HEALTH

だるい、むくむ……夏から秋の「なんだかツラい」はふくらはぎのせい!

夏から秋にかけて、ふくらはぎがだるい、むくむ。脚が重いと寝つきも悪くなり、下半身が冷えるせいか肩も凝る。そんな美ST世代に増える「ふくらはぎトラブル」の対処法を自律神経からセルフマッサージまで紹介します!

 

 

\揉むだけ塗るだけでいきなり楽!/

 

 

 

「揉むだけ」
重要なのは頭と足先、カラダの末端をほぐして血流アップ

 

 

❶まずは頭皮をほぐして、血行促進。両手の第二関節でグリグリと全体をマッサージ。イタ気持ちいい程度の強さで。

 

 

 

 

❷好みのオイルを馴染ませ、足裏を手指の第二関節で上下にしごくように動かします。老廃物を押し流すつもりで。

 

 

 

 

❸土踏まずの辺りにある「湧泉」は特に念入りに揉みほぐします。両手の親指でグイグイとしっかり指圧。これだけでむくみや冷えに効果があります。

 

 

 

 

❹両手で足首を支え、かかとは反対側のひざの上に置いて固定。親指側に圧をかけながら、足首からひざ裏までしっかりと流します。滑りが良くなるよう、適宜オイルを補って。心地よく感じるまで数回行います。

 

 

 

 

❺ラストステップは、親指にさらに力を入れてひざ裏をプッシュ。数回行います。ひざ裏には、大きなリンパがあるので、老廃物をここに押し込むようにすると、むくみや冷えを撃退できます。

 

 

 

\髙橋ミカさんが指南!/

 

女性は40代から代謝が落ちる上、ホルモンバランスが乱れやすくなってきます。私自身43歳で出産してからはダイエットが難しくなり、ふくらはぎにダルさを感じるようになりました。セルフマッサージは頭と足先の先端からほぐして血流を活性化。そのほか、ハーブティーや腹巻などで体を冷やさないようにし、好きなアロマを焚き、ゆっくり過ごす時間を作って。ウッド系のオイルでの入浴もオススメです。

 

教えてくれたのは……ミッシィボーテ主宰 髙橋ミカさん
大手エステサロンを経て27歳で独立。’04年、ミッシィボーテをオープン。多数の芸能人・著名人からその技術を支持されているエステティシャン。1児の母。mishii.com

 

 

 


 

 

「塗るだけ」
マッサージに使えば冷えもむくみもなかったことにスッキリ!

 

 

(左から)アロエとオリーブのオイルで心地よくマッサージ。カレイドエビーチェ ペレアロエ CBアロエベラ&オリーブオイルハーブオイル 100㎖¥3,800(アダストリア)、2種のペッパーが脂肪の燃焼と排出をサポート。ロルロゼ ブリリアント ボディオイル 100㎖¥5,000(メルヴィータジャポン)、脚のむくみをケアし、使うほどにスッキリした脚へ。WG コントアリング オイル フォー レッグ 150㎖ ¥18,000(シスレー)、セルライトにもアプローチするジェルタイプ。ボディ フィット 200g¥8,000(クラランス)

 

 

 

 

ふくらはぎの重だるさは自律神経の乱れと加齢が原因です

 

美ST世代の女性がふくらはぎの不調を感じるのは、自律神経の乱れが原因。女性は35歳くらいを境に、自律神経の働きが乱れやすくなり、体中を巡る血液や水分のバランスが悪くなって、血流のポンプ作用を担うふくらはぎがうっ血。冷えや重だるさなど、不快な症状に悩まされるのです。これを解決するには、心身を興奮・緊張させる交感神経とリラックスさせる副交感神経が働く時間帯を整えることが大切。朝起きたら太陽の光を浴び食物繊維の豊富な朝食を摂って交感神経を目覚めさせ、腸内を活性化。ハイヒールは避け、日中に20分程度のウォーキング、仕事の合間の深呼吸やストレッチ、マッサージで血流アップ。夕食は腹八分目、入浴では浴槽に浸かる、出るの繰り返しを20分ほどして体を温め、ストレスはその日のうちに解消、深い眠りに就くという生活をすれば、自律神経が整い、ふくらはぎも全身もスッキリします。

 

教えてくれたのは……順天堂大学医学部教授 小林弘幸先生
日本体育協会公認スポーツドクター。自律神経研究の第一人者として、多くの著名人・トップアスリートの指導に関わり、「腸活」の提唱者としても話題に。著書は累計200万部を超える。

 

 

 

 

2018年『美ST』10月号掲載
撮影/大瀬智和(人物)、新井修一(静物) ヘア・メーク/Sai 取材/三尋木志保 

 

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一生元気に!自愛ビューティ

だるい、むくむ……夏から秋の「なんだかツラい」はふくらはぎのせい!

2024年5月号

2024年3月15日発売

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