イガリシノブさんの秋メーク【目元美人】な40代は「左右」ではなく「上下」盛りが正解!

目力の方向性は〝左右に強く〟より〝上下にジュワッと〟。色のグラデで無理に大きく見せるより、毛やフレームを操って生まれながらにハッキリしているように見せるのが今っぽい。マスクやZoomで間延びした顔のバランスも自然と整います。

目の大きさを上下に広げてマスクでもオンラインでも映える上半顔美人メークに

今やメークはトレンドより、自分で決める時代です。コスメが進化して馴染みやすい色が揃ってきているから、質感さえ間違えなければ好きな色を塗っていいんです。特に今は目を盛りたい気分かな。上下に色を使ったアイメーク、可愛いですよね。まつ毛で目の印象を深くするのがマイブーム。昔みたいな色のパワーで左右に大きく強く見せるような目じゃなく、「もともと毛が多く、目の印象が濃いです!」という目なら、揺るがない意思を感じさせながら柔軟性もあって、今の大人にピッタリでしょ? そのために復活させたいのがマスカラ。マスカラを上下に塗るのなんて10年ぶりくらいだけど、目を上下にしっかり開くと、口と目が近づいて間延び感も薄まります。マスクの影響もあって下にも塗って目を下げたほうが顔のバランスがとりやすいんですよ。色は漆黒よりカラーに挑戦してほしい。オススメはグリーンかな。アイライナーも同系色で整えて、アイシャドウはちょっとラメを含んだマットな質感を選んでジュワッと上下を囲めば、今っぽいバランスになれます。塗り方を守れば寒色でも暖色でも似合うし、リップも潤いマットなテクスチャーだけ間違えなければ何色でも平気。アイメークを重視するとリップの自由度まであがるんですよ。
教えてくれたのは……ヘア・メークアップアーティスト イガリシノブさん
メディアやイベントのほか、コスメプロデュースも手掛け、今年は「BABY MEE」という新ラインも誕生。独自の感性で表現されるメークの裏には綿密な理論あり。

完全図解!イガリさんの大人の盛り目メーク

昔の盛り目はキワを濃くするグラデで目力命だったけど、今欲しいのは〝ジュワッと感〟。キワの色は抜き、コスメの質感を変えることで骨格を操作して、元の目が大きいんだと錯覚させて。質感と塗り方さえ覚えれば、シャドウのどんな色も自由に楽しめますよ。

➊アイシャドウで虹をかける

A→Bの順でまぶたを整えたら、メインカラーのCを上下に塗ります。ジルスチュアート 15th アニバーサリー アイシャドウコンパクト〈ポーチ付き、9月18日限定発売〉 ¥8,000(ジルスチュアート ビューティ)
虹をかけるようにまぶたを整える
メインカラーを指で重ねて
緑ライナーでぐるっと囲む
キワを外したアイホール中央のくぼんだ部分に明るい色(A)→アンバー色(B)を虹のようにワイプ塗りでまぶたを整えます。上から主役色(C)を同じ場所に重ねて。下も涙袋まで広めに。キワは上下ともグリーンライナーで縁取り。

➋10年ぶりに上下マスカラ

グリーンマスカラはグリグリ塗らず軽く当てるだけ。下まつ毛は中央に。黒や茶はハッキリ、紺はスッキリさせる一方、グリーンならフォルムを自然に残せます。MiMC ミネラルロングアイラッシュ 04 ¥3,800(MIMC)

➌グリーンラインで目を丸く

まつ毛ギワを目尻から目頭まで緑のアイライナーで埋め込み。グリーンの縁取りがくすみと重なると、形を強調せず自然な丸みに見える作用が。ベイビーミー ニュアンスカラーライナー グラスグリーン ¥980(clue)

➍目の下は骨格までトーンアップ

下まぶたに幅広く色をのせるときは目の下の肌をキレイに整えます。トーンアップ下地を重ねファンデ量を減らすと色馴染みがアップ。ヴォワールコレクチュールn SPF25・PA++ ¥6,500(クレ・ド・ポー ボーテ)
2020年『美ST』10月号掲載
撮影/嶌原佑矢〈人物〉、五十嵐 洋〈静物〉 ヘア・メーク/千吉良恵子(Cheek one) スタイリスト/菊地ゆか 取材/大山真理子 編集/長谷川 智