食べてもやせる体になる「ゆる薬膳」の基本は7つの食材

歳とともに代謝が落ちて、食べすぎると太るのは当たり前。でも、きちんと栄養が摂れていないと太りやすくなるのもまた事実です。そんな中年太り世代にオススメなのが、スーパーで買える食材でできる「ゆる薬膳」。食べてもやせる体になるには、体にいいものを食べるのが基本です。 

 

 

ゆる薬膳の基本の7食材はこれ

 

1:海藻類

 

老廃物が溜まって新陳代謝が下がるのを防ぐ、毒出し効果が強い海藻類。余分な水分を排出し、むくみケアにもなります。

 

 

 

2:青ジソ

 

滞った気は脂肪や水分を溜めこむので、気をスムーズに流してくれる青ジソを活用。どか食いを防ぐストレス解消効果も見逃せない。

 

 

 

3:ナガイモ

 

中国では「山薬」という名前で生薬としても使われているナガイモは、スリム&アンチエイジング効果抜群。更年期障害の緩和にも。

 

 

 

4:黒きくらげ

 

ワークアウト並みの血行改善パワーがあり、薬膳では主役級の効能を誇る食材。血を補い、巡らせ、アンチエイジングにも。

 

 

 

5:豆類

 

ダイエットにとても重要な気を養う食材。納豆やきなこ、ミックスビーンズに枝豆と種類が豊富。豆腐は豆類と効能が異なります。

 

 

 

6:キノコ類

 

豆類と並んで気をチャージする効果のキノコ類。体をエネルギーで満たし、新陳代謝が上がります。滋養強壮にも良く、免疫力もUP。

 

 

 

7:サバ

 

サバには血の巡りを促し、血中の老廃物を洗い流すパワーが。サバ缶でも薬膳効果は変わりません。肩こりやシミにも効果的。

 

 

 


 

 

季節で足したい食材もあります

 

便秘になりやすい秋は腸を潤す白食材

 

 

実は秋は一年を通して最も便秘に注意が必要な季節。空気の乾燥によって肺も乾燥しがち。肺は経絡上大腸との関係が深く、腸も乾燥が進みます。肺を潤わせるには白食材。白菜や梨、白ゴマや豆腐、白きくらげや大根などの白い食材は秋のお助けモイスチャー食材。便秘を防ぎます。逆に刺激の強いスパイス類は肺を乾燥させるので控えめに。

 

 

 

代謝と血行が悪くなる冬は温活食材

 

 

 

冬のやせ活は温熱性の食材を選ぶのが成功のコツ。冷えの代表的な生薬である生姜をはじめとしてニラやネギなどの燃焼系の食材を食べましょう。さらに魚介類の中で一番体を温めるエビも効果的。下ごしらえの手間がない桜エビを利用するのもオススメです。シナモンや山椒、こしょう、クローブなどのホットスパイス類も上手に取り入れて。

 

 

 


 

 

基本の7食材を暗記するには?

 

1 タモリ式暗記法で覚える

 

 

体のパーツに覚えたい物をくっつけて覚えるタモリ式暗記法を応用して基本7食材を暗記。髪に海藻、眉にシソ、目にナガイモ&黒きくらげ、鼻にキノコ、耳に豆、口にサバ、と視覚イメージで覚えると、買物でメモいらず。

 

 

 

2 献立を作って舌で覚える

 

 

食べてやせるゆる薬膳は、1日1度は必ず7つの基本食材を摂取するのがお約束。7食材すべてが1食で摂取できる優秀献立がこちら。作って食べて舌で食材を覚えましょう。こんなに食べてもダイエット食なのが嬉しい。

上から時計回りに、黒きくらげと卵と豆苗炒め、叩き長芋とめかぶ和え、豆腐となめこの味噌汁、煎り大豆の炊き込みご飯、鯖缶おろしシソのせ。

 

 

 


 

 

薬膳食べテクなら食べてもやせる体に

 

ダイエットというとカロリーや糖質制限にばかり目が行きがちですが、やせるためには体の状態が整っていることが前提です。
まず1つめはやせ体質に整える7つの基本食材を必ず毎日摂取します。さらに薬膳では季節に合わせた食材を食べることで健康や美容が手に入るという思想があります。旬の食材を選ぶことが2つめのコツ。さらに3つめのコツは自分の体質に合わせた食べテク。この3つを実践するオーダーメイド食事法でどんどんスリムになっていきます。
食べることで食事誘発性代謝も上がります。食事を減らしたり、極端な糖質オフをする必要はありません。美味しく体に良い物を食べてやせる「ゆる薬膳ダイエット」で、太らない体を手に入れましょう。

 

教えてくれたのは……薬膳アテンダント 池田陽子さん
国際中医薬膳師。取り入れやすいゆる薬膳を提案。著書に『「ゆる薬膳。」はじめたらするっと5kgヤセました!』(青春出版社刊)。

 

 

 

 

2019年『美ST』1月号掲載
撮影/小林愛香 フードスタイリスト/鮓本美保子 取材/佐藤理保子