《30年間ビューティ担当のベストコスメ》【第39回】幹細胞を乳液にも!アルビオンの「エクシア ラディアンスリニュー エクストラリッチミルク」

肌がスカスカショボショボになってくるのに加えて肌がゆらぐしかないこの状況は、スキンケアを改めて見直すきっかけになりました。頼れるのは信頼できるブランドの信頼できるアイテム。60年以上、乳液を磨き上げてきた国産ブランドがチャレンジして作り上げた乳液は、効果も使い心地も驚くほど進化しています。これを使いたい時にいつでも買えるのは幸せですね。

今月の殿堂コスメは、最先端の乳液で肌の活力を取り戻す。アルビオンの「エクシア ラディアンスリニュー エクストラリッチミルク」

エクシア ラディアンスリニュー エクストラリッチミルク 200g ¥13,200(アルビオン)。13年ぶりにリニューアルしたプレステージライン「エクシア」の乳液。脂肪幹細胞の創傷治癒の働きに着目し、オリジナル成分「ヒトリシズカヒトリン™」とムラサキシキブエキスによって「肌再新生」を叶える。さらに幹細胞が分泌する「培養上清」から着想した5つの成分として、酒粕エキス、メカブエキス、オウゴンエキス、アボカドエキス、センキュウ水が配合されている。実際の培養上清を配合することも考えたが、安全とエビデンスを重視し、総合的な効果よりも肌にダイレクトに効く成分をセレクトしたことも、この製品を信頼できる理由。2020年9月18日発売。

\ここがすごい/

1:乳液にも最新幹細胞研究を搭載
2:新鮮な感触は王道を外れたからこそ生まれた
3:60年以上の伝統を超えて進化させた挑戦心

 

科学的効果はもちろん、つけ心地や香り、後肌までさらに進化できることを証明した至福の乳液

ここ1年、肌に心地いい化粧品を使いたい気持ちが強くなりました。敏感になっている肌状態や心理的な面のせいだと思います。特に洗顔直後のまっさらな肌は大事。ブースターは数々あれど、厚みがあって刺激が少なく、肌あたりが柔らかくじんわりと癒せるもの――そう、乳液ですね。アルビオンの乳液「エクシアラディアンスリニューエクストラリッチミルク」は、濃厚なのにスッと肌に馴染む心地よさが最高。滑らかな高級プレーンヨーグルトのような質感でしっとりと馴染みながらべたつかず、スカスカになった肌がふっくらしてきます。次のスキンケアを受け入れる準備も万全に!

乳液と言えばアルビオン。1956年の初乳液「プライアン」以降、洗顔直後に使う〝乳液ファースト〟を定着させました。現在、乳液は16種、今まで商品化したのは200種ほど。アルビオンは5年間「乳液プロジェクト」に取り組み、その集大成がこの新「エクシア」、さらにどう進化したのでしょうか?

「エクシア」はアルビオン創業35年目の1990年に「エクストラ&スペシャル(=エクシア)」な高級化粧品として誕生。保湿、エモリエント(皮膚からの水分蒸散を防ぎ、潤いを保持し、皮膚を柔軟にすること)が主流だった中で、細胞に着目した浄化と活性のトリートメントをテーマにし、1998年に「細胞骨格」理論(細胞にも骨格がある。形の良いハリのある細胞が肌には必要)でリニューアルしました。パリで開催された皮膚科学学会にて皮膚幹細胞の発表を聴講したことをきっかけに、化粧品分野への応用のため皮膚幹細胞の研究を開始し、2003年発売の「エクシアAL」では、皮膚幹細胞を活性するメカニズムで細胞を常にフレッシュな状態に保つことを実現。そして、2020年、新「エクシア」は、脂肪幹細胞へのアプローチを叶えました。

医学分野で2000年初めに発見された脂肪幹細胞は、遺伝子操作をしなくてもいい天然自前の「万能細胞」です。衰えた線維芽細胞や表皮細胞のところに移動して自らの一部を袋に詰めて受け渡す、という働きをします。つまり脂肪組織はじめさまざまな細胞になることができるのです。今までは、幹細胞に対して信号を多く出したり、受け取るための感度を高めるというアプローチが化粧品メカニズムの主だったのに、これは驚きですよね。


だから受け渡すものをたくさん作れる脂肪幹細胞にしましょう、というのが新「エクシア」。そのために、植物「ヒトリシズカ」の中から発見した、有用成分「ヒトリン」を高濃度含有したオリジナル成分「ヒトリシズカヒトリン™」を配合。脂肪幹細胞を増やす作用、脂肪細胞になるのを抑える作用、細胞が老化するのを抑制する作用などがあります。もう1つのメイン成分ムラサキシキブエキスには、「ここが弱っています」というサインを脂肪幹細胞がキャッチする受容体の働きを高め、脂肪幹細胞自身の回復スピードを高めます。乳液にこれほどの効果があるのは、アルビオンならでは。科学的なエビデンスに基づいた効果がすごい。


油分が入っている乳液を先に使って浸透するのかしら、と思う方は今でもいるかもしれません。だから、乳液ファーストにおいて大事なことは「浸透力」。新「エクシア」の乳液は「アミノサイクロ」という発酵の過程で得られる天然乳化成分を使用しています。アミノ酸は角層の構成成分の一つなので肌との親和性が高いのです。浸透力がアップしたことで、水分を抱え込む油分が次に使う化粧品の潤いを肌内部にとどめて逃さないというブースター効果もさらに向上。さらに特筆すべきことはテクスチャーです。ラグジュアリーラインは従来「リッチ」「濃厚」が王道ですが、さまざまな高級コスメを使い込んだ人にも新鮮な使い心地にしたいと、敢えて引き算したり、少しハマりきらないものを入れてみたりして試行錯誤した結果、コクがありながらフルフルしてゆるっとした至福のテクスチャーを完成させました。

「伝統あるラインだから変えにくい」「60年以上も乳液を作り続け、乳化技術はじめさらに何を新しくできるのか」そんな気持ちもきっとあったはず。それでもチャレンジして、まだできると証明していこう、という姿勢が新製品を作り出します。厳しくなる環境や私たちの化粧品選択眼にこれからも応え、心と肌を満たしてくれるに違いありません。


\使っています♡/

ポンプ3回分をコットンで使用。朝晩使って1カ月ほど持ちます。現在はリピートして3本目。今まではアルビオン「エクサージュホワイト ホワイトライズ ミルク」のドライスキン用を洗顔後に使用し、乳液美白をしていたのですが、自粛生活で肌がゆらぎ始め、こちらに替えました。「リッチミルク」も出ているためカウンターでサンプルをもらって試してみたところ、ふっくら感は「エクストラリッチミルク」のほうが出るなあ、と実感。香りのラストノートにムスクを使っており、嗜好が分かれる香料だけど上手に香調していて、私は好きな香り。テクスチャーの素晴らしさとともに、エクシアが新しくなったと感じる瞬間です。
30年間ビューティ担当
編集 I
『JJ』時代から美容を担当。スーパーモデルブーム、日本上陸前のM·A·Cをブレイクさせる。愛ある視点で厳しく化粧品を選び、「コスメは感動!」が信条。美ST ONLINEでの連載「30年目のコスメ愛」も好評。

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2021年『美ST』5月号掲載
撮影/河野 望 イラストレーション/大沢かずみ 編集・文/石原晶子