PEOPLE

母を想う日々。

笑い合える。

今月号の「美st」にて、ファイナリストの紹介を載せていただきましたので、このブログで少し母とのことをお話しさせていただければと思います。

私の母は10年前に他界しました。

病気が見つかった時にはもう手遅れの状態で。
春に病気が分かり、年内もつかどうかという宣告でした。
どうしても納得がいかず希望を見つけようと試みましたが、状況は変わらず厳しいということでした。

そこから始まった母との「お別れを意識して生きていく」という日々。
一番辛いであろう母が一番笑っていましたし、誰よりも強かったです。
「突然別れてしまうわけではなくて、私はまだ一緒にいられるから」と前向きな言葉を。

辛い闘病生活が始まってからも、母は終始笑うことをやめなかったし、「私はとても幸せ」と何度も言っていました。
私たち家族のことを想ってのことだと思うのですが、一貫してずっと微笑み、「しあわせ」を伝え続けてくれたのです。
そばにいる私のほうが終始泣いて頼りにならない、、、、
来るであろうお別れが怖くて、すぐに涙を流してしまう、、、。
でもそんな自分をもう変えようと、私もたくさん笑って、楽しい時間を母と過ごすことだけ考えました。

最愛の母との時間。
一日一日をこれほどに愛おしく感じたことはなかったです。

窓を開けて空を見上げて「綺麗だね」と。
外の景色を見ては季節を感じて、次の季節も楽しみたいね、と。
今日はごはんを美味しくいただけた。
ゆっくり寝ることができた。
何事もなく、一日を終えられる幸せ。
すべてがかけがえのない時間でした。

そんな母との日々があったから今の私がいます。
笑っていると元気がでる。
笑っていたら本当に笑顔は連鎖していく。
幸せがすぐそばにたくさん感じられる。

今までの出逢いに大変感謝すると共に、コンテストを通していただく出逢いとご縁にも心から感謝しております。ありがとうございます。

これからも楽しい時間を共に過ごせたらと思っております。

基本的に楽しいことが大好きなので、このままありのまま、私の姿で配信を続けさせていただきます♡笑 
感動屋ですぐ涙もこぼしますが。

これからも宜しくお願い致します。

いつもありがとうございます。

郡司美穂

ピラティスインストラクター 郡司美穂

会社員を辞め母の闘病に寄り添う生活、死別後は3人の子育てに邁進と、目の前にあることに精一杯の20~30代。自分の体を労わる余裕がなく過ぎるなかで出会ったピラティスで体を立て直し、少し落ち着いて40代を迎えました。今後は美に関わる仕事を生かし前向きに美と健康を育て、楽しみながら歳を重ねる自分になりたいです。

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一生元気に!自愛ビューティ

母を想う日々。

2024年6月号

2024年4月17日発売

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