美ST ONLINE 無料会員登録 あなたの「美生活」に役立つ情報お届けします

新着
2017.05.13

二階堂ふみのインタビューに人としてのセンスを感じる

citrus

出典:「FUMI NIKAIDOU Official Web Site」より


ちょっと古いネタになってしまうんだが、4月30日に配信された『ORICON NEWS』による、女優・二階堂ふみ(22)のインタビューが、じつに濃厚な味わいだったので、その一部を紹介してみたい。
 
現在は、4月23日からスタートした連続ドラマ『フランケンシュタインの恋』(日本テレビ系)でヒロインを務める二階堂だが、2011年には映画『ヒミズ』で第68回ヴェネツィア国際映画祭のマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人賞)、2014年には映画『私の男』で第38回日本アカデミー賞優秀主演女優賞……など数々の受賞歴を持つ、もはや押しも押されもせぬ“若手実力派女優”の一人だと言えよう。
 
とても頭が良い、人としてのセンスが秀でている子なんだろう。その非凡さはインタビュー回答の端々からも見て取れる。
 

──女優業に感じる魅力とは?
 
「映画だったりみんなでひとつのものを作る現場が好きという気持ちで、続けさせてもらってます。その現場の楽しさはずっと変わらないですね。お芝居というものは難しいけれど、面白いものだと思いますし、いろいろな役や作品を通じていろいろな方と出会える職業なので、これからも細々と続けていきたいですね」
 
──今、女優とは別にやりたいことがあるそうで…?
 
「まだ恥ずかしいので内緒なのですが、表現することとはまた違う分野です」
「それについては勉強中なので、また10年後くらいに取材していただければうれしいです……というより10年後に取材していただけるような人間になりたいと思っています」

 
「細々と続けていきたいですね」とは、あまりにも珠玉な物言いではないか。「老練」とさえ言ってよい。「あんた、ホントにまだ22歳なのか」と思わず問い詰めたくなるほどだ。
 
先日、私はここcitrusに寄稿したコラム『納得!?「嫌がられる料理男子」の9パターン』で、
 

「人は10年に一度くらいの確率で一生付き合える趣味や仕事に出会うことができる」というのが私の持論である。自身に例えれば、年齢1ケタ代は絵画、10代はテニス、20代はドラム、30代は文筆、40代は野球……といったところだろうか。

 
と書いたが、「10年に一度くらいの確率で出会った趣味や仕事と一生付き合っていく」、すなわち「やめずにいられる」コツとは「細々と続ける」、コレに尽きるのである。私にかぎって言えば、細々と続けてきたからこそ今でもまがいなりに「イラストレーター」を名乗ることができるし、多少上級者揃いのテニスのコミュニティーに参加してもどうにか体裁を保つことくらいのプレイはできている。
 
22歳という若さなら、まだまだ女優以外のやりたいことだっていっぱい出てくるに違いない。そこを踏まえたうえでの“慎重さ”、それに「女優」という職業を“突出”ではなく“並列”に見立てる“自己客観性”は、50を過ぎた初老のおじさん(←私)をも凌駕する達観ぶりである。
 
「女優とは別にやりたい内緒のこと」がなんだかは知らないが、おそらく彼女なら、その「表現することとは違う分野」で「10年後にもインタビューしていただける」人になっている気がする。自分もせめて、10年後には「料理」で小遣い銭程度は稼げるライターになっていたい。娘でもおかしくない年頃の子の発言に感銘を受け、そう改めて襟を正す近ごろの私であった。
 

ネットニュースパトローラー 山田ゴメス

totop
Mail
Instagram
rss
美ST
美魔女
セレSTORY
STORY
光文社

Copyright© 2017 Kobunsha Co., Ltd. All Rights Reserved.