HEALTH
自分自身に向き合う貴重な時間で、体も心も休められるお風呂タイムこそ、有効活用しないともったいない!長い時間を割くのはなかなか難しい忙しい美ST世代、短時間で最大効果を出すお風呂の入り方のポイントをしっかり押さえて。
食事や運動は効果がわかるまでに時間がかかりますが、入浴は翌朝すぐに効果を実感できる最高のタイパ美容法。
美ST世代に取り入れてほしいのは「マインドフルネス入浴法」です。方法は①40度以下で自分が「あぁ、気持ちいい」と感じる温度の湯船に全身で浸かり②首の後ろにタオルを置いて、頭を面で支えられるようにバスタブの縁に頭を固定③手を浮かせて浮力を感じながら10分程度呼吸に集中する。
意識を呼吸に集中させて、息を吸うと体が浮き、吐くと沈むと感じているうちに心も体も解放されて、〝マインドフルネス=無の境地〟を感じられるはずです。このあとぐっすり眠れば翌朝は爽快な目覚めに。肌ツヤも蘇るでしょう。
入浴や睡眠の改善カウンセリングを行うSleepLIVE代表。科学的根拠のある実践的な指導が人気。睡眠・入浴に関する書籍多数。
お風呂で湯船に浸かることの一番の効果は血行が促進されて老廃物を排出しやすくなり、血流によって栄養素が体中にまわり疲労回復を助けること。夏は体感温度が上がるので、38度〜40度くらいのお湯に肩まで10分程度浸かってください。おでこにうっすら汗をかくと、体の深部体温が0.5度程度上がり芯から体が温まった証拠と言われているのでこれを目安に。
美肌の視点からは15分以上の長風呂はお湯に皮脂や保湿成分がとけだし乾燥を招く原因となるので注意。半身浴は気持ちいいですが、肌の保湿成分を守るという点からはおすすめできません。炭酸系入浴剤を取り入れると血流がよくなり、使わない時よりも体の深部温度が短時間で上がってタイパに。
大学時代に交通事故の後遺症のリハビリで湯治を体験し、その効果から温泉に目覚める。総入湯数は2,400以上!入浴のメカニズムも熟知。
2023年『美ST』9月号掲載
撮影/須藤敬一(人物) モデル/吉村ミキ ヘア・メーク/Sai スタイリスト/MaiKo yoshida 取材/安西繁美 編集/浜野彩希
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2024年12月16日(月)23:59まで
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