HAIR
年齢とともに増えてくる体の悩み。特に髪の毛は女の命。でも、悩みは人それぞれだし、誰に相談したらいいかもわからない。「これって普通?」「みんなどうしてる?」「何が効く?」そんな聞くに聞けない40代の髪の2大悩み、「薄毛」「抜け毛」のギモンを専門家の先生に直接聞きました。
「抗酸化成分の豊富な野菜、イソフラボンを含む大豆、ホルモンを安定させる亜鉛などは積極的に摂取し、バランスの取れた食生活を。また、頭皮の紫外線対策、自分なりのリフレッシュ法を見つけ、ストレスの軽減も。質のよい睡眠も大切です。少しでも髪や頭皮が気になり始めたら、外用薬や内服薬を。育毛剤などの日々のケアで薄毛予防に」(鎌倉さん)
「毎日使うシャンプー、トリートメントの見極め、そしてホームケアだけでなくプロの施術を取り入れ、正確に自分の状態を認識することも大切。また、体内に貯蓄される有害重金属(水銀、鉛、カドニウムなど)が育毛の妨げに。これらをデトックスし、髪の育成に必要なビタミン、ミネラルを摂取できるサプリを正しい食生活にプラスし取り入れて」(永本さん)
「40代を過ぎると女性ホルモンの分泌が急激に低下。毛髪も大きく影響を受けます。また、ストレスにより血流が滞り毛包への栄養供給が妨げられることも。喫煙も体内で活性酸素を増加させ、血流を滞らせ頭皮の硬化を招き、結果、毛髪の成長を妨げます。加齢、ホルモンバランス、生活習慣、遺伝等、男性の薄毛より複合的なのです」(鎌倉先生)
「東洋医学的には毛髪は五臓六腑の中の心と腎が大きく関わるといわれ、ストレスにより心が病むことで血のバランスが崩れ、血の余りといわれている毛髪へ栄養が供給されず、細く弱くなっていきます。さらに腎が弱まるとエネルギーが生成されず、老化現象が促進し、毛髪への影響が出てきます」(川辺さん)
「通常でも1日に50~100本の脱毛があります。ですが、抜け落ちた本数を数えるのは難しく、シャンプーやブローのとき『以前より多くなった』と感じるタイミングがあれば、育毛剤を使う、医療機関に相談するなどの薄毛ケアを始めたほうがよいでしょう。薄毛は進行性です。気になったら少しでも早くからケアしていきましょう」(鎌倉先生)
「白髪うんぬんというより、抜くという行為が頭皮に負担をかけているので、抜かずに切るのがよいでしょう。なお、白髪を抜くとさらに白髪が増える、といういわれに医学的根拠はありません」(鎌倉先生)
「毛根を傷めると色素細胞を傷めることになり色素が作られなくなります。よって白髪になる可能性が高くなります」(市川さん)
医療機関で処方される毛髪専用の内服薬「パントガール」は女性専用に開発され、髪の原料となるアミノ酸やケラチンを主成分としており副作用もなく飲みやすいです。「ヴィヴィスカル」という海洋性たんぱく質を主成分とした毛髪内服薬も、臨床試験でも有効性が報告されているため注目が集まっています。気になり始めたら一度、医療機関に相談し取り入れるとよいでしょう」(鎌倉先生)
「毛根が死んでいなければ、また生えてきますが、眉毛も頭髪と同じように眉毛特有の毛周期があります。加齢とともに、退行期から休止期に入ったまま、成長を止めてしまう毛が多くなると、減ってきたと感じるようになるでしょう」(鎌倉先生)
\教えてくれたのはこの方たち/
「表面だけでなく、体の中から美しくなる美容鍼灸」を提唱。タレントやモデルの駆け込みサロンとして、絶大な信頼を得ている。
発毛診療指導認定医。女性の薄毛、抜け毛の悩みに対して最先端の再生医療を組み合わせ高い効果を実現。丁寧なカウンセリングに定評。
美容のプロからも絶大な支持を集め、結果の出る本物のヘア&スカルプケアを追求。サロンオリジナルメニューや商品の開発に着手。
髪や頭皮に使用するアイテムの成分には徹底にこだわる。ゲストの様々な髪悩みを解消し、健康なツヤ髪を蘇らせるスペシャリスト。
取材/半田典子
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2024年12月16日(月)23:59まで
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