MAKE UP
ウィズ・マスクの毎日で、一番目立つのは「眉」。今の眉に問題があるなら、もはやスルーできません。マスクより上だけで印象が左右されるからこそ、毎日のメークで印象をアップしたい。1本のブロウジェルの効果に対する驚きから始まって、今までの眉メークの誤りと「美眉とは何なのか」まで辿り着くとは、美容は奥深く面白い。〝転んでもタダでは起きない〟美容シリーズ第2弾は「眉メーク」です。
クリアブロウジェル ¥3,000(アナスタシア ミアレ)。眉毛一本一本をスタイルキープ成分でコーティングし、自然に眉毛をホールドして整える眉毛スタイリングジェル。眉の個性によって毛を持ち上げたり分散させたりでき、立体感、ツヤとハリも出せる。けしてべったりつかず眉はふんわりとしたまま。ウォーターレジスタント処方により、水や汗にも強くフォルムをキープする。全国の「アナスタシア ミアレ」サロンで施術を受けなくても購入可。2019年12月1日発売。
\ここがすごい/
1 : マスクがマストな時期に自分の眉を見直そう
2 : べったり平板でなく、毛流れを意識した立体眉に
3 : 眉毛をコントロールできるブロウジェルで細い眉の悩みもカバー
長年の悩みであり、メークの中で一番時間をかけるところ。知識を駆使して頑張っているけれど常に「これでいいのか?」と自信を持てない部分。マスクを毎日つけることで「やっぱり今のじゃだめよね」とわかってしまったパーツ。そう、それは「眉」! そこに一筋の希望の光を与えてくれたのが、今回紹介する「クリアブロウジェル」です。
この製品を出している「アナスタシア ミアレ」は、まだ眉のプロフェッショナルが日本に存在しない2004年に「アナスタシア」として上陸。自眉を生かしながら一人一人の骨格や筋肉を見極める独自のメソッドを実践し、2019年に「アナスタシア ミアレ」となって、より多角的な分析で眉を提案しています。
眉頭には「皺眉(しゅうび)筋」があり、これは眉の下、内側に引き寄せる筋肉で眉間にシワを作ります。額には「前頭筋」、眉を引き上げ額にシワを作ります。これらの筋肉には歳を重ねるとクセが出てきます。「アナスタシア ミアレ」のサロンで、私は左の前頭筋を上に上げるクセがあり、それによって眉が丸くなるので眉山を意識して描くことが大事だと言われました。さらに眉の毛そのもののエイジングもあります。髪の毛と同じようにハリ、コシ、ツヤがなくなり、うねってあっちこっちに向いてしまう。一方、“おじ毛”と言われる太い毛もぴょんと生えてきます。このように年齢によって眉の見た目が変化するのに、昔と同じ眉を描いていたらマズいのは当然のことですね。そして流行だからといってテンプレートで単純に形を真似ても、素敵な眉にはならない、ということも。
とはいえ、すべての人がサロンに行けるわけではありません。そのために試行錯誤を経て開発されたのがクリアブロウジェル。私はじめ美ST編集部員がその効果を実感しており、カットやアートメークなど一切せず、これを使って眉毛の流れを整えるだけで〝イマイチ眉〟が洗練されるのには一同驚きました。透明ジェル状の眉スタイリング剤ですが、糊のように毛をくっつけるものではありません。(VP/VA)コポリマーとポリビニルアルコールというメイン成分はヘアスタイリング剤にも使用されますが、そのままだとベタベタしてバリバリになってしまいます。毛一本一本にからませ、思った方向に眉毛を向かせる液を作るのは至難の業で、サラッとしていながら眉毛をキープできるようバランスを細かく変えて確認し、完成まで3年ほどかかりました。液とブラシの相性もポイントです。眉毛は長い毛と産毛で構成されているため、産毛までセットできないと意味がありません(一般的に眉マスカラは産毛にはつきにくい傾向があります)。ブラシも長い毛と短い毛を組み合わせ、短いほうを産毛がしっかりキャッチできる硬めの毛にしています。毛の収まりが悪い、眉毛の濃さがまだらなど、このブロウジェルで毛の流れをコントロールすることで、ほぼほぼ改善できるのがすごい。
こんな実験結果があります。似合わない不自然なイマイチ眉をしている人はコミュニケーション相手の脳の動きに負担をかけてしまうそうです。自然に整った眉の相手に対峙している時に比べイマイチ眉の相手を見た場合、前頭葉の16部位の血流が著しく増加します。そして自然な眉の場合は目が長く見られ顔の中心に視線が留まるのに対し、イマイチ眉の場合は視線が定まらずついイマイチ眉を長く見てしまう、という結果が。しかし相手にこんな心理的負担をかけているのに、自分の眉が変だと自覚している人は少なく、しかも多くの人が相手のイマイチ眉を指摘できない、という悩ましい事態に。マスクだとよけいに目立つことは自明の理ですね。
今回調べてみて、今までしていたのは“間違いだらけの眉メーク”だったんだなあ、と痛感しました。眉は眉頭から眉尻に向かって眉弓という骨に沿って生え、毛の重なりが作る自然なグラデーションが美しいものなのです。しかし時代の流行もあって、ついいじりすぎてしまう。私も細眉世代だから抜いたり短く切ったりした結果、ずっと苦労してきました。でも「抜きすぎて生えてこない」と諦めないで。眉毛の毛周期は早い人で2週間、遅い人だと1年ほどかかるとはいえ、生えないと思い込んでいるだけでじっと待てば生えてくるそうです。以前ほど外出できないこの期間に眉毛を育て、クリアブロウジェルで整えれば、自分も周囲も安心できる美眉が取り戻せます。
\使い切っています♡/
毎朝のメーク時に一度出し入れして片方の眉につけ、1カ月半~2カ月もちます。眉毛メークのコツは、①洗顔したらスクリューブラシでブラッシング。②眉頭から眉尻に向かって一律に描くのではなく、濃くしたい部分から描く。③眉頭を濃くしすぎない。④必ず横から見て眉尻の長さをチェック。⑤クリアブロウジェルは、眉頭から眉山までは長いブラシで真上に持ち上げ、そこから眉尻へは梳き流すのが基本。短いブラシでハネている毛を押さえて3秒キープ。片眉で塗布2回までが限度です。サロンでは眉毛の周囲を脱毛したのですが、眉毛が細かったり薄かったりする場合は、周りを脱毛することで眉の存在感を浮き立たせるという逆転の発想がすごい。眉毛の足りない箇所が明確に見えるようになり、自分で描きやすくなりました。
『JJ』時代から美容を担当。 スーパーモデルブーム、 日本上陸前のM·A·Cをブレイクさせる。愛ある視点で厳しく化粧品を選び、「コスメは感動!」が信条。美ST ONLINEでの連載「30年目のコスメ愛」も好評。
2020年『美ST』12月号掲載
撮影/河野 望 イラストレーション/大沢かずみ 編集・文/石原晶子
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2025年11月16日(日)23:59まで
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