HEALTH
「脂肪」や「糖」の吸収を抑えると書かれたトクホの表示。その魔法のような成分が難消化性デキストリンです。原材料がトウモロコシっていうのもなんだか不思議。消化されにくいデキストリンって、一体どんなもの?
Q. そもそもナンデキって?
難消化性デキストリンはでんぷんを加工するときにできる成分で、水溶性食物繊維の一種。不足しがちな食物繊維を補うために作られるようになった食品素材です。水に溶けやすく無臭・低甘味で低カロリーなので、多くの加工食品に使われています。
原材料はトウモロコシや小麦由来の天然でんぷん。でんぷんを焙焼し、アミラーゼという酵素で加水分解し、成分を取り出して調整したもの。粉末製品もあります。国産難消化性デキストリン500g ¥972(日本ガーリック)
難消化性デキストリンはトクホの関与成分として認められているため、成分規格に合わせて配合した製品はトクホとして許可されやすいようです。トクホで認められている効能は整腸作用、食後血糖値抑制に加え、脂肪の上昇を抑制する、の3つ。
難消化性デキストリンを摂っただけでやせるわけではないけど、腸内環境が整って便秘が改善したり、食後血糖値の極端な上昇が防げることで、摂り続けていると太りにくい体になれると言われています。
糖や脂質の吸収を抑える目的でいえば、油ものや炭水化物を食べる前に摂ると効果を発揮しやすくなります。食事の30分前くらいか、食事と一緒に摂るのがいいでしょう。
粉末の難消化性デキストリンの推奨は1日5〜10g 程度。データでも1日10g 程度摂るとメタボ改善につながると言われています。トクホ製品は含有量が書かれているので参考に。
難消化性デキストリンの有効成分は水溶性食物繊維。身近な食品ではワカメや昆布などの海藻やこんにゃく、大麦、オクラやキノコ、ゴボウなどの食品に含まれています。
いい腸内細菌を増やすためには水溶性食物繊維が必要です。日本人はもともと食物繊維不足。腸内環境が整うとダイエットに必要なビタミンやミネラルの吸収もよくなります。逆に腸内環境が悪化すると病気の原因となる炎症性サイトカインが発生しやすくなるので、腸内環境を整えることがダイエットだけではなくアンチエイジングにとっても重要です。内臓脂肪も慢性炎症の一つですから。ただ、1週間摂ったからといってすぐ腸内環境がよくなるわけではないので、1〜2カ月は続けることが大事。また、糖の吸収を抑え、一気に血糖が上がるのを抑える効果もあります。難消化性デキストリンを摂るだけではやせませんが、やせる環境を整える作用はあります。
\私も太りやすい食事が続くときに飲んでいます!/
教えてくれたのは……渋谷セントラルクリニック 院長 河村優子先生
医学博士、日本抗加齢医学会専門医、FTP認定マットピラティスインストラクター。常に新しい文献に目を通し、患者目線に立ったダイエット指導に定評がある。
2018年『美ST』3月号掲載
撮影/吉田健一〈静物〉、岡本卓大〈人物〉 取材/竹下順子 写真提供/PIXTA
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