SKINCARE
心身共にバランスを崩しがちな春先は、いつもどおりのスキンケアにも肌が過敏に反応してしまう時季です。スキンケアに精通した美容賢者ご推薦のお薬箱に入れておきたいコスメを参考に、揺らぎ肌対策の準備を。
元々の乾燥肌に加えて、花粉などの影響を受ける春先には、さらに赤みやブツブツが出てしまい、メークのノリが悪くなることが悩み。
様々な刺激によって肌のバリア機能が乱れると、肌の生まれ変わりを促す仕組みであるターンオーバーに乱れが生じてしまいます。さらに肌の保湿機能やバリア機能が正常に働かず、肌の水分・油分のバランスが崩れて肌表面がカサカサに乾燥して粉をふいたような状態に。乾燥ジワの原因にもなるので要注意。特に皮膚の薄い目まわりなどは、乾燥によって小ジワが増えてしまいます。まずは、肌の奥深く角層まで潤いが届くローションなどでしっかりと保湿を。
肌への直接的刺激となる様々なアレルゲンにより肌がダメージを受けると、肌代謝機能が低下して肌の水分量が減少。肌を外敵からプロテクトするバリア機能が低下し、肌を守れなくなります。皮膚の赤みは、外的刺激から自己を守る「免疫」反応のひとつであり、防御のために起こる炎症反応の結果。炎症抑制のため一時的に毛細血管が拡張して血流が増すため、肌が赤みを帯びて見えるのです。放置すると色素沈着を起こすので、低刺激のオイルやバームで優しく保湿&ガードして。
肌の乾燥がさらに進み、バリア機能が破綻してしまうと、肌が守られていない状態となり少々の刺激にいつもよりも敏感に反応してしまう神経過敏な状態へ。普段通りのコスメやケアも肌への刺激になるので、通常ケアはいったん停止し、低刺激な保湿剤でバリア機能を修復することから始めることが肝心です。肌への刺激を極力抑えるという意味でも、低刺激のクリームで肌を守ってから肌を冷やし、かゆみを軽減させて。
かゆみの原因は、アレルゲンの侵入によりかゆみを引き起こす物質、ヒスタミンが分泌されたことによるもの。肌のバリア機能が崩れやすい春先の肌はいつもよりも外的刺激を受けやすく、そのたびにヒスタミンが分泌されるため、かゆみの症状が起こる。さらに女性ホルモン「エストロゲン」が減少する更年期世代の肌は、バリア機能の乱れから乾燥が進んでかゆみを引き起こすことも。なるべく肌を擦らなくてすむようなシンプルケアで十分な保湿を。オールインワンジェルなら1アイテムで保湿保護が可能。
例年、花粉や紫外線量が増えてくる2月中旬頃から、肌の不調を訴える方が多くなります。大気汚染や空気の乾燥、寒暖差に生活環境の変化などのストレスも多いこの時季は、40代女性の肌や体にとって大変厳しい環境と言えます。様々な外的ストレスで自律神経のバランスが崩れることで、ホルモンバランスにも影響が生じ、肌トラブルを起こしがち。肌が不調な時には、UVケアアイテムで肌をしっかりとガードし、低刺激なコスメで丁寧に優しく保湿することで、乱れた肌機能を正常に戻します。肌トラブルを放置すると、確実に肌老化が進んでシミやシワを引き起こすので早めのケアが大切です。
東京女子医大東医療センター皮膚科非常勤講師。日本香粧品学会評議員。「皮膚のかかりつけ医」として活躍中。年中UVケアを欠かさない美肌には説得力がある。
左から、セルニュー モイスチュアローション EX 120㎖ ¥4,000(常盤薬品工業)、ラ ロッシュ ポゼ トレリアン ウルトラ 40㎖ ¥4,600(ラ ロッシュ ポゼ)、ノブ UVシールドEX 30g ¥2,500(常盤薬品工業)、アクセーヌ ホワイト エマルジョン ディープ モイスチュア C マスク¥5,000(アクセーヌ)
2019年『美ST』4月号掲載
撮影/中西真基、もろだこずえ(人物) 五十嵐 洋(静物) ヘア・メーク/伊藤佳奈(Bliss)、丹後知久 取材/佐藤理保子、森島千鶴子 編集/小澤博子
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2024年12月16日(月)23:59まで
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2024年11月16日(土)23:59まで
2024年11月14日(木)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで