PEOPLE
X JAPAN・YOSHIKIさんの活躍が止まらない。与えられた恩寵に甘えず、おごらず、流されず。特別な人間だけが持つことを許された宝物を磨き続ける〝生き様プロフェッショナル〟な男をこれほど壮絶なまでに駆り立てるものとは? そこには天賦の才能に努力する才能、神が「二物」を与えた存在が日本を元気にする情熱の秘密がありました。
《Profile》
「X JAPAN」のリーダーとしてピアノとドラムを担当、数々の名曲を世に送り出したロック界のレジェンド。最近では、バンド「THE LAST ROCKSTARS」の活動開始を発表し世界中から反響が寄せられている。また、YOSHIKIの写真がデザインされた「楽天カード YOSHIKIデザイン」や、日本コカ・コーラ社とのタッグで生まれた「リアルゴールドX/Y」、最強のボーイズグループを世界に発信する「YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X」のプロデュース(オーディションの様子はHuluで独占配信中)、そして自身のワインブランド「Y by YOSHIKI」やシャンパーニュ「Y by YOSHIKI×CHAMPAGNE POMMERY」のプロジェクトなど多岐にわたる活動を精力的に行っている。
あまりに多くの仕事が同時進行しすぎて、YOSHIKIは実は10人くらいいるのではないかと言われたりしますが(笑)、もちろん僕は世界中でただ一人。どんな仕事もすべて最初から最後まで自身の目と耳、あらゆる感覚を使って全身全霊、全力を尽くして自己完結させています。
仕事に向かっているときの精神状態は尋常じゃないですね。僕には限界の基準がないんです。それは自分がこれまで様々な死に直面して生きてきたから。幼いころ父親が自死を選んで、あまりのショックで生と死を深く考えるようになりました。作曲を始めたのもそのころ。音楽だけが感情の起伏や葛藤を素直にぶつけられて、唯一無二の世界を表現できるものでした。音楽の中に身を投じてから、芸術は痛みをプラスに変えられるんだと知り、どんな苦しみや悲しみもその力を「生」に変換すれば、可能性に限界はないと気づいたんです。
父や友人たち、そして今年母も亡くして、そのたびになんで自分のほうが死ななかったんだろう、できれば代わりたかったと思ったものです。でも自分はこうして生きている。それにはきっと意味がある。心の痛みを音楽に変換したものを、受け取ってくれる方ができてからは、ファンの皆さんによって生かされているとも思うようになりました。
僕が作ったもの、表現するものを喜んでくださる方がいる。それなら生を全うする以外のチョイスはありません。生きてるうちに評価されたいと思いますし、そのためには努力を惜しみません。努力とか頑張るという言葉は、ロックではないように思われたりするかもしれないけど、僕は正真正銘本当に努力しているから躊躇なく言います(笑)。
今の僕があるのは、たぶん努力を厭わない、努力を続ける才能みたいなものが少しはあったからじゃないかな。努力していなければステージに立つことは恐怖でしかない。やるべきことを怠って自己嫌悪、自己否定しちゃうと不安な自分、弱い自分があらわれてしまいます。毎日、自信と不安の間を行ったり来たりしながらもファンの皆さんに求められるようにどんな瞬間も頑張っています。
僕たちは人前で演奏するパフォーマーですから、ビジュアル面でも努力はしています。定期的なトレーニングは欠かしませんし、食事管理にも気を使っています。普通の生活をしていたらこうはなっていないと思う。でも特別なことをしているわけではなくて。体にいいという情報を手に入れたら、お医者様に「本当にエビデンスはあるのか」と確かめるぐらい。
LAにいるときの朝晩のスチームサウナ習慣もドクターから「寒暖の差で負荷をかけるのはいい」と聞いて継続しています。それは精神面においても言えるらしいのですが、何でも平坦よりは、適度なストレスを与えるほうがメンタルも鍛えられるんだそう。だから僕はストレス歓迎派。前向き思考なので多少のストレスでも何でもポジティブに変換します。
もちろん時には気分が落ち込むことだってありますが、時間は1日24時間、みな平等。その限られた時間をいかに有効に前向きに使うかが大事なんじゃないでしょうか。…と言うとどんな瞬間も手抜きしないで生きているように思われるかもしれませんが、そんなことはないですよ(笑)。作曲して譜面を書いて、少し掃除もして。
一度に3つ4つのことを平行してできるタイプです。トレーニング中も英語のポッドキャスト、特にモチベーションがアップしそうなスピーチを聴いています。それも1.5倍速で(笑)。そう考えるとアーティストとしての音楽制作やコンサート活動だけでなく、プロデューサーを務めるオーディション番組「YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X」や日本コカ・コーラさんとのタッグで生まれた「リアルゴールド X」「リアルゴールド Y」、他にもワイン、シャンパーニュ、着物の制作など、多岐に渡るプロジェクトを抱えている現状は僕の生き方を象徴しているのかもしれませんね。
2023年『美ST』2月号掲載
撮影/Maciej Kucia(AVGVST) ヘア・メーク/Takaki Toshihiro(SEED&beauty) スタイリスト/渡辺康裕(7B) 取材/柏崎恵理 編集/伊達敦子
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