【いくつ知ってる?】女性ホルモン基本のキ|ホルモンヌちゃんと学ぼう!

女性のライフステージは女性ホルモンによって大きく左右されることから、生涯を通じて健やかに過ごしていく上で、女性ホルモンをいかにケアしていくかが大切なカギとなります。そんな女性ホルモンの役割や、心や体に及ぼす影響を、美STの人気キャラクター・ホルモンヌちゃんと一緒に正しく学んで、美しく健康的に年齢を重ねていきましょう。

ホルモンヌちゃんがカムバック!
美ST世代が知っておくべき
女性ホルモン知識
を一緒に学びましょう

ホルモンヌちゃんプロフィール

2011年7月号でデビューし、2011年8月号から2016年12月号まで本誌で、女性ホルモンの正しい知識を広める長期連載を持っていた美STのアイドル・ホルモンヌちゃん。フランスのサントロペ生まれ。本名はフフゥンヌ・ホルモンヌ。チャームポイントは、卵巣イヤリングと手に持ったティースプーン。誕生日は10月26日。さそり座。身長はざくろ5個分、体重はざくろ3個分。好きな花はバラ。好きな飲み物は豆乳。
生理や妊娠、出産などのライフサイクルだけでなく、健康的な生活を送る上で女性の一生と切っても切り離すことのできない女性ホルモン。更年期など健康面のトラブルだけでなく、肌トラブルなど美ST世代が気になる美容面にも大きく影響しているんです。改めてホルモンヌちゃんと一緒に詳しく学んでいきましょう!
 

女性ホルモンのキホン①
女性ホルモンには2種類ある!

 
(厚生労働省委託事業 女性就業支援全国展開事業 女性就業バックアップナビ「働く女性の健康応援サイト」, 改変)
そもそもホルモンとは、体の様々な働きを調整する重要な物質。その中でも女性ホルモンは卵巣から分泌されるホルモンで、エストロゲンとプロゲステロンの2種類があります。 エストロゲンは卵胞ホルモンとも呼ばれ、乳房の発達などを促して女性らしい体をつくるだけでなく、子宮内膜を厚くして妊娠の準備をします。またコラーゲン産生を促して美肌・美髪を保つという役割もあり、女性の美容においても重要な役割をもつホルモンです。一方プロゲステロンは黄体ホルモンとも呼ばれており、排卵直後から分泌量が増える、いわば妊娠の準備のためのホルモン。基礎体温を上げ、受精卵が着床しやすいように子宮内膜を安定させ、妊娠後にはその状態を健やかに保ったり、乳腺を発達させる働きがあります。

特にエストロゲンは
髪・肌も美しく保ってくれる!
女性にとっての“守り神”

女性の美を司るホルモン・エストロゲン。エストロゲンは皮膚に潤いを与え、みずみずしい状態に整えてくれるので、お肌や髪をツヤツヤにする効果や女性らしい丸みを帯びたボディづくりにも不可欠なものになります。またエストロゲンは女性の美をつくるだけでなく、女性の体の機能と健康に大きく関わり、重要な働きをしているホルモン。エストロゲンには3つの効果があり、①心のバランスを整える作用のある神経伝達物質で、最近では「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンを活発にし、②自律神経のバランスを整え、③脳の血流を促進する効果も!そのため、エストロゲンが活発に分泌される間は体調も良く精神的にも安定した状態になります。エストロゲンはまさに女性が心身ともに輝くために不可欠な、女性の“守り神”といっても過言ではありません。
 
ホルモンヌ格言①

エストロゲンは女性の“守り神”

