布袋寅泰さん「19歳の娘がおすすめハンドクリームを教えてくれます」

2月1日の60歳の誕生日に20枚目のオリジナル・アルバム「Still Dreamin’」をリリースしたばかりの布袋寅泰さん。アーティスト活動40周年を経た今も果敢に活動を広げる布袋さんがいつもパワフルでいる秘密とは?そして実践しているルーティンは何? 2拠点生活の一方の拠点であるロンドンでのライフスタイルまでたくさんうかがいました!
〈Plofile〉
群馬県高崎市出身。ロックミュージシャン、ギタリスト。伝説のロックバンド、BOØWYのギタリストを経て1988年にソロデビュー。アトランタオリンピック閉会式での演奏や映画「KILL BILL」のテーマ曲提供など、世界的に活躍。2021年は東京パラリンピック開会式でのギター演奏で世界を沸かせ、年末にはNHK紅白歌合戦初出場を果たすなど、常にトップギタリストとして走り続ける。2012年夏にロンドンへ移住。今年2月1日に還暦を迎えたばかり。

─ずっとパワフルでいれられる秘訣は何ですか?健康法があるのでしょうか。

僕、「〇〇健康法」みたいなのはやっていないです。ジムは嫌いだから(笑)、筋トレもしません。でもオンオフははっきりしていますね。オフになると完全にだらっと過ごしています。10年前からイギリスと日本を行ったりきたりで、プライベートな暮らしはロンドンがメイン。ロンドンは、東京の忙しい空気感と違って時間がゆったりと流れているし、歳を重ねるには適した場所。年齢をを重ねていくことがカッコいい……そんな場所ですから。男性も女性も着飾らず、ナチュラルに大人になっていく。僕も、暖かい季節は寝起きのパジャマのまま庭に出て、そのまま散歩しちゃったり。ロンドンと東京という二拠点暮らしが図らずしてオンオフの切り替えになっています。

─オフにリフレッシュできるのですね。ロンドンへ移住してよかったことは?

10年前に移住した当時、日本では当たり前だったことが向こうでは当たり前にならない、一からのスタートでした。オーディションを受けて落ちたこともあったし、悔しい思いもしましたが、人間として忘れていた大切なことを思い出したんです。50歳の時にした移住という大きな決断は60歳になった今、改めて意義のあることだったんだと感じています。

─布袋さんのモーニングルーティンを教えてください。

イギリスにいる時と日本にいる時は過ごし方が全然違いますね。イギリスではパジャマのまま庭に出て、花に水をやりながら「おはよう!」って話しかけたりしています(笑)。花に話しかけ、鳥の声を聞き、1日がスタートします。
東京だとマンション暮らしだし、パジャマで近所に出ていくわけにはいかないからね(笑)。
昨年の東京オリンピックの頃からずっと仕事で、東京で一人暮らしです。料理はもともとするし、朝ごはんを作るのは楽しいです。朝ごはんは卵料理を必ず。最近はボイルドエッグが好きですね。ゆで卵は熱湯を沸騰させところに卵を入れて5分間、冷まして3分間って完全に決めています。あとはブロッコリー茹でたり…これがモーニングルーティンかな(笑)。

─栄養を考えて作ってらっしゃるんですね。

あれこれ栄養について考え過ぎはしないけれど、毎日ちょっと意識するだけで健康的に過ごせるようになりました。昨日ちょっと重いものを食べたから今日はあっさりしよう…とか、そのくらいですけど。野菜スープなんかを作り置きすることもありますよ。テールスープも。血抜きから3日かけて作るんです。結構女子力、高いでしょう?(笑)

─コラーゲンたっぷりのテールスープなんてすごい! 布袋さんのつくおきレシピ、気になります。スレンダーな体型をキープできる秘訣はそこにありますか?

いやいや、イギリスでワイン飲んでチーズを食べているとあっという間に3〜4キロ太ります(笑)。そういう意味でもオンオフは大事。かといって、1年中ジム通いしてササミ食べるってタイプじゃない。ステージや制作などの活動期は意識して絞って、1週間で2キロくらい落とします。お酒抜いて、塩分を控えて。しつこいけどジムが好きじゃないんです。みんなで並んで同じマシンに向かうのが性に合わないみたいです(笑)。

─60歳を迎えて、健康や美容に対する意識は変わりましたか?

20~30代は健康なんて考えることなく突っ走ってましたし、ステージも激しかった。お酒も今より飲めたしね。その頃は「代謝」なんて考えなくて大丈夫でしたよ(笑)。でも40代くらいからは考えるようになってきましたね。贅肉もつきやすくなるし、だらっとしていると思考力も落ちるように思えてきて……そこで食事を変えました。
特に、50代はちょうどイギリスに渡ったタイミング。人生の中でも大きな切り替えをした時期です。ロンドンでは、野菜はオーガニックなものを日常的に手に入れることができます。日本みたいにコンビニへ行けば24時間なんでも揃う、とかではないので毎日マーケットに行って今日食べる分の野菜を買ってきたり。土がついた野菜を買ってグリルしたり蒸したりすると美味しいんですよ!そう考えると、野菜はイギリスにいる時の方が食べるかもしれません。焼肉は今も好きだけど…やっぱり毎日は食べられないもんね(笑)。

─サプリメントは取り入れていますか?

大げさなものじゃないけど、ビタミンやカリウムなど基本的なものは毎朝摂ります。アンチエイジング系のことはやっていないですね。

─ギタリストは手のケアが大切だと思うのですが、ハンドケアは何をしてらっしゃいますか?

普段、爪にオイルを塗る…みたいなことはしないです。ハンドクリームをつけるくらいかな。ただしツアー中は手を激しく使うので、演奏で爪が削れてくることも。そういう時はマニキュアで補強します。
ハンドクリームは、ロンドンの自宅にいるときは娘や妻が買ってきたものを使っています。今、娘が19歳でファッションや美容に関しても一番興味がある世代。だから娘から教えてもらったりしますよ。「これいいから、パパも使ってみれば?」ってね(笑)。ボディローションは今も娘に教えてもらったのを使っています。

─娘さんと仲がいいんですね!

はい、娘と仲はいいです。去年のオリンピック時期は、なかなか思い通りにいかないこともあり悶々と過ごす日もあったけど…「娘も見ている」と思うと乗り越えられました。パラリンピックの舞台をとても喜んでくれて「パパ、世界一カッコいい!」って言ってくれましたよ(照)。

─仲良し父娘、ステキです♡ 布袋さんのまた違った一面を見せていただいた気分です。ちなみに布袋さんのインスタのストーリーズも自然体ですよね。

「ホテ散歩」ですか?(笑) そうですね、ロックスターって何も言わず、無口でイメージを壊さずにいる…っていうのもあるかもしれないけど、旅をしたり、いろんなものを見たり、感じたりすることをシェアするためにSNSを使って僕の生活をお伝えできればと続けています。一番アップしているのは料理だけど、料理だけにするのもどうかな?って。60代を迎えたので、大人の目線、大人の楽しみや喜びを伝えていけたらいいですね。

─布袋さんはいつも柔軟に、その時代に合わせていいところを取り入れていくのがお上手なんですね。マインドが還暦とは思えません。

やっぱり、何歳になっても常に最新のことにトライしたい、その時代に合わせて呼吸をしていたいと思いますよ。移り変わっていくことを受け止めて楽しみたい。あまり頑なに自分の殻にこもってしまうと、せっかくの楽しいことも新しいことも見えなくなっちゃう。これはミュージシャンとしても致命的だと思うんです。僕の場合、気持ちを込めたサウンドや音楽づくりは時代の変化に合わせて自分も変化して、作り出していかなければいけない。時代は常にとらえるようにしています。

─60歳の布袋さんは、美ST世代にとってよき人生の先輩だなと思いました!

