舞台裏

脳内シフトのご提案

昔から「本番に強い」と先生に言われていたバレエ愛美魔女こと中川絵里菜です。ひとつ前のブログで舞台裏の話に少しふれました。これは記事として深めたいと思い本日は舞台裏のお話をさせてください。みなさんのお役に立てるかもしれません。
先月行われたバレエ教室の発表会で一曲だけ踊らせていただきました。いつもは緊張など無縁の私ですが、今回は本番一日前まで不安が離れませんでした。実は8月に参加したロシア国立ペルミバレエ学校のスクーリング最終日の実技試験中に身体の中から「ぶちっ」という音が二回聞こえました。目の前にはロシアの先生方が並び、録画のカメラが回っています。止まるわけにはいかない。踊りたい。その一心でその後も一時間半ほど踊り続けました。不思議と痛みは感じませんでした。試験が終わり同期のみなさんと感嘆の声をもらしていると「ずしん」と脚が重くなり違和感が。帰りは自転車を漕ぐ事も出来ず何とか帰宅。
動かなくなった脚はハムストリング二箇所の肉離れでした。「よく踊れたね」と主治医の先生には言われましたが「踊りたい」その一心で他はあまり覚えていません。私は、人の身体を司るのは人の熱い想いであると信じています。
小さな背中に大きな希望
舞台に立つと本番が終わるのはあっという間です。舞台袖から出てくる生徒たちの「楽しかった!」「もう一回踊りたい!」の声。私も幼い時に同じことを言っていました。本番は一瞬ですが辿り着く過程で強く美しく育っていく。そんな生徒たちの背中をそっと支えて送り出してあげたい。そして自分自身も挑戦を続け新しい私に会える日を楽しみに過ごしています。バレエが大好きだけど、楽しい事ばかりじゃない。どちらかと言うと辛いことの方が多いのかもしれません。でも続けられるのはこの熱い思いが身体を動かすからです。

バレエ同様、コンテストは己との戦いだったりします。美魔女コンテストを通して、私が強く突き進む姿が自分の可能性に蓋をしたり自信をなくしている女性のきっかけになれることを願っています。
仕事・家事・育児・お勉強・コンテスト、どれをとっても今の私には必要なエネルギーです。
脚が痛いのは昨日まで
「アドレナリンが出る」という言葉を耳にしたことはありますか?
アドレナリンとは興奮や緊張状態になって交感神経系が優位になると分泌されるホルモンで血圧を上昇させたり心拍数を増加させます。大勢の前に登壇した時にドキドキするのはこのためだと言われています。アドレナリンが分泌されると痛みや疲れを感じにくくなったり普段以上の力が出せる事もあります。
毎日のコンディションと向き合う
本番当日、朝起きていつものストレッチをした時に身体が違うのがわかりました。前日までの不安はどこへやら!
みなさんがもし何かの課題を目の前にした時「いやだな」「辛いな」と感じたら「なぜその課題に向き合う必要があるのか」「なぜこの壁を乗り越えたいのか」考えてみて下さい。そこにはあなたなりの理由や希望があるはずです。一言で「目標」とも言えますが、そんなに確かなものでなくとも良いので感じるままの思いを紙に書き出して確かめてみる。

すると課題が糧に思えてくる。糧は自分を導いてくれるのぼり階段です。
考え方のシフトでアドレナリンを味方につけてみてはいかがでしょうか。

肉離れの中、舞台は無事におわりました。「楽しかった~!!」あ、生徒たちと同じことを言っていますね。
美魔女コンテストも12月3日の夜に「楽しかった!」と言えるように日々の糧を丁寧にこなしていきたいです。

最後までご一読ありがとうございました。

中川絵里菜
クラシックバレエ教師/教室経営
中川絵里菜
バレエ教室を経営しながら講師としても教えています。教室の可愛い生徒、ステップファミリーの思春期を迎えた息子と娘、朗らかな夫に幸せをもらう毎日に「ありがとう」を伝える気持ちを大切にしています。美ST誌面で自由に輝く40、50代の女性たちに心を奪われ、私も人の笑顔を引き出す存在になりたくて応募しました。