女性ホルモンのキホン②
女性ホルモンは月経周期で
分泌量に変動がある

(引用元:大製薬HP「女性の健康推進プロジェクト」)
エストロゲンとプロゲステロンは月経周期と連動して分泌量を変化させながら、女性の心と体に影響を与えています。
女性の体の周期は、月経、卵胞期、排卵期、黄体期の4つに分けられ、約28日という周期で発生します。月経が始まってから約2週間後が排卵期、月経後から排卵期になるまでが卵胞期です。この時期はエストロゲンが多く分泌されるため、肌や髪にツヤが出て、心身ともにイキイキとして安定するのが特徴。排卵期を終えると、今度は黄体期に入り、エストロゲンの分泌が落ち着いてプロゲステロンの分泌が活発になります。さて、このように周期によって分泌が変動する女性ホルモン。分泌量は多ければ多いほど女性にとって良いと思いがちですが、一概にそうとは言えません。例えばエストロゲンは女性器官に働きかけるホルモンですが、いわゆる女性特有の病気の発症や進行に関わっている場合もあります。逆に少ない場合には女性ホルモンの分泌が悪くなり、月経が止まってしまう場合も。特に早発閉経(40歳前に閉経すること)の場合は、心血管系疾患リスクが高まると言われています。
「女性の一生はエストロゲンの影響を受ける」などと言われますが、振り回されるのではなく、逆に女性ホルモンを味方につけ、コントロールするくらいの心意気が大切です。
 
ホルモンヌ格言②

女性ホルモンにも日々、波がある!

女性ホルモンのキホン③
年代によっても
分泌量は変動する

(引用元:大製薬HP「女性の健康推進プロジェクト」)
エストロゲンとプロゲステロン、この2種類の女性ホルモンは年代によって分泌量が変化します。特にエストロゲンは月経周期のような約1カ月の間に起こるものだけではなく、女性の一生涯にわたるライフステージの中で大きな波を描くように増減します。
エストロゲン分泌量は小児期、思春期、性成熟期、更年期、老年期と、女性のライフステージが順に移行する中で変動が起こりますが、思春期から性成熟期に移行する時期に急激に増加します。これはそもそも、女性ホルモンが妊娠に備えるために多く分泌されることが関係していて、20代前半から40歳前までのいわゆる女性の妊娠適齢期である性成熟期に女性ホルモンの分泌量がピークを迎えます。そして、40代ごろからエストロゲンの分泌量が減少し始め、50歳前後で卵巣からのエストロゲン分泌が止まる「閉経」を迎えます。この閉経をはさんだ前後5年の10年間を更年期と言い、エストロゲンの分泌量が乱高下しながら全体として急激に下がり、老年期には低値のまま推移します。

女性の“守り神”・エストロゲンを
味方につけて、
うまく自分の心や体と
付き合っていくことが大事

(「女性の健康支援者のためのTEXT BOOK」 厚労科研 荒田班 令和2年度報告書)
女性ホルモンの分泌と関連する体の変化で言うと、性成熟期には妊娠・出産に適した時期になる反面、女性ホルモンの分泌量の多さや毎月月経を繰り返すことで、月経前症候群(PMS)や子宮内膜症、子宮筋腫などの女性ホルモンの変動に関わる病気が増えてくる時期でもあります。人生においても結婚や子育て、昇進など公私ともにライフイベントが目白押しで、まさに目まぐるしく過ぎる日々の中で女性ホルモンの影響を多く受ける時期と言えます。
更年期はそれまで女性の心身を守ってくれていたエストロゲンの分泌量が急激に下がるため、ホットフラッシュやイライラ、関節の痛みなど様々な不調が現れやすくなります。更年期の時期は個人差がありますので、40歳くらいから始まる人もいます。
老年期はエストロゲン分泌量が低値のままとなるため、糖や脂質の代謝、血管機能の低下による高血圧や糖尿病などの生活習慣病の発症リスクの高まりや、骨密度の低下による骨粗鬆症にも注意していく必要があります。
毎日を快適でポジティブに過ごすには、女性のライフステージ別に起こる女性ホルモンの変化を把握した上で、自分の心や体と上手に付き合っていくことが大切です。
 
ホルモンヌ格言③

女性の人生は女性ホルモンが
味方してくれている!

お問合わせ先/大製薬 女性の健康推進プロジェクト
https://krs.bz/otsuka/m/womanpj

イラスト/今井久恵 図/大製薬提供 取材・文/本荘衣理佳

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