HAIR
美ST世代の40代、50代の髪悩みは多岐にわたりますが、髪悩みの解消はレングスによって解決策が異なるもの。今回はショート、ボブ、ミディアム、ロング、それぞれの髪悩みを解消しつつ、今っぽい雰囲気に仕上がるスタイルとそのアレンジまで贅沢に14パターンをご紹介!
【INDEX】
山名裕子さん 公認心理士・39歳
ボブに飽きた人に支持されているのがショート。全体は短いですが、顔周りの髪は長さを残して、毛先がアゴに向かうようにすると顔周りがシュッとして見えます。首元がすっきり見えるだけでなく冬のボリュームのある服とも好相性です。
サイドバングを長めのリップ下でカットし、毛先をアゴに向けることでフェイスラインがすっきり見えます。
【HOW TO】
〈カット〉
表面の髪に長さがでるようにグラデーションを全体に入れた、前下がりのショートです。耳にかけたときにすっきり見えるように、厚みが出る耳後ろを毛量調節。前髪は少量を目の上でカット。
〈スタイリング〉
全体にゆるいCカールがつくようにストレートアイロンを通します。こめかみより上の髪は根元が立ち上がるように毛束を引き出してからアイロンするのがふんわり仕上げるコツ。
〈おすすめポイント〉
☑頬のたるみをカバー
☑最も注目されている短さ
結べないのでアレンジできないと思われがちなショートですが、質感を変えればイメージを変えることができます。前髪は少し控え目に巻くとモードになりすぎず女性らしい雰囲気に!
根元から毛先までしっかりと巻いているので、ぺたんとしがちなトップに高さが出ています。
【HOW TO】
〈カット〉
表面の髪に長さがでるようにグラデーション全体に入れた、前下がりのショートです。耳にかけたときにすっきり見えるように、厚みが出る耳後ろを毛量調節。前髪は少量を目の上でカット。
〈スタイリング〉
26㎜の細目のアイロンで、根元から毛先までランダムに巻いてミックスカールにします。前髪は緩めに巻くのが品よく見せるコツ。仕上げにバームワックスを全体にもみ込みます。
〈おすすめポイント〉
☑ ショートでもアレンジできる
☑ボリュームが出て華やか
スタイリストNAVEさん
青山なつみさん 不動産業・40歳
頭が小さく見えるボブに痩せて見える効果も加えたいなら、おでこが見えるように前髪を分けるのが決め手。前髪の分け目からアゴ先を結ぶ縦ラインを強調することで、顔がほっそり見えます。
前髪は6:4で分けておでこの両サイドを隠すように下ろし、縦ラインを作ります。
【HOW TO】
〈カット〉
毛先が肩につく長さでアウトラインを平行にカット。毛先5cmにしっかりレイヤーを入れて首元がくびれるようします。前髪は長めのリップの高さでカットし、毛先がサイドに流れるように毛先に軽くレイヤーを入れます。
〈スタイリング〉
ストレートアイロンで、全体の毛先がハネるように外巻きにします。前髪を6:4で分けたら根元を潰さないように毛先がサイドの流れるように巻きます。
〈おすすめポイント〉
☑縦ライン効果で痩せて見える
☑今のボブのままで変身できる
後ろで1つに結ぶのがやっとな短めのボブは、流行りのリボンをつけてパーティ仕様にするのがおすすめです。結んだ毛束の細さをカバーすることもできるので、髪が痩せてきた美ST世代にぴったりです。
普通の蝶結びにするとピアノの発表会感が出るので、片結びや少し斜めにしてこなれ感を。
【HOW TO】
〈カット〉
毛先が肩につく長さでアウトラインを平行にカット。毛先5cmにしっかりレイヤーを入れて首元がくびれるようします。前髪は長めのリップの高さでカットし、毛先がサイドに流れるように毛先に軽くレイヤーを入れます。
〈スタイリング〉
前髪をセンターで分け、毛先が後ろに向かうように巻きます。全体にオイルをなじませたら、低めの位置でひとつ結びに。根元にリボンを結んで完成です。
〈おすすめポイント〉
☑ 毛束の細さが隠せる
☑ただのひとつ結びが華やぐ
森 咲子さん モデル・41歳
髪を伸ばすことや流行りのレイヤーを入れることで細くなってしまう毛先は、コンサバな内巻きにして、たっぷり感を演出するのが美ST世代におすすめ。胸元にのる内巻きの毛先が華やかさも加えてくれます。
毛先にはレイヤーが入っているので、動きが感じられて軽やかな印象です。
【HOW TO】
〈カット〉
鎖骨下7㎝のラウンドベースのロング。サイドは毛先5㎝にレイヤーを、全体はアウトラインの角を取るくらいの毛量調節をする程度にして、毛先に厚みを残します。前髪は目の上で切り、毛先がサイドに流れるようにレイヤーを入れます。
〈スタイリング〉
太目の38㎜のカールアイロンで、全体の毛先を1回転内巻きにします。ベタっとするオイルではなく、軽いバームを全体になじませて毛先の動きを整えます。
