齋藤薫さん、藤原美智子さん……美容界のレジェンド4人が語る「昭和に生まれて良かった!」こと

海外で買う化粧品を心待ちにしたり、肌が変わることにたまらなくワクワクしたり。昭和、それは化粧品でいくらでも夢を見られた時代でした。思い入れがあるものこそ、本当に肌に効く。「昭和」「平成」を経たレジェンドたちが、誰よりも証明してくれています。

 

 

このコスメに、美容法に、いち早く出合えたのは昭和に生まれたおかげだから

 

A.1992年発売。ブースター美容液の先駆けでもある。モイスチュア リポソーム 40㎖ ¥10,000(コスメデコルテ)
B.1956年の創業以来ずっと愛されるアルビオンの乳液。エクサージュ モイスト アドバンス ミルク Ⅱ 200g ¥5,000(アルビオン)
C.粉末入りの収れん化粧水。レトロな瓶と相まってまさに昭和の名品。資生堂カーマインローション(N)¥350(資生堂)
Ⅾ.1980年のブランド誕生時に発売。親子3代の愛用者も多い超ロングセラー商品。SK-Ⅱ フェイシャル トリートメント エッセンス 160㎖ ¥17,000(SK-II)
E.肌に優しいふきとりタイプのクレンジング。クレンジングミルク ドライ/ノーマル 200㎖ ¥4,200(ともにクラランス)
F.全世界で1秒に3本売れているローション。肌環境のバランスを整える。トーニング ローション ドライ/ノーマル200㎖ ¥4,200
G.選び抜かれた美容成分が顔立ちまで変わったと実感させる効果を発揮。AQミリオリティ インテンシブクリーム 45g ¥120,000(コスメデコルテ)
H.1987年に発売した伝説的フェイスパウダー。「メテオリット」とは隕石、という意味。メテオリット ビーユ 2 ¥7,700(ゲラン)
I.1980年発売。肌本来の美しさを取り戻す力をサポートし守る美容乳液として大きな信頼を得ている。エコロジカル コムパウンド125㎖ ¥23,500(シスレージャパン)

 

 

肌が変わる実感や、使うたびに感じる喜びはいまだにこれらが一番

 

綺麗になる夢を見させてくれる華麗さ、という意味で未だにHを超える化粧品は現れません。また、1回の使用で数兆個のリポソームが肌に届くという驚異的なテクノロジーを持った保湿美容液Aや、洗顔後の化粧水前に使うことでキメがその場で膨らみ透明感が出る、即効性のある乳液Bは、変わらず肌を変える実感を与えてくれるものです。化粧品だけでなく令和でも続けたいことは、洗顔料を使わず水洗顔もしない美容法。肌を柔軟にする乳液クレンジングで汚れを落とし、化粧水で拭き取るお手入れは、肌荒れを落ち着かせてくれます。

 

教えてくれたのは……美容ジャーナリスト 齋藤 薫さん
雑誌編集者を経て美容ジャーナリストに。独自の言葉、表現で書かれた記事やエッセイは、人物やコスメの新たな魅力を伝え、多くの人が己を振り返るきっかけとなった。

 

 

確かに効果を出してくれるものは今に至るまで変わらない

 

発売されたときGの高価格に驚きましたが、使用してそれだけの効果があると納得。肌がパッと明るい印象になり、キュッと引き上がる実感がありました。一度の使用でここまで目に見える効果というのはすごいことだと思います。美容法でこだわっているのは「血流を促す」こと。これは健康と美容の基本のキ。お風呂に入る前、肌が乾いた状態で手でボディマッサージ、お風呂の最後には膝から下に冷水をかける、など血行改善を常に意識しています。これにより肌のツヤ感もかなり変わるので、令和の時代になっても地道に継続したいと思っています。

 

教えてくれたのは……ヘア・メークアップアーティスト 藤原美智子さん
美容業界の第一線で活躍し続けるトップアーティスト。美ST世代なら雑誌やTVで藤原さんのメークテクニックを食い入るように見て、練習した人は多いはず。

 

 

どんなに年齢を重ねても、いつも寄り添ってくれるものたち

 

ずっと戻るべきところだと思っているのが、水を使わないEFでの「フランス式」クレンジング。ゆらいだとき、必ず安定感のある肌にしてくれます。そして、不安定な肌を落ち着かせ、ずっと触り心地のよい肌をキープしてくれるcはまさに肌にとっての万能薬ですし、Dも年齢を重ねて変わりゆく悩みに、まるでセンサーのようにアプローチして肌を救ってくれたもの。佐伯チズ先生流のローションパックは、シンプルなのにすぐに効果が出て、ぱっと明るくもっちり吸い付く肌になれる美容法として、令和でも継承していきたいことです。

 

教えてくれたのは……美容エディター 松本千登世さん
1964年生まれ。客室乗務員、出版社勤務を経てフリーランスに。見落としがちだけど大切にしたい様々な人生の気づきを、美容を通じて教えてくれるエッセイにはファンが多数。

 

 

これひとつであらゆる肌悩みに効く。だからこれからも継承していきたい

 

Dはサラサラと軽いテクスチャーながら肌の透明感、キメへの効果が抜群で、つるんとした美肌に導いてくれます。日焼けが大好きだった頃から愛用しているCは、皮脂や毛穴の開きが気になる肌もサラサラに整えてくれたり、ニキビができたときにニキビ部分に綿棒でつけたりと使える一品。超プチプラなのも嬉しいポイントです。肌に絶え間なく潤いを届けてくれるAも、お守りのような存在。調子が悪いときも肌に優しく寄り添い底上げしてくれて、テクスチャー、浸透感、あと肌、どれをとっても「これじゃなきゃ!」と思わせてくれます。

 

教えてくれたのは……美容家/美・ファイン研究所主宰 小林ひろ美さん
大学卒業後米国へ留学。輸入業などに携わった後、美容家である母の照子さんと「美・ファイン研究所」を立ち上げ。スプーン美容などの簡単ケアで肌が回復することを広めた。

 

 

 

2019年『美ST』6月号掲載
撮影/五十嵐 洋 取材/中田ゆき 編集/浜野彩希