40代の不調はたいてい「胃」のせい!

病院へ行くほどでもないけど、スッキリしない、やる気もでない……。度々起こるプチ不調。健康にも気をつかっているのに、どうして?とお悩みの方も多いのでは。実は、私たちが意識せずに酷使してしまっている〝胃?が原因かも。胃にイ~生活で改善しましょう♪

 

 

イライラ、疲れ、乾燥……
その悩み、全部「胃」の不調が原因です

 

 

[すぐにイライラする]

「刺激物や甘い物の食べすぎ、過度なストレスなどがかかると胃の中に熱がこもり気血の流れが滞るためイライラ、怒りっぽい状態が生じます(川辺さん)」。「食べすぎや食事の質が悪い人が多く、そのような人たちは胃の消化や排泄が上手くいかず、常に胃が重く体がどよ~んと不快症状に。ちょっとしたことでイライラしがちに」(蓮水さん)。

 

 

 

[疲れやすくてだるい]

「暴飲暴食や過労、ストレスなどが原因で気が作られるとされている胃の消化吸収力が低下すると、食べたり飲んだりしたものを効率よく〝気=エネルギー〟に変えることができなくなるのです。気は人が活動するための重要なエネルギー源です。この気の量が不足すると、体がだるい、疲れやすいといった症状が出やすくなるのです」(川辺さん)。

 

 

 

[肌が荒れたり、乾燥がひどい]

「胃の機能が低下すると、全身に栄養が巡らなくなり肌荒れを起こし、また十分な水分補給ができないため、どんな高級コスメを使ってもなかなか乾燥が治らないという症状に。慢性になればなるほど、胃の働きは無視できないのです。胃が乾いていては体に熱がこもるばかりか、肌に潤いをもたらすことができません」(川辺さん)。

 

 

 

[下っ腹がポッコリしている]

「このタイプは胃が弱く、小麦粉を使ったフワフワのパンや野菜スープ、鍋物などやわらかい物が大好き。胃の力が弱くなると噛まずに食べられるものに偏って、さらに胃が弱くなるのです。ずん胴で下腹ポッコリなうえに、顔も垂れてバストも垂れるといった状況に。人間関係にひとりでクヨクヨ悩むタイプに多いんです」(蓮水さん)。

 

 

 

[唇が乾燥する]

「乾燥する時季ですが、季節を問わずにリップクリームでケアしても唇の乾燥が治らないという人も多いようです。唇には、胃腸などの消化器の状態が表れるといわれ、暴飲暴食などで胃腸が弱っていると唇が荒れやすくなるのです。口角が赤く切れるといった症状は、脂肪過多か胃壁が荒れているので、胃を休めましょう」(古尾谷さん)。

 

 

 

[髪が薄くなってきた]

「胃の働きが弱ると、各臓器への血の巡りが鈍くなり頭皮への血液循環も悪くなることで、毛髪の育成にも影響がでてきます。胃の働きが衰えることで、摂取した栄養成分がしっかり取り入れられなくなり、毛髪に栄養素の配分が行われなくなってしまうのです」(川辺さん)。

 

 

改善方法をご紹介!

 

体の内と外、両方からのケアで胃も肌も体もい?い調子に!

 

 

改善法1

お湯に生姜とはちみつを入れてつくるハーブティーを飲む

「生姜は体を温めるので動きが鈍くなった胃に効果的。自然の甘みのはちみつと合わせお湯で割って」(川辺さん)。「〝出せる体〟には、温かい飲み物での水分補給が大切。胃にやさしいジャスミンティー、カモミールなどの黄色いお茶が最適です。出したら飲む、を習慣づけましょう。緑茶、紅茶はタンニンが強く胃を荒らすので気をつけて」(蓮水さん)。

 

 

 

