【第6回】“荒れた爪”に興和のネイルセラム

ネイルをするのは女性の楽しみですが、実はネイルなしでは見せられない隠したい地爪だから、ということもあったりして。ネイルオイルを塗っても、ハードナーをつけてもその場しのぎだなあと思っていた時に、出合った爪専用美容液。ハンドクリームをつけるなら、爪にもつけてあげましょう。根本的に爪を補修するから、爪がよみがえり、年齢の出る手元がもっと若々しくなります。

 

 

今週の悩み:荒れた爪


手の爪に
興和の「ディープセラム」

 

 

 

長年の疲労と老化でボロボロな爪が復活します。爪を根本から修復してくれるなんて、ありがたすぎる!

 

 爪がカサカサです。縦スジもいっぱいで、ネイルエナメルで隠さないと、とても無理。でも、それでいいのか? 根本的に治せないのか? そんな時に出合ったのが、「ディープセラム」です。実はジェルネイルはしたことがなく、お家ネイル派なのですが、つけたり取ったりを数十年にわたって繰り返しているうちに、ネイルオイルを塗っても時間が経つとボロボロに。そんな私の悲しい地爪が、塗り始めて1週間で“見た目しっとり”というか、明らかに今までと違う! そして2週間経つとツヤツヤしてきて、縦スジが目立たなくなりました。

 「ディープセラム」はイタリア製で、日本では興和が販売しています。ネイルブームで爪の悩みが内在化していた2013年にサロンで売り始めました。当時は、このようなネイルケア製品は見当たりませんでしたね。興和と言えばキャベジンなどで有名な製薬会社ですが、さすがに見極める目が確か。2014年からドラッグストアでセルフ販売を開始した時には、販売直後すぐに品薄となるほどの人気になりました。

 思えば爪は、普段でも水洗い・乾燥の繰り返しです。おまけにネイルエナメルを塗られ、除光液で拭かれ、ジェルネイルによる削りすぎや溶剤を使用してのジェルオフなどさんざん負担をかけているのに、爪を根本的に補修するものがありませんでした。スキンケアと違って、爪というものはそう簡単に成分が中に入らないからです。では、なぜ「ディープセラム」には可能なのでしょうか?

 爪の健康に必要な2つの要素があります。まず有機ケイ素は、爪・骨・髪・歯といった丈夫な組織に多く含まれるミネラルで、これが不足すると爪が弱くなります。

 もう一つの有機硫黄はアミノ酸の構成要素で、これを多く含有するケラチンタンパク質は爪・皮膚・髪に多く、不足すると脆い爪になります。

 「ディープセラム」に配合されている「スギナエキス」は有機ケイ素を補いケラチンの結合を強める役割をし、「ジメチルスルホン」は爪の硬さを正常化させケラチンの生成に必要な有機硫黄を与えるのですが、もう一つのポイントは前述のとおり、通常は浸透しにくい成分を爪にどう浸透させるか。そこで出てくるのが「ヒドロキシプロピルキトサン(HPCH)」……長いですね、ですが、キトサンは聞いたことがあるはず、そう、カニの甲羅由来の成分を改良した物質で、ケラチンとの親和性が高いんです。HPCHはキャリアとして働き、爪に活性成分を浸透させると同時に爪の外側に膜を作り、爪の水分を保ちます。この3つの組合わせの妙が、「ディープセラム」が今ある爪を強く健康にする理由です。縦スジ、割れやすい、二枚爪、爪が薄くなって白っぽく見える、といった悩みがあるならお勧めです。

 水溶性のため手を洗ってしまってはいけないので、夜寝る前に乾いた地爪に塗ります。ネイル替えをする時に2週間は毎日続けて塗りたい。できればネイルを休むのがベストですが、難しいなら「ディープセラム」を塗って完全に乾いてから、ベースコート、エナメルを塗ってください。爪の裏側に塗るのも有効です。

 爪があるからこそ、指の先端を保護でき、細かく物を摑むことができ、指先の感触を鋭敏にして、力を加えることができます。生え替わるのに約5〜6カ月かかる手の爪、美しいネイルの下で手遅れにならないうちに、気を遣わなくちゃ、と思います。

 

 

\使い切ってます♡/

 

爪の内側まで浸透して補修するのが画期的。発売直後からずっとリピートしています。3.3mL 希望小売価格¥2,600(興和)

 

 

27年間ビューティ担当・編集I

 

 

 

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爪のトラブルの原因は?

 

トラブルの原因を生活習慣から考えると、40代以上に多い「縦スジ」は、主に加齢が原因で爪床部の皮膚の凹凸が反映されたもの。「割れやすい」のは、除光液の使用などによる爪表面の脂肪分の除去や爪甲の水分量の減少。「二枚爪」は、除光液の使用過多、過度の水仕事などが原因の一つ。爪はケラチンの塊で細胞ではないが、健康状態による原因もあり、隠れた病気、過度のダイエット、精神的ストレスなども現れるので、要注意。

 

 

 

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\さらに「足の爪」を考えた/

足には抗菌成分の入ったもので清潔感もプラスしたい

 

夏はペディキュアをするのですが、1シーズン終わったあと、爪はかなり可哀想なことになっています。最初は手用の「ディープセラム」を足にも塗っていましたが、2017年に足の爪用が出ました。足の爪は手より厚いけれど、爪の構成要素は手足とも同じなので活性成分は同じ。何がいちばん違うかというと、「ディープセラム for FOOT」には、3種の抗菌保存剤が配合されており、私が調べたところ、細菌・カビ類に優れた抗菌効果や、消臭作用があるらしいのです。足には細菌が多いので、使ったハケを容器に戻すことによって雑菌が繁殖しないように、活性成分が変わらずに維持できるように、という目的もあります。手用よりハケを短く軸を長くし、毛も太くなって足の爪に塗りやすくなりました。夏が終わってペディキュアを落としきちんとケアすると、また来年の夏にきれいなペディキュアをつけることができるので、欠かせません。

 

 

 

縦スジが目立つ、でこぼこ、割れやすい足の爪に。ペディキュア中は伸びた爪の根元につけるといい。他の使い方は手用と同じです。ディープセラム for FOOT 3.3mL オープン価格(興和)

 

 

 

 

2018年『美ST』11月号掲載
撮影/河野 望 文/編集Ⅰ