MAKE UP
メーク上級者がこぞって愛用する「アディクション」。〝なんかオシャレ〟な顔が簡単に叶うと、プロアマ問わず絶大な支持を集めるメークブランドです。一歩先行く色や質感で、使いやすさも兼ね備えているのは、アーティスト発想が根底にあるからこそなのです。
既成の美の価値観から離れて個性を大切にし、もっとメークを楽しんでほしい。世界の中心、ニューヨークで活躍する現役メークアップアーティストをクリエイティブディレクターに据えるからこその発想で、’09年にデビューした『アディクション』。誕生時、特に注目を集めたのは、パレットが主流の時代に自分で1色ずつ選ぶことを提案した33色のシングルシャドウ。チークやアイブロウなどと一緒に、自由に選んで1つのパレットに入れてサッとメークできることも時代にフィット。似合う色が見つかるよう、白、ベージュ、茶、黒の各6色を展開したことも話題に。忙しくてもテクニックがなくてもメークを楽しめると、オシャレ感度の高い人を中心に人気を集めました。その後赤のマットリップやニュアンスカラーのポリッシュなど、ヒットを連発し流行を牽引。’15年にはブランドの世界観を表した99色の『ザ アイシャドウ』を発売し、アーティストブランドとしての確固たる地位を確立しました。複数の質感を揃えるのは、色との掛け合わせで手早く本格的なメークが叶うから。市場の分析よりディレクターの天才的な感性を優先し、それを具現化する技術力によって、時代の数歩先行く提案が可能に。トレンドは後からついてくると確信しているのです。’20年にはクリエイティブディレクターを交代し、新章に突入。「その人らしさを大切にしたメークを提案する」というブランドミッションはそのまま、よりその人自身を映えさせる自然で楽しいメークを届け続けます。
『ザ アイシャドウ』の定番全99色を一挙公開。全5質感。特に「Mariage」は、濡れたように透けるラメ感が絶妙なヒットカラー。中央部分5色右上から時計回り:アディクション ザ アイシャドウ ティント Altamira、同 クリーム Deep Emerald、同 マット Bad Love、同 パール Cry Baby、同 スパークル Mariage 各¥2,200
「不慣れな色もアディクションなら挑戦しやすい」と評される所以は、計算し尽くされた色×質感の成せる業。’12年に発売されたクレヨンタイプのマットリップはスパイシーやダークな赤をマット質感にして大ヒット!「日本人女性の唇に赤を復活させた」と話題になりました。’20年発売の『ザ マットリップ リキッド』は思いきり笑っても、飲食したりしても鮮やかな色が持続。染め上げたようにじんわり色づき、オシャレなだけでなくマスクにつきにくいという点も人気を後押ししました。その他、手軽にツヤが出せる定番のリップスティックやぷっくりしたツヤが楽しめるリップ オイル プランパーなど他にない色や質感のリップを擁するのは、〝質感をコントロールするだけでイメージを一新できる〟との考えから。マスク生活で話題の『ストールンキス エンハンサー』はティントリップ『ストールンキス』の色づきを上げるため誕生したベースリップが単品使いで人気を得るように。今後も既成概念にとらわれずに発信される多様なリップを味方につければ、新たな自分に出会い続けられるはずです。
右上から時計回り:唇の水分量によって色づきが変わるから、自分だけの色が楽しめる。ほんのり血色感が出て顔色がよく見えるから、ご近所メークやマスクの下にも◎。アディクション ストールンキス エンハンサー ¥3,080、今っぽいツヤを求めて誕生。朝露のようにぷっくりしたツヤ感を表現。同 リップ オイル プランパー Bitten ¥3,300、既存15色のほかシーズンにより限定色も登場。シアーやサテン質感のリップスティックも選べる。同 ザ リップスティック エクストレイム シャイン Your Breath、同 Hurt Heart 各¥4,070、アイシャドウに次ぐブランドの代名詞的アイテム。発売時2020年下期には、ベストSSTコスメ大賞リップ部門1位を受賞するなど話題に。マットリップブームの先駆的存在。同 ザ マット リップ リキッド Bitter Walnut ¥3,520
アイブロウやマスカラなどの〝棒モノ〟やツール類も秀作揃い。メークポーチスナップでも、必ず登場するアイブロウブラシはプロにも愛用者が多い、ラフな太眉作りに不可欠な殿堂入り名品です。KANAKO氏がディレクター就任後に登場した新ブラシもまた秀逸。ショーのバックステージや撮影で、より自然で生き生きとした眉毛を表現するために自作していた幻の一本をもとに製品化したそう。同時に発売した、産毛までキャッチする超極細アイブロウマスカラや眉毛1本1本を繊細に描けるリキッドアイブロウと組み合わせれば眉メークが苦手な人も、洗練された眉が簡単に実現可能!意外にも、カラー眉ブームでも赤み系がないのはナチュラルなアイブロウを簡単に描ける製品を届けたいとの想いの表れ。一方、アイラッシュマスカラは、全10色とカラーバリエーション豊富。ただカラーをアクセントとして楽しむだけでなく同系色のシャドウと合わせてグラデを楽しむのがアディクション流。中にはまつ毛の存在感を消し、目元の美しさを引き立てるような色も。プロ目線の製品だからこその、使いやすさとセンスが凝縮されています。
手前から:毛質のコシと弾力、密度のバランスが絶妙。丸みを帯びたフォルムで、柔らかな印象に。アディクション アイブロウブラシ 02、ラインもぼかしも自在。さっと描くだけで様になる幅広ブラシ。同 01 ともに¥3,850、アートメークのように驚くほど極細の筆がリアルな眉毛を再現。マスカラと合わせてフレッシュに。パウダーやペンシルを足しても◎。同 アイブロウリキッド マイクロ 全4色 ¥2,750、軸の細いアイブロウマスカラが、産毛までキャッチすることで眉毛を太らせて存在感をアピール。同 アイブロウマスカラ マイクロ 全6色 ¥3,080、愛用者の声により’21年から定番化。顔料を多く含むカラーマスカラもウォータープルーフにすることで、カール持ちと発色を両立。同 ザ マスカラ カラーニュアンス WP Deep Plum、同 Starry Sea ともに¥4,180
’20年にはNYを拠点に活躍する新進気鋭のアーティストKANAKOが新クリエイティブディレクターに就任
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2023年『美ST』1月号掲載
撮影/吉田健一 取材/大山真理子 編集/浜野彩希
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2025年11月16日(日)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで
2025年11月16日(日)23:59まで
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