改善法2

かぼちゃさつまいもなど黄色の食べものを摂る

「東洋医学における五行論による考えで脾胃に対応する色は黄色。食べ物の味でいくと甘(人工ではない自然の甘み)となります。かぼちゃ、さつまいも、大豆などが最適。また強いストレスを感じたりすると胃に負担がかかり相克関係にある肝臓に影響するので、肝に効く緑黄色野菜や適度な酸味のある酢の物などを摂りましょう」(川辺さん)。

 

 

 

改善法3

不満ばかり口にしない

「胃は不快の感情がたまりやすい場所です。いつも物事に不快を感じていたり、不満ばかり口にしていると、脳の中は常に不快な状態になってしまうのです。このような精神状態が原因で、胃の調子をおかしくしている方が多いと感じることが多々あります。愚痴はほどほどに、こころの状態が悪くなれば体の状態も悪くなるのです」(千葉さん)。

 

 

 

改善法4

朝、温かい豆乳にシナモンを入れて飲む

「胃が弱っていると、朝は食欲がなく何も食べないという方が多いはず。温かくした豆乳に血行を促進する効能のあるシナモンを振りかけて、ゆったりといただくのがおすすめです。程よい満足感もあり、温かいものをゆっくりいただくことでリラックス効果も。はちみつを入れて、おやつとして取り入れてもいいでしょう」(古尾谷さん)。

 

 

 

改善法5

足の甲をカイロで温める

「肩や首の凝り、イライラ、眼精疲労、薄毛などの症状がある人は、気や血が体の上のほうに集まりやすい傾向が。足の甲をカイロで温め、気と血を体の下のほうに下ろしてあげると流れが整います。また、足の親指と人差し指の間から2~3㎝ほど下の足の甲にあるツボ『太衝』を親指でゆっくりと5秒刺激×5回押すのも効果的」(川辺さん)。

 

 

 

改善法6

膝の下にある足三里というツボにお灸を

「胃もたれ、便秘や下痢の症状がある人は胃腸の虚弱体質の可能性が。膝のお皿のくぼみから指4本程下の外側に位置するツボ『足三里』は万能養生のツボとして知られ、胃の不調にも効果あり。左右の脚のツボに家庭用のお灸でケアを。また、シールタイプの置き鍼をおへそを囲うよう上下左右2㎝の所に4つを貼るとさらに効果的」(川辺さん)。

 

 

 

改善法7

やまいもを摂る

「日本では『山のうなぎ』といわれ、漢方薬としても利用されるほど滋養強壮効果が高いやまいも。消化のよい食品としても知られ、胃の疲れをとる効果も期待できます。やまいもに含まれる酵素などの働きで胃腸によけいな負担をかけず、逆に胃腸強化も。胃腸虚弱で体力も気力もないような方には積極的に食べてほしい食材です」(古尾谷さん)。

 

 

 教えてくれた先生は?

 

銀座ハリッチ 総院長
川辺なおさん

表面だけでなく、体の内側から本当に美しくなる美容鍼灸を研究しオリジナルの施術で提案。悩みを解消し、その効果の大きさにモデルやタレントからも絶大な信頼を得ている。

 

台所漢方 漢方栄養士
古尾谷奈美さん

本草学(薬草植物学)を研究。東洋医学の原点である『食』の大切さを軸に、漢方及びその考え方を取り入れて、健康で美しい生活を送るための新しい漢方ライフを提案している。

 

体型研究家
蓮水カノンさん

体重ではなく、体型を整えることを重視したダイエット法を提唱。青山サロンでのカウンセリングを重視し、痩せるだけでなくバストアップもできるレッスンは大人気。新刊「おデブの言い訳」(KADOKAWA)が発売中。

 

千葉カイロプラクティック研究所 治療家
千葉英士さん

ゲストの体調や症状を聞きながら脈を診て原因となる部分を瞬時に見抜き、独自の施術法で治すハイブリッド治療家として話題に。通常は青森、定期的に東京で治療を行っている。

 

 

 

イラスト/高橋ユウ 取材/半田典子