HEALTH

アンチエイジングにおすすめ!ほったらかしてレストランの味になる【低温調理器】の魅力

近ごろ肉食美魔女の間で話題の「低温調理器」。低脂肪・高たんぱくで比較的安価な赤身の牛肉から、鶏肉、豚肉まで、アンチエイジングに欠かせないお肉をプロ級の美味しさに仕上げてくれる優れものです。これがあれば、おもてなしも作り置きも思いのまま!

「肉を食べるなら低温調理」そんな美女が急増中!

「美魔女コンテストで一時燃え尽きて(笑)やつれてしまったので、意識的に肉食+ワークアウトで筋肉をつけているところ。低温調理器は肉食習慣の強い味方ですね。安くてパサつきがちな肉も、絶対失敗したくないお高めな肉も美味しく調理できるのが魅力」

いろいろある低温調理器

低温調理器は製品によって形状や大きさ、出力パワーなどが異なるので、自宅で使いやすいものをしっかり選びましょう。

低温調理器って?

温度を設定して湯煎する機器のこと。別名・真空調理器。食材をベストな温度で火入れできます。肉などのたんぱく質を加熱すると、50℃あたりから変成し始め、70℃を超えると固く縮んで旨みを含む水分(肉汁)が流出します。とはいえ食中毒菌の殺菌には加熱が必須。やわらかさと肉汁をキープして安全に食べるなら、一定の温度を保つのが得意な低温調理器の出番です。

低温調理器のメリットは?

かたまり肉でも均一に火が入り、パサつきがちな低脂肪の肉も旨みを逃さずジューシーに仕上がります。スイッチを入れたらあとは放置するだけだから楽チン。ただ、食中毒菌の増殖を防ぐための注意は必要。適切な温度設定ならあまり硬くなることはないので、迷ったら加熱時間は長めに。

どんな素材にも使えるの?

牛、豚、鶏、鴨、羊、馬……といったあらゆる肉類のほか、魚介類(サーモン、マグロ、サバなどの魚、イカやタコ、ホタテ、カキ、アワビなどの貝類)、野菜、スイーツまで、素材に応じた適正な温度で加熱できるので、通常の火入れではかなわない素材本来の旨みや食感が味わえます。

低温調理器の上手な選び方は?

まず確認したいのは製品が日本規格かどうか。輸入品はプラグの形状が異なる場合があり、変換アダプターが必要なことも。また、低温調理器には水を張るための深めの鍋(または耐熱の容器)が必要なので、サイズの確認もお忘れなく。出力は800Wが一般的、1,000W以上ならハイパワー。出力が高いほど加熱スピードやパワーもアップします。

基本的な調理法は塩→密封のみ

温度と時間を設定し、水温が設定温度に近づいたら食材を投入。密封する際は水に沈めると簡単。食材が浮いてくる場合はクリップなどで固定を。お好みで焼き目をつけて切る。

キレイを目指す40代はもっとお肉を食べていい!

たんぱく質は、筋肉、肌、髪、爪、歯茎など、女性の美を形成するための必須要素。推奨摂取量は40代の女性で1日50g。肉に含まれるたんぱく質の量はざっくり言うと100gあたり20gなので、1日250gの肉を目安に、こまめに食べるのが正解です。牛赤身肉なら鉄分、鶏むね肉ならイミダゾールジペプチド、豚ヒレ肉ならビタミンB群の補給にも役立ち、トータルに美をサポートしてくれるので、ダイエット中でもしっかり食べるようにしましょう。

2020年『美ST』4月号掲載
撮影/小林愛香、日置武晴 料理/植松良枝 フードコーディネート/中山暢子 スタイリング/中村弘子 取材/伊藤由起 編集/佐々木 遼

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