ありがとうございます(笑)。最近、女性もあらゆるシーンで頑張っていて、ジェンダーという言葉を再認識しながら活動の場を広げていますよね。娘を見ていてもすごく頼もしいと思うし、「女性だからこそ繋げられる時代」でもあるんだろうなとワクワクしています。男性は男性で頑張っているけど、やっぱり女性の方がパワフルに感じるよね! 最近はライブにも女性や20〜30代が増えてきたんですよ。もっと、女性が来ていただけるようになるといいなと思っています。
●撮影裏話
ライターが2016年、旅でヴェネツィアに行った際、イタリアの国民的アーティストのズッケロ氏と布袋さんがたまたまツアー中だったところに遭遇。「街中が布袋さんのポスターだらけで、私までなんだか誇らしかった」という話をしたところとても喜んでくださいました。「向こうは向こうでコツコツやってるんですよ」(布袋さん)と笑いながら、熱く語ってくださる場面も。「ズッケロは、僕のことを認めて応援してくれるんです。イタリアでのアリーナツアーも、何度も共演させてもらいました。僕が向こうで死ぬ気で頑張っている姿が彼の30年前の自分の姿と重なるんだそうです。ありがたいです。世界で認められるチャンスは待っていても来ないから、僕はずっと一歩前に踏み出すことで手にしてきました。これは若い世代にも伝えたい。必ず何かが待っているから、一歩踏み出してその扉をあける。そこで立ち止まっているだけじゃ何も変わらない。経験してきたからこそ、確信を持って言えます」(布袋さん)。

20th New Album 『Still Dreamin’』

撮影:鋤田正義
2月1日、60歳の誕生日に記念すべき20枚目のオリジナル・アルバム『Still Dreamin’』が発売に。アーティスト活動40周年を経た今もなお夢を追い続ける、現在進行形の布袋寅泰が放つ新たなマスターピースの誕生が話題に。

発売形態はCDのみの通常盤のほか、2021年10月23日と24日に出身地であるホーム・タウン、群馬県高崎市のGメッセ群馬にて開催された40周年ツアーの模様を収録した2枚組ライブCD、前述の豪華60Pフォトブックレット、スペシャルメモリアルグッズが追加された3面デジパック+スリーブケース仕様の初回生産限定60th Celebration Editionも同時発売。

・初回生産限定60th Celebration Edition
【3CD+60Pフォトブックレット+グッズ】(3面デジパック+スリーブケース仕様) 6,600円(税込)
・通常盤
【CD】3,300円(税込)
※〈初回生産限定60th Celebration Edition〉と〈通常盤〉初回プレス分には
、応募抽選特典企画シリアルナンバーを封入。

▼ HOTEI「Still Dreamin'」【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

▼ライブ情報 「HOTEI the LIVE 2022 “Still Dreamin’ Tour”」の開催が決定!

5月7日(土)群馬・高崎芸術劇場より、全国ツアー「HOTEI the LIVE 2022 “Still Dreamin’ Tour”」がスタート。詳しくはHPにて。

▼映画『Still Dreamin’ -布袋寅泰 情熱と栄光のギタリズム-』公開中

初のドキュメンタリー映画「Still Dreamin’ -布袋寅泰 情熱と栄光のギタリズム-」が劇場にて公開中。
監督:石田雄介
制作:東北新社
配給:東宝映像事業部
コピーライト:©「2022 Still Dreamin‘」 製作委員会

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●布袋さん衣装
スーツ¥522,500シャツ ¥127,600 ベルト¥99,000 靴¥132,000 ポケットチーフ¥33,000(すべてブルネロ クチネリ/ブルネロ クチネリ ジャパン)
●問い合わせ先
ブルネロ クチネリ ジャパン株式会社 03-5276-8300

撮影/福本和洋 メイク/原田 忠(資生堂) スタイリスト/井嶋一雄(Balance) 取材/安西繁美 編集/千田真弓