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2016.12.30

飛行機か車か? 帰省するのにどの交通手段を使うか問題

citrus

 

筆者は東京出身、東京在住で、首都圏以外で暮らした経験がない。よって年末年始に帰省するという行動を起こしたことがない。だからだろう、テレビのなどで報じられる帰省ラッシュの情報を、とても興味深く眺めている。もちろん知人の中にはこの時期の休みを使って故郷に帰る人も多い。そこで気になって統計をチェックしてみると、国内最大規模のフォトブックサービス「MyBook(マイブック)」を展開する広島市のアスカネットという会社が最近、帰省について全国の22歳~50歳までの既婚者360名を対象に行ったアンケート調査を行っていたので、そのデータを紹介しよう。

 

まずこの年末年始、帰省をするかどうかという質問に対しては、実に7割以上の人が「する」と回答している。意外に多い。ただ滞在期間は「日帰り」が27.5%で最多であり、続いて「1泊」が21.1%、「2泊」が21.8%と、帰省はするものの、長期滞在はしないというパターンが多いようだ。

 

たしかに帰省ラッシュのニュースを見ると、最近は1月2日にはもうUターンを始める人で混雑が始まっていたりして、「もう少しゆっくり過ごせばいいのに」という気持ちを抱いたりする。ただ帰省する人のうち半数近くは配偶者の実家にも顔を出す予定で、それについて気が重いと感じている人が多い。これが滞在期間の短さにつながっているのかもしれない。とくに女性のほうが、配偶者の実家への帰省について気に懸けている様子。そのひとつとして、家事の手伝いを挙げている人が半数以上に上る。やらなければダメ出しされそうだし、かといってやりすぎても白い目で見られそうだし、バランスに苦労している女性が多いようだ。ちなみに実家に帰る楽しみとしては、圧倒的に多かったのがやはり「家族に会える」(57.2%)という声。続いて「子供を見せた時の喜んだ顔」(34.8%)、「親の手料理が食べられる」(25.9%)、「皆でワイワイできる」(25.4%)といった意見が並んでいて、家族の温かさを感じるために帰省するのだという感じられる結果となっている。

 

では実際に帰省する場合、どの交通機関を使うのが良いか。家族やペットといっしょに移動するならクルマはやっぱり便利だし、速さなら飛行機、正確性なら新幹線に軍配が上がりそうだ。

 

ちなみに青森市に実家がある家人は、クルマを使ったのは筆者やペットとともに帰省したときだけ。このときは東京を脱出するときに渋滞に見舞われ、別のルートを使うなどしてなんとかスムーズに辿り着いたという記憶があるけれど、時間が読めないのは出迎える両親にとっても心配ごとになる。人間だけで移動するならクルマは使わないほうが良いという結論になった。高速バスについても同じことが言える。自分で運転しないのでその面での疲労はないけれど、時間が読めない点は同じ。渋滞で動かなくなったらトイレにも行けないというのは、長距離移動では不安だ。それに夜行バスは、運転手の労力を考えると、進んで乗りたいとは思わないのも事実。

 

そもそも東京〜青森間は、クルマでは高速道路を使っても約8時間掛かる。子供やお年寄り、ペットが同行せず、大きな荷物を運ばない人なら、飛行機や新幹線を使うのが妥当だろう。ではどちらを選ぶかというと、家人の場合は、以前は飛行機だったが、現在は新幹線を使っている。青森空港が山の上にあり、天候によって着陸できないことがあるというのが理由。対する新幹線駅は平地にある。これに限らず、ほとんどのターミナル駅は都市の中心部近くにあるが、空港は騒音や高度などの規制をクリアする関係で市街地から離れた場所にあることが多く、天候に左右されやすい。さらに雪国を走る新幹線は、通常の鉄道以上に万全の対策をしてあるので、大雪でも止まることは少ない。確実性を取るなら新幹線というのが、筆者のもっとも身近にいる帰省客の選択なのである。

モビリティジャーナリスト 森口将之

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