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ジメジメ蒸し蒸しする梅雨から夏にかけてのシーズンは1年で一番ニオイが気になる季節。実はニオイには3種類あり、種類によって対処法が変わります。ドクターに聞いた多方面からのニオイケアで、ニオわない私を目指しましょう。
体内の活性酸素の影響も大きい加齢臭や古い油のニオイのミドル脂臭。皮脂は取りすぎると過剰に分泌するので拭いたら保湿が重要です。
汗で濡れたままだと嫌な汗臭さが出現。着替える+拭いて保湿で酸っぱい汗臭に変化させないのがマスト。UVケアでの紫外線防御も酸化を防いでニオイケアに。
疲れると漂うアンモニア臭は肝機能の低下で放散量が増加します。アンモニアはお腹の中で発生するので、肝臓の働きを改善するとともに腸活で防ぐことができます。
体のニオイは、皮膚から発せられる微量の「皮膚ガス」が元となり、大きく3種に分けられます。汗や皮脂の成分が常在菌により分解されることで生じる表面由来や皮膚腺由来の皮膚ガスは洗えば落ちますが、体内から血中を通して放たれる血液由来の皮膚ガスは洗っても落ちません。ニンニク、アルコールなどのニオイや疲労臭などは肝機能を高めたり、抗酸化力の高い食品やサプリを摂取してインナーケアすることで防げます。さらにオリゴ糖の一種ラクチュロースの摂取で皮膚アンモニア放散量が減るという研究結果もあり、腸活も重要なポイントに。正しい知識と的確なケアで快適な夏を過ごしてくださいね。
室内環境学会元理事長。人の体から発せられる皮膚ガスのニオイに着目。その分析と情報伝達機能に関する研究の第一人者。
35歳を過ぎると、嫌な体臭を抑えてくれる甘い香りのラクトンの分泌が減ってしまうため、若い頃より丁寧にニオイケアをするのがマストです。ニオイが出やすいのは、アポクリン腺のある脇やデリケートゾーン、皮脂の出やすい頭皮や首の後ろ、胸、背中など。1日着用した下着のニオイを嗅いでみてください。気になる人は、ラクトンを増やすオリゴ糖サプリやラクトン入りのアイテムを使うのも手。更年期ののぼせや多汗は体を冷やしても止めるのは難しく、HRTなどの更年期治療やエストロゲンの含まれるオイルなどが有効です。出た汗は放置しない、拭く時には同時に保湿して酸化させないことが重要です。
美容的観点と先端医療、両方の豊富な知識と経験で美容界を牽引。クリニックでもニオイに悩む方の治療と相談に乗っている。
2023年『美ST』7月号掲載
撮影/古水 良〈cheekone.〉(人物)、山口恵史、草間智博〈TENT〉(静物) モデル/吉村ミキ ヘア・メーク/このみ〈Lila〉 スタイリスト/二井里佳子 取材/西岡直美、佐藤理保子、菊池真理子 イラスト/まるはま 編集/漢那美由紀、増野玲奈
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2024年12月16日(月)23:59まで
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2024年11月16日(土)23:59まで
2024年11月14日(木)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで