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サロンでカラーしたいけど、なかなか行けない昨今、市販のカラー剤に注目が集まります。サロンとサロンの合間にセルフカラーを取り入れているという美STモデルの小畑由香里さんに自分で上手に染めるテクニックを伺いました。
まだ白髪は少ないが、分け目の頭頂部にチラホラ。しばらくカラーをしていなかったので根元が黒く、白髪が目立ってしまう。カラー後は、白髪がしっかり染まり全体の統一感も。
\これを使います/
密着するので部分染めにも便利。椿オイル、オリーブオイルなどで保護。ビゲン香りのヘアカラー〈クリーム〉40g+40g全16色〈白髪用・医薬部外品〉¥600(編集部調べ)/ホーユー
①乾いた髪を、いつもしているヘアスタイルの分け目にスタイリングする。分け目と、顔まわりの生え際に、3〜5㎝程度刷毛でカラー剤を塗り、馴染ませます。
②こめかみから耳まわりの白髪が目立ちやすい部分に①と同様にカラー剤を塗り、使用説明書通りに2剤の塗布作業も行います。根元の生え際狙いは、クリームタイプが使いやすい。
\これを使います/
小畑由香里さんは塗りやすさでNo.1の泡タイプを愛用。色は20種類あり、好みの色が必ず見つかります。Liese 泡カラー(ダークショコラ)¥760(編集部調べ)/花王
①分け目、顔まわりの、白髪が気になる部分から泡をのせ、指を立て根元にくしゅくしゅと優しくもみ込み馴染ませます。ピタッと泡が密着してくれるので、テクニック要らずです。
②新しい泡を手に取り、トップからだんだん下に泡を指でもみ込みます。耳まわりの白髪が目立ちやすいところも丁寧に泡を馴染ませます。
③トップが塗れたら、後頭部の髪の上半分を取り上げ、ダッカールピンで留め、後頭部の下半分に泡を馴染ませます。根元に泡が浸透するのを意識しながら首元まで塗ります。
④一旦全体に泡が行き渡ったら、髪を全体的にオールバックにするように指を通し、細部にまで泡が行き渡るよう馴染ませていきます。
⑤最後に、生え際など気になる部位にきちんと液が行き渡るよう丁寧にもみ込みます。そのまま20分~30分放置してカラーが仕上がるのを待ちます。作業は素早く行いましょう。
髪にトリートメントを浸透させるときみたいに何度も手指を通してくるくると馴染ませると、細部までムラなくカラーが浸透し、綺麗な色に仕上がります。
市販のカラーは誰がトライしても同じように染められるよう、薬剤が強めの配合になっているので傷みやすいと言われている側面もあります。その代わり、毎日使うシャンプー&トリートメントで、髪に栄養を補い、傷みを補修するひと手間が、いい状態を導きます。サロン専売品のシャン・トリは、配合する栄養成分にこだわり、高いクオリティの商品が多いので、できるだけ選びましょう。
2020年『美ST』12月号掲載
撮影/玉置順子(t.cube) ヘア・メーク/陶山恵実(ROI) スタイリスト/三枝桃子 モデル/小畑由香里 取材/金子美智子 編集/小澤博子
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