HAIR

女優・篠原涼子さんが語る「どんな役柄にも影響する」体のパーツ

綺麗な髪といえばこの人、まるで絹のように美しくサラサラな篠原涼子さんの髪。女優として幅広い役柄を演じ切るうえでの演出も、すべてこのロングヘアがどこかでそっと後押ししていました。日々の丁寧なケア、その背景には髪を大切にする考え方がありました。

どんな表情も、綺麗な髪が演出のひとつです

髪の美しさや豊かさは、生命力に繫がっていると思うんです。子供の頃は何もしなくてもキラキラとしていた髪は生命力の塊。私にとって髪は、こうして「綺麗ですね」と言ってもらえる大切なものですが、年齢を重ねてツヤやハリやボリュームの変化も感じています。外側から何かを塗っても解決しなくて、頭皮の毛穴から、内側から綺麗にしないといけないって。

ワカメやヒジキ、昆布のお出汁を使った料理も好きで頻繁に作ります。溶岩ヨガは20年続けていて、コロナ禍で一旦休みましたがやっぱり運動しなきゃと最近再開し、週に3、4回。汗腺ではなく、天然の保湿クリームと言われる皮脂腺からの汗が出るんです。温熱効果でポカポカして髪も肌もしっとり感が続きます。

少し白髪も出てきたので根元だけこまめにリタッチカラーしています。その時にサロンでトリートメントもして、自分でも週に1、2回スペシャルトリートメントをします。

長年このロングヘアと共に生きてきて、髪とよく話し合ってきました。継続のケアはやっぱり大変だし、洗った後に自然乾燥でいいや、と思うこともありますが、そんな時は髪の一生を絵本仕立てで想像します(笑)。栄養がいっぱいの土の中で育って、毛穴を抜けて生まれてきた髪が〝うわーっ、ここはいい所だぞ〟ってイキイキ伸びていけるように。だから健康な頭皮でいなくちゃ!って奮起しますし、抜けた髪にはありがとう、と感謝の気持ちです。

ヘア・メークさんには〝涼子さんは撮られる時に髪がどこにあるかわかってる〟と言われましたね。華やかな人、クールな人…私が演じる役柄に、髪がニュアンスを添え、演出を助けてくれます。それにはやはり豊かな美髪が土台として必須。

乾燥からか、自分に合ったものが見つからないと感じた時期もありました。丁度そんな時にお声がけをいただいて、理想のシャントリを1年かけて研究・プロデュース。指通りや香り、容器の細かい使い勝手なんかも、手が伸びる動機になるんですよね。シャンプーを洗い流した時にキュキュッ、じゃなくてサラサラサラ…じゃないと嫌だとか、私が思う心地よさにこだわりました。髪の科学も改めて学び、ケアが一層面白くなってきたところです。

「髪が綺麗だと触るだけで幸せ!そんな気分が〝この人って何かいいな、元気になるな〟って周囲にも伝わると思うんです」

《Profile》
ʼ73年群馬県出身。ʼ89年デビュー。シングル「愛しさと せつなさと 心強さと」が大ブレイク。女優としても「アンフェア」「ハケンの品格」「ラスト♡シンデレラ」など数々のヒット作はラブコメから刑事ドラマまで幅広い。2019年は2本の映画で優秀主演女優賞、優秀助演女優賞をダブル受賞。今年はNetflixシリーズ「金魚妻」が世界配信。

《衣装クレジット》
ニット¥17,600(バンヤードストーム/エレメントルールカスタマーサービス)

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2022年『美ST』11月号掲載
撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY) ヘア・メーク/岡野瑞恵(storm) スタイリスト/清水恵子(アレンジメントK) 取材/金子美智子 編集/矢實佑理

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