SKINCARE

【シミ・シワ対策】美魔女流アンチエイジングは自力と他力のハイブリッド(後編)美容医療

こんにちは。【コーチング美魔女】関谷陽子54歳です。みなさんはお顔のアンチエイジング対策、どんなことをしていますか? 化粧品で保湿やリンクルケアをして、肌に良ものを食べて、肌に悪いものを我慢して、紫外線ケアをして、よく寝て、表情筋も鍛えて、それからそれから……

ほんと大変! でも日々のセルフケアって大切ですよね。毎日完璧にできなくても、肌のアンチエイジング対策の基本は、そういった日々の小さな努力の積み重ねだと思います。だけど自力でやれることには限界があります。そこで美魔女世代が取り入れたいのがプロの施術。自力でできない部分は他力に頼るハイブリッドアンチエイジング。後編は他力代表「美容医療」がテーマです。

そもそも、美容医療はエステと何が違うでしょうか?

ズバリ!
エステは快適。美容医療は痛い。
エステはケア。美容医療は治療。
エステは癒し。美容医療は気合。

金額はエステの方が安いです。

エステは長期的な体質改善や穏やかな変化や予防効果が見られます。美容皮膚科は即効性のある改善、明確な変化とピンポイントの予防が期待できます。私はどちらも好きですし、どちらも自分にとって必要だと思っています。美容医療で私が定期的に取り入れている施術は2種類のレーザー治療とボトックス注射です。

【レーザー治療】

①レーザートーニング
これは肝斑治療が主な目的のレーザーですが、毛穴の引き締め効果とシミ改善の効果もあるため、3か月に1回程度行っています。このレーザーは長い波長のため、真皮層までレーザーが届き、コラーゲンの生成を促すそうです。施術の感触としては、「ピピピピピピピ」という音と共に「チクチクチクチク」という感じの軽い痛みです。「ムズ痛い」くてちょっと嫌ではありますが、会話しながら施術が受けられる程度です。10分程度でレーザーは終わり、その後ビタミンCなどの美容成分をエレクトロポレーションという器具を使って肌の深い部分まで浸透させます。これは痛くはないのですが、時々歯に響きます。施術後は多少肌に赤みが残るものの、痛みも無く、施術後に予定を入れても特に困ることはありません。

②ダブロ
「切らないリフトアップ」と言われているレーザー治療。HIFU(ハイフ)という高密度の超音波治療器「ダブロゴールド」を使います。この治療では超音波による熱エネルギーが真皮中層~筋膜に直接働きかけ、たるんだ筋肉や皮膚を刺激します。真皮層と筋膜が凝縮作用を起こし、瞬時にリフトアップ効果が実感できます。またコラーゲンの生成が促されます。施術の感触ですが…私にとってはかなり痛いです。受ける前は「良し!頑張ろう!」と気合が必要です。

場所によって痛みは異なり、全く大丈夫な場所と、目の下やあごの付け根など、かなり痛い場所があります。
もちろん痛み方には個人差があります。レーザーを当てると「スチチチチチチ(だんだん大きくなる感じ)」というような音と共に痛みと熱が皮膚の中に入る感覚がします。顔の全体と首に、少しずつずらしながらレーザーを当てていき、施術は30分前後で終わります。痛いだけあって、効果は絶大!肌がきゅっと引き締まった感じになり、顔のラインもしっかりと引きあがります。

施術後は場所によってレーザーを当てた器具の形のような跡が少し残ることがありますが1~2日で消えます。お化粧をすれば特に問題はないので、施術後に予定を入れても大丈夫ですが、レーザートーニングよりも刺激が強いので、私はダブロの後には予定を入れないようにしています。ダブロを受ける頻度は年1~2回程度です。痛みや不快感については個人差がありますが、確実に言えることは、やはり医療行為というだけあって、セルフケアでは絶対にできない効果が期待できます。ただし効果が大きい分、ダウンタイムやリスクが全く無いわけではなく、肌質の個人差もあるので、施術を受ける場合は事前に良く調べたり、カウンセリングをしっかり受けることをお勧めします。

【ボトックス注射】

ボトックス注射とはポツリヌス菌から生産されるたんぱく質「A型ボツリヌス毒素」が局所的に筋肉の動きを弱める働きを利用して、眉間、額、目尻のシワを改善したり、エラの肥大を防止したりするものです。

私は力みがちなおでこと、笑いジワ改善のため目尻にボトックスを少し入れています。
おでこのボトックスが多過ぎるとまぶたが重くなり、目が開きにくくなります。目尻のボトックスが多過ぎると、笑った時に表情の動きがなくなり、不自然になることがあります。

私は多少シワが残るくらいの自然な範囲に留めておきたいので、どちらも通常よりも少なめにしています。
ボトックスはシワの改善効果と同時に、これからできるシワの予防効果もあります。

「ふわっとやさしく留める。」

以前、先生がそんな表現を使っていました。
まさに、将来的にシワが増えないように「フワっと留める」感じがベストだと思います。

施術の痛みは注射ですからチクチクします。
でも肌のごく表面に浅く差しているので、ほんの一瞬「チクッチクッ」とする感じです。会話をしながら施術を受けられる程度の痛みです。

針の刺さり具合によって、まれに術後に内出血が出ます。メイクで隠せますが、内出血が出ると完全に消えるまで1週間程度かかります。

施術後はメイクをすれば針痕は目立ちませんが、プチプチと数か所~十数か所に針を刺された後に出かける気にならないので、私はまっすぐ帰宅します(笑)

ボトックスの効果は2~3日後から現れ、1週間程度するとしっかり効果が出ます。その後3~4か月くらいで効果が薄れ、最後には全く元に戻ります。

ボトックスの頻度は特に決めていませんが、平均すると年2回程度です。

シワは気になるけど…でも笑う時は思い切り笑いたい!

以前こんな言葉を聞きました。

「40歳を過ぎたら、美容皮膚科で肌のケアをするのは大人のたしなみです。」

それまで、美容医療に対して敬遠気味だった私ですが、「なるほど」と妙に納得しました。
美容医療とナチュラルは相反するものかもしれません。
何を大切に考えるかによって、美容のために何をどこまでするのかは変わってくると思います。

美しさの定義は人それぞれ。
セルフケアとプロの技術を上手く組み合わせて、自分にとって心地よいアンチエイジングを目指す。
そんな美魔女になりたいと思います。

関谷陽子

コーチング美魔女 関谷陽子

53歳で長年勤めたテレビ局を退社し、ライフコーチの仕事をスタート。セッションをして、夢や目標に向かう人々の可能性を引き出すコーチング業で、お客様の内面が変化する姿を見るのが喜びです。いつかではなく、思い立った時に挑戦する行動力とパワー、内面との向き合い方、趣味のダンスと、発信したいことは溢れんばかりです。

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一生元気に!自愛ビューティ

【シミ・シワ対策】美魔女流アンチエイジングは自力と他力のハイブリッド(後編)美容医療

2024年6月号

2024年4月17日発売

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