美容家・川邉サチコさんに学ぶセンテナリアン時代【美しく歳を重ねる】15のアドバイス

「人生100年時代」の現代、80歳を迎えても颯爽と生きるマダムたちは憧れの存在。時代の先頭を走り続ける先輩の言葉は、美しく年齢を重ねるヒントで溢れています。経験の数だけ豊かで魅力的になれると思えれば、これから先がもっと楽しみになる。美先輩・川邉サチコさんから、悩み多き私たちへのメッセージをいただきました。

今、必要なものをじっくり見極める。その積み重ねが未来の自分を決めると思います

川邉サチコさん 82歳 トータルビューティークリエイター
女子美術大学卒業後、パリでメークを学びディオールやシャネルなど数々のコレクションで活躍し、デヴィッド・ボウイなど世界的なスターも手がける。現在は渋谷のKAWABELABで女性へのビューティアドバイスを行う。

美の大先輩・川邉サチコさんに聞いた15の質問

Q. 美しく生きるための心がけは?
A. 健康で前向きな気持ちが大事
仕事を通じたいろいろな出会いと刺激が美の源。そのために自身の心と体が健康なことが大切だと思います。

Q. 40歳から始めたことは何ですか?
A. 早朝のウォーキングと週に2回の水泳
さらに、筑波大学でも教鞭を執られている高橋玄朴先生の「セロトニン呼吸法」で心身をケアします。

Q. 毎日続けている習慣は?
A. 歯磨きしながら〝かかと落とし〟
20代からずっと続けています。骨密度のUP、ふくらはぎの引き締め、脳の活性化など嬉しい効果が。

Q. グレイヘアにし始めたのはいつから?
A. 6年前から
白髪にアッシュ系のブロンドカラーを入れて立体感を出すことで、エレガントな雰囲気を楽しんでいます。

Q. 健康に一番大事なことは?
A. 流行にむやみに飛びつかないこと
食も運動もトライ&エラーを繰り返して必要なものをじっくりと吟味。楽しみながらコツコツ続けています。

Q. 歳を重ねても美しくいるために大切なことは?
A. 今の自分を〝認める〟こと!

鏡で現状をきちんと直視すれば、おのずと今の自分に何が必要なのかが見えてきます。歪みのないフランス製のアルパンの拡大鏡を長年愛用。小さいものは常にバッグに忍ばせています。

Q. 最近お気に入りのコスメは?
A. 化粧水を色々使っています

化粧水は肌の状態や季節に応じて色々と使い分けています。今のお気に入りはゲランのオーキデ。肌が揺らいだときはドクターズコスメを使うことも。

Q. 使い続けているコスメはありますか?
A. 10年以上愛用しているフランスのジャン・デストレ

肌にハリと潤いを与えてくれる「3D-R クレーム ヴ ィサージュ プルミエール(写真右)」を愛用。これに プラセンタなどの濃縮美容液を混ぜて使います。

Q. 美しい豊かな髪を保つ秘訣は?
A. ブラシは3つ使い分け

まず猪毛製の硬めのブラシで頭皮の血行を促進。次に毛足の長いブラシで全体をしっかりブラッシングして、その後、毛足の短いブラシで表面にツヤを出します。仕上がりの美しさに格段の差が出ます。

Q. 運動を始めてから変わったことは?
A. 姿勢が整いました

全身の筋力と体力を高めるために、スイミングに週2回。体の歪みを整えるように泳いで、水中ストレッチ。私のリラックスタイムです。

Q. 食生活で気を付けていることは?
A. 腸活が基本

毎朝ヨーグルトにコラーゲンパウダーとはちみつを混ぜて食べます。細胞や骨の形成に必須なコラーゲンやカルシウムを摂り、同時に乳酸菌で免疫力もUP。

Q. 飲んでいるサプリはありますか?
A. クリニックで定期的に処方してもらっています

2カ月に1度は病院で健診を受けて、ビタミンC、E、Bコンプレックスを処方していただきます。目の疲れに良いルテインのサプリと一緒に毎日飲んでいます。

Q. 生きがいは何ですか?
A. 大好きなオシャレ!

グレイヘアにしたら、メークもフ ァッションも似合うものが変わりました。新しい自分を発見! オシャレを楽しむワクワク感で、気持ちが明るく前向きに。

Q. ファッションでの一番のこだわりは?
A. 靴。気分の上がるローヒールを集めています

レペットやルブタンのローヒールシューズをその日の気分で選んでいます。歩きやすいのでサロンワークはもちろん、お出かけも苦にならずアクティブに!

Q. 心の平穏を保つためのもの何かありますか?
A. 愛猫や娘との時間

娘のちがやは、公私にわたる良きパートナー。厳しいコメントもしてくれるので、自分を振り返るきっかけになります。愛猫ココは永遠のライバル(笑)。
2020年『美ST』6月号掲載
撮影/吉澤健太 取材/奥原京子 編集/小澤博子、浜野彩希