美しすぎる画家・小松美羽さんの美しさを作るアートの世界

芸術は究極の美の形が具現化されたものだから。それを生み出すアーティストたちが美しいのは、当然かもしれません。日々、美と真剣に向き合っているからこその美オーラ。美は内面から、と確信できます。

瞑想し、祈り、見えない世界を感じ描き進める。美人とは限りなく〝無〟に近い人

お話を伺ったのは……画家 小松美羽さん(35歳)
瞑想で一日が始まります。胡坐をかき、蝋燭を立てて、頭の中に作ったミニシアターに映り込む世界を導きだすのです。普段描く神獣など自分の残像をうまく操れると何か見えてくる。それをスケッチし描いた絵から、鑑賞してくれるすべての人が見えない世界と繋がり、魂が癒され、幸せな気持ちになってほしい、それが私の人生の役割です。だから常に祈りながら描いています。子供のころから神の世界を信じていました。20代後半にタイの聖者に瞑想を学んだとき、「魂が成長するには肉体を磨くことではなく、魂を磨くこと」と教えられました。それには、嘘をつかない、人を傷つけない……など生きていると難しいことばかり。でも意識するようになり私の画風は変わり、今に繋がりました。以前はあの人美しい、この人は違う?などと思いましたが、比較は魂の成長の妨げ。だからすべての人や物を今は美しいと感じるんです。
東京・長野のアトリエで日々制作する一方で、7年ほど前から国内外でライブペイントを行っているそう。巨大なキャンバスに直接絵の具を出し、筆や指で一心不乱に描く姿はまさに神の領域と話題になり、入場制限がかけられるほどの人気イベントになっています。
Profile
’84年長野県出身。女子美術大学短期大学部を卒業後、独自の死生観を描いた銅版画「四十九日」で注目を集め、’14年出雲大社に「新・風土記」を奉納。’15年には有田焼とのコラボ「狛犬」が大英博物館に所蔵。国内以外にも、台湾・香港などで個展を開催しすべて完売。

小松美羽さんの作品

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狛犬や龍、ユニコーンなどの聖なる領域の神獣の世界観を描き出し、年間約200作品を発表。今乗りに乗っている新進気鋭のアーティスト。世界三大博物館の一つ大英博物館にコレクションの「天地の守護獣」(1)と島根県の出雲大社神祜殿に奉納された「新・風土記」(2)。目の部分にダイヤを埋め込み、出雲という土地のパワーに作品と宇宙を繋げている。MAISONCHRISTIAN DIORのオフィシャルアンバサダーも務める。

ライブペイント前にはお祈りするのが習慣です

’14年出雲大社に作品が奉納される前に、出雲という土地、神様、見に来てくださった方々に感謝をし祈りを捧げました。作品は1カ月出雲に滞在し描いたそう。
SMBC信託銀行プレスティア日本橋支店で開催のアートブランチにて4/20~10/16まで小松さんの作品が鑑賞可能。☎03-5203-5436 無料

2020年『美ST』6月号掲載
撮影/吉澤健太 ヘア・メーク/RYO 取材/安田真里、山田頼子 編集/小澤博子、桐野安子