HEALTH
ヘルシーでいるために、もちろん運動は欠かせません。でも、要注意。ランも筋トレも“頑張り過ぎ”が原因となり、健康にも見た目にも悪影響が出ている人が増えています。頑張って運動すると美女になれない理由を探りました。
体の半分以上は水でできていて、水はエネルギーの産生やホルモンの生成に必要な媒体です。大量の汗で水分を失うと熱を作る機能が低下し代謝機能もダウン。体重の1%の汗がその目安で、体重50㎏の方なら運動前後に500g 体重が減っていたら代謝が落ちている証拠。そのまま運動すると運動効果が下がるだけでなく、筋肉量も減少。運動前後に200〜300㎖、1日を通して体重1㎏当たり50㎖の水を飲むことが、代謝を落とさずに運動効果を得るコツです。
教えてくれたのは……パーソナルトレーナー 佐久間健一さん
2018年ミス・インターナショナル世界大会公式トレーナー。『モデルが秘密にしたがる 体幹リセットダイエット』は、120万部のベストセラー。
激しい運動をすると筋肉が損傷します。それを修復しようとして免疫細胞が働き、腫れや痛みといった炎症が起こります。しかし、日常的に過酷な運動をしていると、体はなるべく炎症を起こさないよう免疫反応を抑えるようになってしまいます。強靭な肉体とは裏腹に、アスリートは感染症に弱いのです。激しく息切れするほどの運動には注意してください。反対に体に軽く負担がかかる程度の速歩や森林浴は、NK細胞の活性を高め、免疫力をアップさせます。
教えてくれたのは……順天堂大学特任教授 奥村 康先生
サプレッサーT細胞を発見した免疫学の権威。『免疫のはなし』『免疫力をグングン上げる「不良長寿生活」 なまけものこそ長生きできる』など著書多数。
ランニングは健康増進やダイエットに効果的な面がある一方で、強い紫外線を浴びる機会を増やすとともに、アスファルトから照り返しを受けるため、塩分を含む汗が肌を刺激します。また皮下の脂肪組織まで繰り返し振動し、緩みの原因に。苦しい運動は歯を食いしばるので顎関節にも影響。結果、浅黒く深いシワとエラがある中性的なランナーズフェイスになります。女性らしい顔立ちから遠ざかり、年齢とともに修復力も衰えるので細心の注意が必要です。
教えてくれたのは……今泉スキンクリニック 理事長 今泉明子先生
アメリカで最先端の美容皮膚科を学び、アトピー性皮膚炎の治療から美容医療まで幅広く、患者のケアだけでなく全国の医師にも注入指導を行うエキスパート。
健康な肌はpH4.5〜6程度の弱酸性で、細菌に対するバリア機能を保っています。適度な汗は弱酸性ですが、過剰になると汗腺機能の影響で汗はアルカリ性に傾き、肌の細菌に対する防御力が低下。ニキビやあせもなどができやすくなります。また、アルカリ性の汗は皮膚を浸軟させるので、角質層が柔らかく敏感な状態になりますし、汗をこまめに拭く行為も肌への刺激に。激しい運動をすると、トラブルが起こりやすい肌になってしまう危険があります。
教えてくれたのは……青山研美会クリニック 院長 阿部圭子先生
安心、安全で効果的な美容皮膚科治療をモットーに、体の内外からのケア、心のケアが三位一体となるスキンケア指導や内側からの美を追求。
ダイエットやボディメイクのために燃焼させたい脂肪は、最大心拍数(220 −年齢)×60〜80%のとき効率よく燃焼します。しかしその値を超える激しい運動では、脂肪ではなく糖質が主に燃焼します。激しい運動を頑張れば頑張るほどダイエットやボディメイクが成功するという認識は間違いで、程よく頑張りすぎない運動の方が効果的に不要な脂肪を燃焼させ、美しい体を作ることができます。その知識を持った上で、運動をチョイスすることが大切です。
教えてくれたのは……フィジカルトレーナー 中野ジェームズ修一さん
結果を出すトレーナーとして、卓球の福原 愛選手など著名アスリートの支持を得る。青山学院大学駅伝チームフィジカル強化指導も担当。
2018年『美ST』7月号掲載
取材/中田ゆき、金子美智子
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2025年11月16日(日)23:59まで
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2025年11月7日(金)23:59
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