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俳優・平山浩行さん「エルメスリップのような、さりげなくいいものが好き」

184cmの長身に優しい眼差しが印象的な俳優、平山浩行さん。栄養ドリンクの名作CMで美ST世代の心を奪い、以降さまざまな映画やドラマでの渋い演技で、名バイプレイヤーとして確かな存在感を発揮し続けています。
お話を伺って見えてきたのは、ご自身の美容にもこだわりを持っていろいろ選んでいらっしゃる姿。「これ見よがしじゃない、さりげなくいいものを使っているのが素敵」という平山さんに、ご自身の身だしなみや女性の美容への意識について語っていただきました。

男性にもスキンケアは大事。とにかく試さないと合うものも見つけられない

最近、クレンジングをするようになってから肌状態が改善しました。仕事で塗ったファンデが肌に残っていたのか、オイリー肌なのも相まって吹き出物が出たりして気になっていたんです。それまでは、クレンジングは女性だけのものだと思い込んでいました。洗顔料だけではなく、しっかり汚れを洗い落としてから潤いを与えると全然肌の状態が違うものなんですね。そういう点で、男性にとってもスキンケアはすごく大事だと実感しています。

高価なものである必要はまったくなくて、人それぞれ自分に合ったものがあると思うので、それが一個見つかればずっと使っていけばいい話。見つけるためにいろいろ試すのも楽しいですよね。僕も周りの美容に詳しい人からオススメされるものをヒントに、「これいいな」「男性向けでこんなものもあるんだ」と、自分で探すのも楽しくて。たまに妻のスキンケアを使ったりすることもありますよ!すごく新鮮です。「高いだけあるね!」と妙に納得します(笑)。

香りにこだわりあり。さりげなくいいものは会話のきっかけに

僕が今使っているのは、サンタ・マリア・ノヴェッラの化粧水。冬はクリームも愛用しています。香りも好きなんですよね。もともと香水は好きだったんですが、仕事のときはつけられないので、化粧水や乳液、ボディクリームやシャワージェルで香りを楽しんでいます。女性も男性も、大人は香りにこだわりを持つべきというのが僕の信条。常に持ち歩いているのは、シャトー・デュ・ボワのトゥルーラベンダーのエッセンシャルオイル。ロールオンタイプでナチュラルに香って邪魔にならず、リラックスできる。こういうものを男性は使うべきなんじゃないかな。

あと、最近すごく気に入っているのが、エルメスのリップバーム。プレゼントでいただいたのですが、使ってみたらものすごく良かった!会話のきっかけにもなりますよね。「あ、この人、一瞬いい香りがする」とか、「エルメスのリップバーム使ってるんだ」みたいな。周りに気づいてもらえるけどやりすぎていないというか、そんなさりげなさが素敵だなと思います。

普段から手をかけている人はノーメイクでも綺麗。努力は惜しまないでほしい

女性の美容についてですか?「美しさは内側から」と言いますが、やはり努力は惜しまないでほしいなと思います。諦めるのではなく、常に「綺麗でいたい」という気持ちが大事なんじゃないでしょうか。一日中家で過ごす日でも、少しだけメイクしてみるとか。
その人がずっとノーメイクなのか、たまになのかは見るとわかります。普段からしっかり手をかけて努力している人は不思議とノーメイクでも綺麗なんですよね。今日は肌を休めているんだなと映るだけです。

綺麗でいるには、「自分にはどんなものが合うんだろう?」と興味を持つことも必要だと思います。実際、素敵だなと思うのはナチュラルで自分の生まれつきのものをどう美しくするかに重きを置いている人ですね。
自分自身を認めたうえで、どう良さを活かすのか。そのためにはいろんな知識を得て、いろんなものを使って試してみて自分の好きな部分を見つけること…。結局はすべて繋がってくるのだなと、最近は思っています。

《平山浩行さんプロフィール》
1977年生まれ、岐阜県出身。2003年にTBS系ドラマ「高原へいらっしゃい」で俳優デビュー。近年は映画『本能寺ホテル』(’17年)、『昼顔』(’17年)、『ハルカの陶』(’19年)、ドラマではテレビ朝日系「仮面ライダーセイバー」(’20年)、テレビ東京系「おじさまと猫」(’21年)、テレビ東京系「寂しい丘で狩りをする」(’22年)などに出演。11月公開予定の、醸造家・安蔵光弘の半生を描いた映画『シグナチャー 日本を世界の銘醸地に』で主演を務める。同映画はニース国際映画祭最優秀作品賞を獲得。

《衣装クレジット》
スーツ ¥396,000、ネクタイ ¥33,000〈イザイア〉(ともにイザイア ナポリ 東京ミッドタウン ☎03-6447-0624)靴/スタイリスト私物

撮影を行ったのは……TUSK BAR
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ウエストウォーク1F  ☎️03-3478-9991
(営)月~金、土・祝前日:15:00-27:00、日・祝:15:00-23:00
セントラルニューヨークやロンドン、シドニーなど海外の各都市を彷彿とさせるカジュアルなバー。友人との待ち合わせや食事の後、飲み足りない時などにとても便利なロケーションとオープンな雰囲気が魅力的。

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撮影/前田 晃(MAETTICO) ヘア・メーク/面下伸一(FACCIA) スタイリスト/寳田マリ 取材/中田ゆき 編集/浜野彩希 撮影協力/TUSK BAR

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