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日本では半数以上の夫婦が陥っているといわれるセックスレス。元CAで学童指導員のパートをしている真菜さん(仮名40歳)も透析専門医の夫・幸次郎さん(仮名、45歳)と4年ほどセックスレスですが、家庭が平和であれば「気にならない」と話しています。けれどそんな真菜さんが最近、「家庭の平和が揺らぐのでは」と危惧していることがあるそうです。
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真菜さんと幸次郎さんは、元々大学のサークルの先輩と後輩の関係。
「同じインカレテニスサークルに入っていて学生時代から顔見知りでした。年齢が5歳違いますが、彼は医学部に入るために2浪しているので在籍時期がかぶっています。学生時代はお互い別の恋人がいてたまに話す程度でしたが、OBOGの飲み会で再会して仲良くなりました」。
大学卒業後にCAとして働いていていた真菜さん。
「席が隣になった時に『CAと研修医で飲み会しよう』と言われて連絡先を交換したのですが、本当は飲み会よりデートがしたかったみたいで、2人で食事に行って交際することになりました」。
交際中、幸次郎さんは年下の真菜さんのことを溺愛していたそう。
「私は彼の好きなアイドルに雰囲気が似ていたようで。20代の5歳差って大きいじゃないですか。『推し』みたいな感じでかわいがられていました」。
30歳で結婚して、35歳で待望の長女を出産した真菜さん。
「仕事を退職し、3年間は子育てに集中しました。夫が私に向けていた溺愛は完全に子供に移りましたが、微笑ましく思っています。父母2人揃って親バカ全開で、全力で娘を甘やかしています」。
生活には満足しているそうですが、産後はやはりセックスレスになったそうです。
「娘が1歳になった時に、2人目を期待していた実家の両親が2人きりの温泉旅行をプレゼントしてくれて、その時一度あったな…?というぐらい。それをカウントするならレス4年です」。
セックスレスになったこと自体には、さほど不満はないという真菜さん。
「夫は人工透析をする患者さんを診ているので本当に多忙で、仕事に没頭する姿は尊敬しています。その割に子供の面倒をみてくれていますし、私が通信教育で児童心理を学ぶ費用も出してくれました。ただ、一度だけ車の中に女性のキャップが落ちていたことがあって。同じクリニックの女性医師のものだと判明し、騒動になったことはありました」。
30代既婚の女性医師と車で美術展に行っていたことを認めた幸次郎さんは、「趣味の合う友達だと思っていて女性としては見ていない、もう二度とプライベートで2人では出かけない」と謝罪したそうです。
「証拠が出たのは美術展だけですが、聞けば聞くほど『水族館にも行ったのではないか、ドライブにも行ったのではないか』と疑惑が出てきます。お相手にも電話をかけて事情を説明してもらって謝っていただき、夫のスマホのパスワードも教えてもらったので不問にすることにしました」。
昔から「目の前の生活が満足していれば、ちょっとぐらい嫌なことがあっても一晩寝たら忘れられるタイプ」だという真菜さん。
「私の中では『私が気がついて、謝らせて、これからはもうない』としっかり対応できたことが大事。平穏な生活を取り戻して満足しています。セックスレスも、自分の機嫌は自分で取れば特に困りませんし。家庭が平和で好きなことができているというほうが重要です」。
そんな真菜さんでも、今までの結婚生活で浮気疑惑以上に不満だったことがひとつだけあるといいます。
「娘の幼稚園受験を夫に断られたことです。私は幼稚園から高校までミッション系の女子校に通っていました。小学校受験、中学校受験と年齢があがればあがるほど、本人の個性や資質が加味される割合が増えますが、幼稚園受験はほぼ親次第。私はぜひ幼稚園から入れたかったのですが、夫は『受験?小学校か中学校からでいいだろう。経済的にも大変だし、その時期は学会があって忙しいし』と消極的でした」。
「経済的に」と言われるとゴリ押しはできなかったという真菜さん。
「夫は公立高校から国立大学へという経歴なので、幼稚園受験と聞いて目を丸くしていました。私としては、繊細なところがある娘の受験は早いほうがいいと思ったのですが、彼は『うちの子は普通の子だし、大人しいけど元気に育っている。どんな環境でもやっていけるから心配しすぎだよ』という意見。仕方がないので頭を切り替えて、私は英会話を取り入れた学童保育施設でパートを始め、娘はバイリンガル幼稚園に入れました。小学校受験をすることは夫も了解済みなので幼児教室にも通わせています」。
最近、夫と同じ病院で働く看護師の友人からのタレコミで、彼と浮気疑惑のあった女性医師の長女も同じ学校を受けるらしい、と聞いた真菜さん。
「向こうの先生とはあれからお付き合いがないので、第一志望なのか、コネがあるのか、何もわかりませんが……。『同級生になったらどうしよう』というより『あっちだけ受かってうちが落ちたらどうしよう』という恐怖が強いです。万が一そんなことになったら、浮気疑惑も相まって本気で嫉妬してしまいそうで」。
一晩寝ても二晩寝ても頭から離れない悩みは、「セックスレスや浮気の比ではない」ほど深刻なようです。
※本記事では、プライバシーに配慮して取材内容に脚色を加えています。
取材・文/星子 編集/根橋明日美 イメージ写真/PIXTA
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