HEALTH
年間を通じて気温の高いタイや地域によって気候が異なるインド、高地に位置し、空気が乾燥して日差しの強いチベット、日本とはなじみの深い中国、韓国、台湾。それぞれの自然環境や人々の暮らしに思いをはせながら、お茶を楽しんでみて。
●客家(はっか)に古くから伝わる「食べる」お茶
中国大陸から台湾、アジア各地へ移り住んだ客家の伝統茶。素材をすって粉末にし、湯で溶いていただきます。滋養強壮、美容にもよいといわれます。
白ごま、黒ごま、かぼちゃの種、ピーナッツ、茶葉、抹茶などをすり鉢ですり合わせてペースト状にし、湯を注いでとろっとしたところで米パフを浮かべて飲む。
●乾燥し日差しの強い高地で暮らす人々ののどを潤すお茶
現地では、発酵茶にバター、塩、乳を加え、何度も撹拌して作るとか。乾燥した高地でのどを潤し、脂質、たんぱく質を補う暮らしの知恵でもあります。
濃いめに煮出した紅茶に塩(飲みづらい場合は砂糖)を混ぜ溶かし、バターを浮かべて飲む。
●香ばしくてほんのりと甘いノンカフェイン茶
苦味はほとんどなく、とうもろこしの風味がやさしいお茶。ひげを使ったものは、少しほろ苦いのが特徴。各種ビタミンが含まれ、カリウムの補給にも役立ちます。
とうもろこしの実やひげを干してカラカラの状態にし、香ばしく煎ってから煮出して飲む。
●甘く爽やかな香りはリラックス、消化促進にもお役立ち
タイで最もポピュラーなハーブのひとつがレモングラス。疲れたとき、元気が出ないときのリフレッシュに最適です。葉の部分はポットに入れ湯を注ぐだけでOK。
レモングラスの茎の部分を包丁の柄でたたき煮出して飲む。
●8種類の素材を自由に組み合わせて見た目も楽しむお茶
中国全土で親しまれている漢方茶。家庭によってレシピは違うので、美容によいものを組み合わせても。お茶を飲んだら、茶碗に残った素材を食べる楽しみも。
なつめ、クコ、薔薇花、菊花、サンザシ、干しぶどう、ごま、白きくらげ、陳皮などを好みや目的に合わせて組み合わせ、湯を注いで飲む。甘みは氷砂糖で。
●ホールスパイスを贅沢に使った濃厚なミルクティー
使うスパイスの種類や量は、家庭によって異なりますが、数種類入れるとリッチな味わいに。特にしょうがやシナモンは体をじんわりと温めるので、温活に最適です。
しょうが、シナモン、クローブ、カルダモン、ローリエなどのスパイスを湯で煮出してから紅茶の茶葉を入れ、牛乳を加え、茶葉を煮出して飲む。
2020年『美ST』10月号掲載
撮影/小林愛香(静物) フードコーディネート/中山暢子 取材/伊藤由起 編集/小澤博子
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