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2018.07.12

今すぐ財布をチェック! こんなにあった平成の「プレミア硬貨」

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電車に乗るときいちいち小銭を出して切符を買う機会も少なくなり、コンビニなどでもICカードで支払う人が増えてきました。このようなキャッシュレス化の動きに伴い、「平成硬貨」の中には極端に製造枚数の少ないものが出てきています。とくに平成22年以降の硬貨の一部は大きくプレミアがついています。来年改元も予定されていることから、にわかに「平成硬貨」が注目されています。

 

 

■これが平成の「プレミア硬貨」だ
 

プレミアがつく硬貨でもっとも大きな特徴は「特年」です。高値で取引される硬貨は「特年」と呼ばれ、最近のものでは発行枚数、いわゆる「ギザ十」など古いものは発行枚数(市場での残存数など)と硬貨の状態(未使用、極美品など)で価値が変わります。昭和32年の5円、昭和35年の50円などが有名です。また、1円でも発行初年にあたる昭和30年のものは発行枚数こそ多いのですが、未使用品はほとんど市場になく、かなりの高値で取引されています。



平成には、1円、5円、50円硬貨の発行されなかった年がいくつかあります。詳細は造幣局の公式ウェブサイトで公開されている「年銘別貨幣製造枚数」をご覧ください。もっとも、発行数が完全にゼロだったわけではなく、その発行年の未使用貨幣を収めた「ミントセット」にはすべて入っています。コイン商などは、ミントセットから取り出した下記年号のレアコインのみをプレミア販売しています。


1円⇒平成23、24、25、28、29年
5円⇒平成22、23、24、25年
50円⇒平成22、23、24、25年

 

また、平成13年の100円は流通貨が皆無ではありませんが、800万枚というのはかなり少ない製造枚数です。

 


■今が買い? 平成元年のミントセット


平成元年4月1日の消費税3%導入時は、おつりに必要な1円、5円が多めに発行されました。ところが、消費税が5%に引き上げられた平成9年4月頃は、すでにキャッシュレス化が進んでいました。そのため1円、5円の需要が徐々に減少。しかも財務省が貨幣の流通状況を見ながら数年おきに発行するよう方針転換したため、一部の貨種を製造しない年も出てきたのです。平成23年から25年にかけてが、まさにその年でした。

平成31年は昭和64年と同じく、貨種によっては発行数が少なくなる可能性があります。改元後も、1円、5円、50円は数年おきに製造されると考えられ、発行数ゼロ、もしくは極端に少ない年が出るものと思われます。

筆者が個人的に注目しているのは、平成元年のミントセットです。今でこそ発行当時の販売原価割れの1000円前後で入手可能ですが、平成31年銘のコインが発行されればたちまち平成を振り返るコインとして注目されるかもしれません。平成31年銘が出る来年2月あたりから需要が高まることも予想され、今のうちに在庫を確保しようとする業者が現れるのではないでしょうか。

 

■パズル感覚で楽しめる「コインブック」


現行貨幣の年号別収集は誰でも手軽に始められるため、パズルのピースを埋めるような感覚で楽しめます。貨幣を年号別に収納する「コインブック」も販売されており、こつこつ努力すれば完収を叶えられます。

 

平成という30年余りの歳月の中には、誕生、進学、就職、結婚など、人それぞれにライフイベントがあったはず。「平成硬貨」を一覧しながらその時代の歩みと人生の歩みを重ね合わせて振り返るのも一興ではないでしょうか。

 

また、コインはそれを発行する国家の“歴史の証人”でもあり、戦争やインフレ、デフレなどさまざまなことが読み取れる面白さもあります。

 

外国に目を転じると、アメリカとヨーロッパのコインが高い人気を集めています。アメリカでは「50州シリーズ」に始まった25セント記念硬貨が「国立公園シリーズ」に衣替えして例年5種程度発行されています。一方、ヨーロッパ各国で使われているユーロ硬貨はデザインの片面が共通で、もう片面が各国独自のデザインになっています。2ユーロの流通記念貨と合わせ、年号別国別、また製造所別(アルファベットの小さな文字で示されたミントマークで区別される)で集めるのがブームです。

板橋祐己

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