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「最近、夫がイライラしやすくケンカが絶えない」「夫との会話がなくなった」など、以前とは違う様子に感じる40〜50代女性も多いのではないでしょうか? 実は、このような変化は男性更年期によるものの可能性があります。そこで、本記事では、夫の更年期症状に困っている女性のために、試してほしい5つの対策をご紹介します。夫のイライラに共感しながら、具体的な解決策を見つけていきましょう。
男性の更年期障害には、女性の更年期と同様に、ホルモンの変化が関与しています。40〜60代前半の間には、加齢やストレスの影響で、テストステロン(男性ホルモン)の分泌量が減少していきます。テストステロンが不足すると、イライラや不安、集中力の低下といった症状があらわれます。また、性欲の低下や体力の減退も見受けられるので、注意が必要です。
女性の更年期と男性の更年期には、大きな違いがあります。女性の更年期はホルモンが急激に変動するので症状があらわれやすいですが、男性の更年期はゆっくりと進行するため、気づきにくい場合もあります。このため、男性は自身の更年期症状に気づいていないことが多く、夫婦間のコミュニケーションに影響を与えることも。また、男性更年期は認知度が低いため、不調があらわれてもそれが更年期の兆候だと気づかずに放置してしまうことがあります。しかし、放置すると治療が遅れて症状が悪化する可能性があるため、日常的に自己チェックを行ったり、体調管理に心を配ったりすることが重要です。
夫の更年期症状に悩んでいる妻ができる具体的な対処法を5つご紹介します。
男性ホルモンのバランスを整えるために、食材を工夫しましょう。テストステロンの生成には亜鉛やビタミンDといった栄養素が必要なので、これらが豊富な食材を取り入れることが重要です。亜鉛は牡蠣や赤身の肉、豆類に多く含まれています。また、ビタミンDは魚や卵黄、キノコなどに含まれています。これらの栄養素をバランス良く摂取することで、男性ホルモンの増加を促すことができます。
適度な運動は、男性の更年期症状を緩和するのに効果的です。一緒に散歩したり、ウォーキングやサイクリングをしたりするなど軽い運動を楽しむことで、夫のストレスを軽減し、心身の健康をサポートできます。また、定期的な運動はホルモンのバランスを整え、良質な睡眠や体力の維持にも役立ちます。夫婦で運動習慣をつけることは、更年期を迎えた女性にとっても効果的ですし、夫婦の絆を深めることにも繋がります。ぜひ、楽しみながら健康なライフスタイルを築いていきましょう。
夫の更年期症状に対して、家族が接し方や関わり方を工夫することも大切。重要なのは、夫に責務を持たせることです。夫自身が家庭で家事や子育てなどに関わることで自尊心が高まり、イライラを軽減することができます。また、夫に趣味や外出の時間を提供することも効果的。ストレスを解消し、リフレッシュする時間や場所を持つことで、心身のバランスを取ることができます。一緒に趣味を楽しんだり、個別の時間を大切にしたりと、お互いの時間を楽しみましょう。
男性更年期の症状は、加齢や疲れが原因であると軽く考えがちです。しかし、これらを放置すると生活習慣病のリスクが高まります。脳梗塞や心筋梗塞、メタボリックシンドロームなどの疾患につながる可能性もあるため、違和感が続く場合は早めの受診が重要。また、夫自身が更年期であることを認めたくない場合、相手の気持ちを理解し、優しく声かけすることも重要です。例えば、「一緒に健康診断を受けよう!」「ホルモンの変動は体調に影響することがあるよね」と理解を示し、継続的な受診を促す方法が有効です。更年期は多くの人に訪れる自然な過程です。夫の健康をサポートするためにも、適切なアプローチを取りましょう。
男性更年期に対しては、漢方薬を試してみるのもおすすめです。生活習慣を一気に変えるのが難しい場合でも、漢方薬なら手軽に取り入れることができます。男性更年期の原因は、加齢、ストレスや生活習慣の乱れなどによる男性ホルモンの減少が考えられます。男性更年期における生殖泌尿器機能や体力の低下などに対しては、ホルモンバランスの乱れを整える、血流を良くして生殖機能を回復させる、体を温め内臓の機能を回復する、消化・吸収の機能を良くして、疲れを取るなどの働きをもつ漢方薬を選ぶといいでしょう。また、精神的な不調には、自律神経のバランスを整えて、イライラや不安感を抑えたり、睡眠の質を上げてストレスを改善したりする漢方薬が用いられます。漢方薬は、根本的な体質改善を目指していますので、男性更年期の症状だけでなく、肩こりや肥満などにも同時にアプローチすることができます。以下では、男性更年期でお悩みの方におすすめの漢方薬を2つご紹介します。
疲れや手足の冷えなどの症状に効果があり、腰痛や下肢痛、しびれなどに使用されます。また、加齢による体のだるさや男性更年期の不調に使われることもあります。
不安やイライラ、動悸などに使われる漢方薬です。体力が中等度以上の方で、不眠やいらだちなどの精神症状がある場合に用いられます。
漢方薬を選ぶときには、自分の症状や体質に合っているかを見極めることが重要です。うまく合っていない場合、効果を感じられないだけでなく、副作用が生じることもあります。購入時には、漢方に精通した医師や薬剤師に相談しましょう。
夫の更年期症状に悩む妻にとって、男性更年期への対処法は重要です。男性ホルモンをアップさせる食事や夫婦で行う運動習慣、接し方や関わり方の工夫、専門医への相談や漢方薬の利用など、さまざまなアプローチがあります。夫の更年期症状を理解し、適切な対策を実践することで、夫婦の関係を改善して笑顔で過ごせる日々を取り戻しましょう。
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行う。あんしん漢方(オンラインAI漢方)はこちら
編集/岡村宗勇
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