HAIR

白髪染めすると赤くなる問題の解決法って?

2カ月に1回から月1回へと白髪染めのペースが頻繁になると、髪の傷みだけでなく、髪色の変化も気になります。染めたときは透明感のあるアッシュ系ブラウンだったのに、気がついたらなんだか赤っぽい? 実は白髪と一緒に染めた黒髪は褪色すると赤みが残りやすいんです。しかも、元々髪が黒い人ほど赤い髪になりがち。白髪もイヤだけど、赤い髪もイヤ! どうすればいいのか調べてみました!

 

 

\あなたも赤くなっていない?/

 

 

白髪に合わせて染めると赤い色が堆積してきます

カラー剤は赤・青・黄色の3原色でできています。白髪と黒髪が混在する40代のカラーは、白髪にしっかり色を入れるため、赤い基剤が多めに。しかも日本人の黒髪はメラニン色素が多く、このメラニン色素にも赤みが多いため、元の髪が黒い人ほど褪色すると赤が残りやすい。染めてすぐはキレイでも色落ちするとだんだん赤っぽい髪になるのはそのせい。リタッチするたびに赤い色素が堆積していきます。これを防ぐには、白髪にきっちり色を入れることだけを目指さず、染め方に工夫が必要。カラー後はマイルドな洗浄力のシャンプーで褪色を防ぐケアを。

 

教えてくれたのは……_TREEディレクター・店長 遠藤康弘さん

 

 

 

赤くならない白髪染めオーダー法①

白髪と黒髪をエリア別に染め分けて

 

 白髪の割合が1〜2割程度であれば、染め分けがオススメ。白髪と黒髪で違う染料を使い、黒髪が白髪用染料の影響を受けないようにします。

 

 

 

 頭頂部や顔まわりに多い白髪には、しっかり色が入るように赤みの強いオレンジ系のブラウンを使って染める。

 

 

 

 白髪のないところはアッシュ系ブラウンで染める。さらにローライトを入れると立体感が出て白髪が目立たない。

 

 

 

\仕上がりは?/

 染まり上がりは、白髪部分は明るめのブラウン、全体の8割を占める黒髪部分は透明感のあるブラウンに。これなら褪色しても全体に赤みが出ることが少なく、キレイな髪色が保ちやすい。

 

 

 

 

赤くならない白髪染めオーダー法②

マニキュアで白髪だけに色をプラス

 

 白髪の少ない人は元の黒髪を生かしてミディアムアッシュブラウンのカラーマニキュアで白髪と黒髪全体を染めると自然に。

 

 

 

\仕上がりは?/

 カラーマニキュアだと黒髪部分は明るいところでほんのり茶色みを感じる程度。あまり色は入りませんが、白髪は明るい茶色に染まります。褪色しても元の白髪と黒髪に戻り、ナチュラルな髪色に。

 

 

 

 

赤くならない白髪染めオーダー法③

初めから赤みの少ない色みをセレクト

 

明るめの髪色が好きな人には赤みの少ないアッシュ系のブラウンにベージュを混ぜて淡い色で全体をカラーリング。

 

 

 

\仕上がりは?/

白髪にきっちり色を入れることより、全体の髪色を優先。赤みが少ないブラウンを使うと白髪の染まりが浅くなるけれど、褪色しても赤くなることは少ない。白髪部分はワントーン明るい茶色に。

 

 

 

 

撮影/小林愛香 ヘア・メーク/遠藤康弘、七浦彩香(ともに_TREE) 取材/竹下順子

 

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白髪染めすると赤くなる問題の解決法って?

2024年6月号

2024年4月17日発売

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