【おせち料理で美養生】この3品を作ればお正月は来ます
ヘルス&フード
2021年12月29日
お家でゆっくり過ごしたいお正月、今年はおせちも手作りしたい気分です。おせちと言っても難しく考えず、手軽に作れるものを。現代人の口にも合うレシピを井澤由美子さんに教えてもらいました。定番の黒豆、田作り、なますに、美容効果を高める食材をプラスして、よりおいしく美しく。おせちは日持ちがするので、普段の作り置きとしても重宝します。
「おせち料理で美養生。この3品を作ればお正月は来ます」

今度のお正月に、ぜひ作ってほしいのが、黒豆、田作り、なますの3品。見た目に美しく、簡単で、現代人の口にも合うレシピを、井澤由美子さんが教えてくれました。「お正月を祝うおせち料理は、五穀豊穣や無病息災、子孫繁栄などを願う縁起物。重箱にぎっしり詰めた豪華なおせちはハードルが高いですが、この3品なら無理なく作れます。黒豆、田作り(カタクチイワシの稚魚)、なますに使う大根やにんじんは、もともと美容によい素材。プラスαで美を養う効果を高めましょう。黒豆にはシナモンや赤ワイン、田作りにはたっぷりのナッツやごま、なますにはビーツや菊の花を加え、見た目もグッと華やかに。甘みは、体にやさしくミネラルも豊富な黒糖やメープルシロップ、はちみつを使っています。おせちは保存性が高いので、日々の常備菜やおやつとしても重宝しますよ」
A:黒豆シナモン
まめ(豆)に働き、まめに暮らせますよう、無病息災を願って。滋養強壮に役立つ黒豆は抗酸化作用の高いポリフェノールも豊富。シナモン、黒糖、赤ワインを加え、巡りのいい体に。スプーンですくって煮汁ごと、素材の力を余すことなく取り入れましょう。
黒豆シナモン
材料(作りやすい分量)
黒豆......250g
A)
シナモンスティック......3本
黒糖......200g
醤油......50ml
赤ワイン......80ml
重曹......小さじ1/2
作り方
❶黒豆はやさしく洗い、欠けたり皮が裂けているものなどは取り除く。

❸キッチンペーパーをかぶせたまま中火にかけ、温まったらごく弱火にし、3〜4時間煮て、そのまま冷ます。※煮るときに蓋の間に箸を1本挟んでおくと吹きこぼれにくい。※金箔をのせて供する。
B:大根、にんじん、ビーツのなます
慶事を象徴する紅白を、にんじんと大根で表現した紅白なますは、平安を願う縁起もの。年末年始の疲れた胃腸を整えます。食べる輸血とも呼ばれるビーツ、メンタルの安定に役立つ菊花を加えて、見た目も華やかに。りんご酢と食物繊維との相乗効果で腸内環境の改善にも役立つ1品です。
大根、にんじん、ビーツのなます
材料(作りやすい分量)
大根......薄切り20枚
にんじん......薄切り20枚
ビーツ......薄切り20枚
菊(食用)......2個
三つ葉......適量
柚子......適宜
りんご酢(または米酢)......大さじ4
A)
はちみつ......大さじ2〜3
粗塩......小さじ1
昆布だし......大さじ2
作り方
❶野菜はすべて皮をむき、スライサーで横に薄切りにする。大根は塩水に10分漬けてザルに上げる。にんじんとビーツは塩もみし、しんなりしたら、水で洗う。
❷菊は酢を入れた熱湯でさっと茹で、冷水で締め、水けを切る。三つ葉もさっと茹で、冷水にとって水けを絞っておく。
❸Aのはちみつ、塩をボウルに入れ、温かい昆布だしで溶き、酢を混ぜ、ゆず果汁を適宜搾る。これを4等分し、①の野菜、②の菊をそれぞれ漬け込む(10分〜)。
❷菊は酢を入れた熱湯でさっと茹で、冷水で締め、水けを切る。三つ葉もさっと茹で、冷水にとって水けを絞っておく。
❸Aのはちみつ、塩をボウルに入れ、温かい昆布だしで溶き、酢を混ぜ、ゆず果汁を適宜搾る。これを4等分し、①の野菜、②の菊をそれぞれ漬け込む(10分〜)。
C:ナッツとメープルの田作り
五穀豊穣の願いを込めて。田作りに加工されるカタクチイワシの稚魚は、カルシウムとその吸収にかかせないビタミンDも含むため、ヘルシー な美肌づくりに最適。美肌に役立つナッツやごまは、脳のアンチエイジングにも◎。甘みは、ミネラル豊富で低カロリーなメープルシロップで。サクサクとした食感が後を引きます。
ナッツとメープルの田作り
材料(作りやすい分量)
田作り......50g
白ごま......大さじ3
ミックスナッツ(くるみ、アーモンドなど)......大さじ4
糸唐辛子......適宜
A)
醤油・本みりん・メープルシロップ......各大さじ2
八丁味噌......小さじ1
作り方
❶田作りは耐熱容器に入れ、ラップはせず、600Wのレンジで2分加熱する。
❷ミックスナッツのくるみは手で割り、アー モンドなど硬いものは、布にはさんですりこ木などで粗めに砕く。
❷ミックスナッツのくるみは手で割り、アー モンドなど硬いものは、布にはさんですりこ木などで粗めに砕く。
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2022年『美ST』1月号掲載
撮影/合田昌弘 料理/井澤由美子 スタイリスト/曲田有子 取材/伊藤由起 編集/小澤博子
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