス試験紙状態だということを忘れずに。

谷野 新しい治療に関しては、何人かの先生から説明を聞いて判断することが大切です。また、厚労省より承認されているボトックスに関しては、アラガン・ジャパンのホームページで医療機関の検索ができます。 

 

 

 

天神下皮フ科形成外科
理事長 谷野隆三郎先生

元東海大学医学部付属病院病院長、東海大学名誉教授、横浜地方裁判所専門委員。厚労省などと共に美容医療業界の問題点を正すトップリーダー。

 

 

おおもりクリニック
院長 大森喜太郎先生

前東京警察病院形成外科部長として現在活躍中の多くの美容外科医を育てる。またQスイッチルビーを太田母斑に初導入するなど業界のパイオニア的存在。

 

 

新橋形成外科クリニック
院長 新橋 武先生

元東京慈恵会医科大学助教授。全国に先駆け皮膚レーザー治療センターを同病院に設立。また医師のバイブルとなったボツリヌストキシン関連の著書は3冊。

 

 

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