小田切ヒロさん&イガリシノブさんが語りつくす!<br />「2018年流行ったこと」「2019年これから流行ること」

2大人気メークさんといえば、小田切ヒロさんとイガリシノブさん。40代のエイジング肌を十分理解したうえでのトレンドメーク解説が大人気。「意外にトレンドメークって簡単だし、40代でもいける」という2人の2018年メークトピックまとめです。

 

 

Trend 1 盛るなら目ではなく眉

 

 

強いアイラインやバサバサまつ毛はエイジングを強調。ワンカラーのシャドウでサラッと潔くさらけ出し、眉はちょっと長めアーチ型(小鼻と目尻を結んだ延長線上)に描くのが今っぽいメークの正解。

 

 

眉を長めに描くとエイジングして凹んだこめかみの影が目立ちにくくなります。アイブロウパウダー、ペンシル、リキッド、マスカラを駆使した立体的なツヤ眉が理想。

 

 

 

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Trend 2 結局、カバー力大のファンデが人気

 

 

美容液成分がたっぷり入った美容液ファンデが豊作の年でした。リッチなクリーム状なのに、厚ぼったくつかず、カバーしながらもハリとツヤある仕上がりに。スキンケア効果に加え極上肌に仕上がるから高価でも価値があります。

 

 

 

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Trend 3 柿色が一番の流行色

 

 

ピンクなどのトーンが高い色を使うと若作りになりがち。肌馴染みがよく、合わせやすいくすんだオレンジ「柿色」がリップでもチークでも大人気。Celvokeの柿色リップ09は完売続きの伝説のリップに。

 

 

 

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Trend 4 発色も使いやすさも超優秀!

 

 

ヘルシーコスメが劇的進化!普段から8割はヘルシーコスメ。成分を重視して使い心地を我慢していた時代は過去。ここ数年で仕上がりも満足できるレベルに進化しました。シアーな色出しが多いのを逆手に透け肌にするとオシャレ顔。

 

 

\塗るだけで血色UP/

インスタでも紹介率が高い。じゅわっと滲み出る血色感が人気。rms beauty シャンパンローズルミナイザー ¥4,900(コスメキッチン)

 

 

 

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Trend 5 リップに額縁が復活した!

 

 

直塗り後指ポンポンして輪郭を曖昧にするのは過去のテク。唇が薄くなり、口角が下がってきた美ST世代はリップライナーを使って上下の唇の厚さを揃えると今っぽいぷっくり唇に。鼻の下の面積が狭くなるから小顔効果も。

 

 

\額縁リップにはこれ/

左、SHISEIDOヴィジョナリージェルリップスティック223 ¥3,600(資生堂インターナショナル)右、NARSプレシジョンリップライナー9081 ¥2,700(NARS JAPAN)

 

 

 

 

こだわりを捨て自由にメークする時代に

 

男女どちらも使えるスキンケアブランドが発表されたり、ヘルシーコスメの大躍進からもわかるように、既存の美容法やアイテムがより自由になり、選択肢が広がった1年でした。メーク法ひとつとっても、チークレスやファンデはリップやシャドウをつけたあと補うだけ、といった変則プロセスになったりと、大人も頭を使ってメークを遊べる時代に。2019年もその流れで、まずはイエローやオレンジなどのパステル系カラーのペインティング塗りなど新鮮なメークも生まれそう。今後は美容感度が高い人とそうでない人のメーク力の差がすごく広がりそうなのが怖いのですが、40代以上の女性のポテンシャルが高いのを信じて、メークの楽しさ、美しくなる喜びをもっと広めていきたいと思います。

 

 

\独自のメーク理論と小顔テクでメーク界を席巻/

教えてくれたのは……小田切ヒロさん ヘア・メークアップアーティスト
2018年は雑誌だけでなくさまざまなブランドとの仕事でも活躍。トレンドを押さえた上品メークが得意。美容に悩む女性たちに向け、『美容中毒』(幻冬舎)を1月に出版。

 

 

 


 

 

Trend 1 とにもかくにもくすみパステル大人気

 

 

40代に馴染み深いブラウンシャドウはむしろ目を小さく見せる危険性も。くすんだ目元を隠すより生かすほうが実は得なんです。パステルでもくすみ色であれば肌に馴染みナチュラルに仕上げられて顔印象も若々しくなりますよ。

 

 

\2019年はくすみパープルが本命!/

パレット左下のくすみパープルを愛用。2019年はやっぱり紫。カネボウ セレクションカラーズアイシャドウ 06 ¥5,500(カネボウインターナショナル Div.)

 

 

 

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Trend 2 眉にも色を入れるのが常識に

 

 

今っぽい顔を作るのに外せないテクニック。これをやるだけで眉がフワッと膨張して顔に立体感が生まれ、色っぽさも出てきます。

 

 

\赤よりピンク系が簡単♪/

眉を描いたら眉下のラインに沿って影のようにスッと暖色系のオレンジやピンクを入れるだけ。アイブロウクリエイティブパレット ¥4,200(イプサ)

 

 

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Trend 3 ハイライトを入れる場所が大逆転

 

 

「目の錯覚」がメークにおいてはとても大切なこと。その点でハイライトはメークに必須のツール。ハイライトを重ねることで新しい光が生まれたり、影ができたり。骨格そのものが変えられる錯覚のマジックが生まれます。

 

 

 

\インスタでも人型ハイライトを激推し!/

ハイライトは鼻筋や頰の高いところに入れる常識は忘れて。鼻根を中心に低いところに入れると顔の中央が立つから薄肌感が出て若々しく、顔幅もシャープに。

 

 

 

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Trend 4 ブラウンはシャドウじゃなくてリップ・チークに使う

 

 

今期のトレンドはとにかくリップ。しかもダークなカラーが人気だから、チークに赤やピンクを入れるとおてもやんに。そんなときはブラウンが最適。リップもブラウンだとベースメークにも抜け感が出ます。

 

 

 

 

今の自分を輝かせるためメークを変える勇気を

 

人は老いていくもの。自分も40代なのでシミ、シワ、たるみについては十分わかっていて、自分自身の悩みでもあります。街で美ST世代を観察していると、20代の自分全盛期のメークから変えられない人と、ありのままの自分をさらけ出すことをよしとするすっぴん顔と二極化しているように思えます。どちらもこだわりが強い頑固な人に見えてしまうのが損だと思うのです。歳を重ねたことで生まれた味や深みが今の顔に反映しており、それを生かして輝かせるメークに変えれば「あ、こんなにメークって力があるんだ」ってわかってもらえる気がします。最近また話題になっているイエベ、ブルベ問題も同じで、それを気にして好みのコスメを使わないなんてもったいない。メークは年齢に関係なく楽しんだもの勝ちですよ!

 

 

\平均年齢40.3歳のアンケートでも人気No.1/

教えてくれたのは……イガリシノブさん ヘア・メークアップアーティスト
常識に捉われない自由な発想のメークは実際に真似してみると理論の正しさを実感。意外にデパコス好きなのに親近感。近著に『裏イガリメイク、はいどうぞ』(宝島社)

 

 

 

 

2019年『美ST』2月号掲載
イラスト/左右田 薫 取材/中田ゆき