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2019.03.18

【第5回】“夏の香り問題”にディオールのヘアミスト

猛暑シリーズ第3弾。暑いだけでなく湿気もいっぱいの日本の夏。香り問題、どうしていますか? 香水をつけて紫外線を浴びたり、汗をかいたりすると、肌が敏感に反応することがありますね。そんな日には、ヘアミストをお勧めします。間接的に香らせることは日本人の嗜好にもぴったり。最近はヘアミストが多く出ていますが、さすがに違うな、と思ったのが、ディオールでした。

 

 

今週の悩み:夏の香り問題


「髪」につける
ディオールのジャドール ヘア ミスト

 

 

 

「ザ・香水」という気分じゃない時には、髪をふわっと香らせる。夏にお勧めなのは、差をつけるメゾンのヘアミスト

 

 私は香水が毎日の楽しみでもあるのですが、夏になると日差しや汗で香水をつけたところが赤くなったり痒くなったりします。それで膝の裏あたりにつけていたのですが、香りは下から上るとはいえ自分で感じにくくて、どうも気分が上がらないわけですね。そこで、昨年から発売が目立つヘアミストをいろいろ試してみました。その中でとても気に入ってリピートしているのが、ディオールの「ジャドール ヘア ミスト」です。

 ジャドール ヘア ミストの優れている点は、なんといっても、その香り。トップノートはブラッドオレンジ、ミドルはグラース産のネロリ、ラストはダマスクローズと香水レベルの香調を持っています。他の2つの香りはイメージが湧くと思うので、ネロリについてちょっと説明します。実は私は大のネロリ好きで、これからフレグランスを買う方には、爽やかでジューシーで花の上品な甘さもあるネロリが使われているものを、ぜひお勧めしたいほどです。ネロリのエッセンシャルオイルはビターオレンジの花を水蒸気蒸留して得られます。16世紀初めに登場し、17世紀に流行させた公爵夫人がローマの北方にある町「NEROLA」に住んでいたことから、こう名付けられたと言われています。香料の町・グラース近郊は、かつて多くのビターオレンジ(移植後4年は花が咲かないほど手間と時間がかかる)を栽培していましたが、現在は極少、そのためグラース産ネロリはとても貴重になっています。ディオールのパフューマー クリエイターのフランソワ・ドゥマシーさんの生まれはグラースで、家業としてファーマシーを経営していました。彼はグラースで少年時代を送り、ビターオレンジ畑に囲まれて育ったそうです。そのため、グラースのネロリは彼にとってとても大切な存在。ヘアミストであっても一切の妥協をせず、創造の制約や上限を持たせず、パフューマーの意志と創造性を尊重して作り上げるディオールの姿勢が、ここにも表れています。

 さらに、この香りが長時間保たれるのが素晴らしいのです。つけた時はいいけれど、しばらく経つと「え?」と思ういまいちな香りに変質してしまうヘアミスト、実はけっこうあるんです。頭皮は皮脂や汗が多いところなので、ジャドール ヘア ミストはそれを考えたうえで調香されています。また、髪や頭皮に刺激を与えがちなアルコールの量も適切に調節され、髪をつややかに保つ働きもあります。ジャスミンフラワーエキス、綿の実から取るコットンネクター、ローズウォーターで艶を与え、乾燥や紫外線のダメージからも髪を守ってくれます。

 もともと日本人は香りを間接的に香らせるのが好きです。古来のお香文化から、昨今の柔軟剤ブーム、そして、1996年から大流行したシャンプー、マシェリを覚えていますか? 人気の秘密は主にその香りでしたね。「シャンプーの香りがする女の子」がモテ条件である日本にヘアミストが参入した時に、元のシャンプーの香りを上回るほどの好感度を持たせつつ、髪が動いた時にどう香らせたいのかは重要なポイント。さらに最近は「香害」という言葉もあるように、自分だけ良ければいい、という時代ではなくなっています。自分の顔に近いために柔らかさのある、しかし単純ではない奥行きがある香りにすること、そして自分にも周囲にも“良い香り”を長く届けること。香りの楽しみは人生を豊かにしてくれるから、大人ならもっと楽しめる方法があるはず。そこにジャドール ヘア ミストは一つの回答を与えてくれたと感じています。

 

 

\使い切ってます♡/

 

2017年発売。乾いた髪をかきあげて内側にスプレーし、空気を入れるように揺するのがコツ。40mL 5,000円(パルファン・クリスチャン・ディオール)

 

 

27年間ビューティ担当・編集I

 

 

 

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髪の匂い問題の原因は?

 

髪のキューティクルは水分や油分が馴染みやすい性質になっており、空気中にあるそれらを引き寄せる。ダメージのある髪、濡れた髪はキューティクルが開いた状態なので特に要注意。また、髪の表面にある「MEA(18-メチルエイコサン酸)」は頭皮から分泌された皮脂を毛全体にいきわたらせる役割もあるため、頭皮の皮脂や汗が酸化して移り、匂いを出すことも。正しくシャンプーした後、きちんと乾燥させ、ヘアミストで髪をコーティングするのは、嫌な匂いから髪を守る役目も果たす。

 

 

 

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\さらに「ボディ」全体を考えた/

手軽につけられて、ジャドールの品格も感じられるボディミスト

 

余談ですが、会社でミス ディオールのハンドクリームを塗っていたら、後ろに座る部員に「わー、いい香り!」と言われました。メゾンの出す“間接フレグランス”には、どんなものでもその名に負けない品質と香り高さがあります。
ボディにも香りをまといたい方にお勧めなのは、「ジャドール ボディ ミスト」。この製品のすごさは、「ジャドール オードゥパルファン」で有名になったサンバック ジャスミンを使っていること。インドの固有種であるこのジャスミンは現地で“神の花”と言われています。フランソワ・ドゥマシーさんは現地と香水作りの思いを共有し、最高の品質を保つために、花を摘み取る時刻を提案し、農薬は使わず天然肥料だけ使用する、プラスチック製のボウルを使わないなど、細心の注意を徹底させています。ボディ全体にふりかけるものだからこそ、フローラルでも爽やかさを忘れない仕上がり。つけるとオイルっぽい質感があるんですよね。肌が潤います。

 

 

 

ジャスミン、イランイラン、ローズなど洗練された花々の香り。抜け感があるので夏にぴったり。ジャドールボディ ミスト 100mL ¥6,000(パルファン・クリスチャン・ディオール)

 

 

 

 

2018年『美ST』10月号掲載
撮影/河野 望 文/編集I

 

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