〈おすすめポイント〉
☑毛先にたっぷり感が出る
☑巻くのが簡単
すっきりしたアップにしたいけれど、痩せてきた頬が気になるという人が多いよう。そんな人におすすめなのが、アップにした毛先が頬の横で揺れるカチモリヘア。痩せた頬の高さにアクセントができることで、若々しい印象に仕上がります。
正面から見たとき、痩せが気になる高さに毛先を出すのがポイントです。
【HOW TO】
〈カット〉
鎖骨下7㎝のラウンドベースのロング。サイドは毛先5㎝にレイヤーを、全体はアウトラインの角を取るくらいの毛量調節をする程度にして、毛先に厚みを残します。前髪は目の上で切り、毛先がサイドに流れるようにレイヤーを入れます。
〈スタイリング〉
前髪は軽く内巻きにします。全体にオイルをなじませたら、低めの位置で1つにまとめてタイトなゴムシニヨンに。毛先は入れ込まず、正面から見て頬の横で揺れるように整えます。
〈おすすめポイント〉
☑ 頬痩せがカバーできる
☑カチモリヘアで今っぽい印象に
AFLOAT D'L スタイリスト木村紗矢香さん
日向瞳さん 彫刻リンパセラピスト・41歳
顔周りの髪を横に広がるように巻くと華やかですが、それだけだと顔が大きく見えてしまいます。首元のフォルムはしっかりと絞ることで、ふっくらした頬がカバーできます。
顔周りは横に広げ、アゴ下の髪は首に沿うようにボリュームを抑えるのがポイント。
【HOW TO】
〈カット〉
鎖骨下10㎝でカットし、アゴ下から高めのレイヤーをたっぷり入れて首元にくびれが出やすいようにします。前髪は目の上で、サイドバングは量を多めにして長めの頬の高さで切り、サイドに流れるようにレイヤーを入れます。
〈スタイリング〉
太目の38㎜のカールアイロンで全体の毛先を1回転外巻きにします。前髪を内巻きにしたら、サイドバングはアイロンを縦に使って毛先が後ろに向かうように巻きます。
〈おすすめポイント〉
☑巻きを変えるだけでほっそり見える
☑華やかな印象はキープできる
髪をまとめる位置にこだわるとリフトアップして見えます。高めの位置でまとめるとウエイトが上がり、たるみが解消されて見える効果が!まとめた髪は下ろさずにシニヨンにするとすっきり感がさらにアップ。
高めに作ったシニヨンは、左右に広げてボリュームを出すのがポイント。
【HOW TO】
〈カット〉
鎖骨下10㎝でカットし、アゴ下から高めのレイヤーをたっぷり入れて首元にくびれが出やすいようにします。前髪は目の上で、サイドバングは量を多めにして長めの頬の高さで切り、サイドに流れるようにレイヤーを入れます。
〈スタイリング〉
細目の26㎜のアイロンで毛先を中心に巻いておきます。軽いセット力のあるワックスをなじませたら、高めのつむじくらいの位置でまとめてシニヨンに。シニヨンを左右に広げてボリュームを出します。
〈おすすめポイント〉
☑ リフトアップして見える
☑首元がすっきりする
AFLOAT D'L スタイリスト井上晃輔さん
武岡真梨恵 商業ディベロッパー・39歳
全体をストレートにして毛先をゆるく外ハネにした、一番人気のミディアム。髪の面が見えるようにオイルを付けてしあげているので、加齢とともに出てくるうねりが解消されています。
ストレートアイロンを通してオイルで仕上げているので、ぼわっとしたうねりを全く感じません。
【HOW TO】
〈カット〉
鎖骨下5㎝でやや前下がりのアウトラインでカット。レイヤーをたくさん入れて髪が軽くなるとうねりがより出てしまうので、アウトラインの角を取るくらい少しだけレイヤーを入れます。前髪は長めの目下で、サイドバングはリップくらいの長めで切ります。
〈スタイリング〉
ストレートアイロンで全体を根元から毛先まで軽く外ハネになるようにスライドして、ストレートな質感に仕上げます。重さとツヤが出るバームオイルを全体になじませ、仕上げに表面をなでつければ完成です。
〈おすすめポイント〉
☑うねりが解消できる
☑一番トレンドの外ハネスタイル
毛先が乾燥することで広がる毛先は、低めでまとめたタイトなひとつ結びにすると解決できます。ストレートアイロンでベースを作り、仕上げにオイルをつけて広がりをおさえることも大切です。
髪のおさまりがいい、耳より下の低い位置で結ぶのがコツ。
【HOW TO】
〈カット〉
鎖骨下5㎝でやや前下がりのアウトラインでカット。レイヤーをたくさん入れて髪が軽くなるとうねりがより出てしまうので、アウトラインの角を取るくらい少しだけレイヤーを入れます。前髪は長めの目下で、サイドバングはリップくらいの長めで切ります。
〈スタイリング〉
ストレートアイロンを根元から毛先まで通してストレートにします。全体にオイルをなじませたら、両サイドの髪を残して低めでひとつに結びます。両サイドの髪を片方ずつ根元に巻きつけてピンで留めます。
〈おすすめポイント〉
☑毛先の広がりが隠せる
☑ストレートな質感が今っぽい
Tierraスタイリスト美侑さん
新盛寛子さん 会社員・43歳
美ST世代が悩まされる、おでこのシワや生え際の後退、こめかみ痩せは前髪を作ることで簡単にカバーできます。前髪は少量で抜け感がでるようにして、サイドバングは量を多めにしてたっぷり感を出すのが決め手。
少量の前髪でおでこと生え際を隠すことができます。サイドバングは量を多めにして厚みを出してこめかみ痩せをカバー。
【HOW TO】
〈カット〉
鎖骨下5㎝のやや前下がりベースでカットし、アゴ下から全体にレイヤーを。前髪は少量にして目上で切り、サイドバングは厚みがでるように量を多めにして鼻先くらいの長さでカット。
〈スタイリング〉
38㎜の太目のカールアイロンで全体をランダムにミックス巻き。同じアイロンで前髪を軽く内巻きに、サイドバングはアイロンを縦に使って毛先が後ろに向かうように巻きます。軽いオイルをなじませて軽めの束感を全体に作ります。
〈おすすめポイント〉
☑前髪を作るだけで悩みを解消
☑前髪があると若々しく見える
うねった髪でもバランスよくあしらえば、華やかさを出すアクセントになります。うねった髪は耳前と耳後ろだけで少量下ろすのがポイント。それ以外の髪は全てまとめるとバランスよく仕上がります。
おくれ毛以外の髪は全て高めの位置でまとめてひとつ結びに。毛先はしまい込まずに下ろして動きをプラス。
【HOW TO】
〈カット〉
鎖骨下5㎝のやや前下がりベースでカットし、アゴ下から全体にレイヤーを。前髪は少量にして目上で切り、サイドバングは厚みがでるように量を多めにして鼻先くらいの長さでカット。
〈スタイリング〉
おくれ毛以外の髪を全て高めの位置でまとめてひとつ結びにします。毛先はしまい込まずに下ろして動きをプラスしましょう。
〈おすすめポイント〉
☑ 後れ毛を活かして華やかに
☑高めで結ぶことでパーティ仕様に
PATIONN オーナー石川武史さん
稲本美和子さん モデル・40歳
美ST世代はロングにすると毛先の不揃いさが気になります。それを活かすためにさらにレイヤーを入れて軽くし、しっかり巻くと抜け感と動きのある今時なカールに仕上がります。
抜け感、動き、束感といった今っぽい要素が詰まったカールになっています。
【HOW TO】
〈カット〉
胸元レングスのワンレンベースのロング。表面の髪にだけリップくらいの高めの位置からレイヤーを入れて軽さを出し、ボリュームを出します。前髪とサイドバングは長めのリップ下で切り、毛先がサイドに流れるようにレイヤーを入れます。
〈スタイリング〉
全体の髪は、1つまみ引き出したら軽くねじり、太目の38㎜のカールアイロンを縦に使って内巻きと外巻きを繰り返してミックス巻きにします。前髪をセンターで分けたら、サイドバングの毛先はアイロンを縦に使って外に向かうように1回転巻きます。
〈おすすめポイント〉
☑ロングを切らずに今っぽくなる
☑今よりもさらに華やかな印象になれる
髪を結ぶと量が少なく見えるので避けている人が多いようです。でも、半分だけ結ぶハーフアップだったら量がキープできます。胸元に下りる髪はカールさせてふんわりさせると華やかさもアップします。
胸元に下りる髪は、毛先をランダムに散らせて動きを加えることが大切。
【HOW TO】
〈カット〉
胸元レングスのワンレンベースのロング。表面の髪にだけリップくらいの高めの位置からレイヤーを入れて軽さを出し、ボリュームが出るようにします。前髪とサイドバングは長めのリップ下で切り、毛先がサイドに流れるようにレイヤーを入れます。
〈スタイリング〉
38㎜のカールアイロンを縦に使って、内巻きと外巻きを繰り返してミックス巻きにします。こめかみ上の髪を後ろで結んだら、根元をくるりんぱします。その下の耳上の髪も後ろで結んだら根元をくるりんぱ。くるりんぱした髪を指先で軽く引き出してバランスを整えれば完成です。
〈おすすめポイント〉
☑結んでも髪の量が少なく見えない
☑胸元にカールした髪がのって華やか
PATIONN スタイリスト紺谷恵利さん
本記事は、美ST編集部が取材・編集しました。「美ST」は16年以上にわたり、40代&50代女性の美容とライフスタイルを追求してきた月刊美容誌です。
撮影/大瀬智和 ヘア・メーク/石川武史、NAVE、木村紗矢香、井上晃輔、美侑、紺谷恵利 取材/よしだなお
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2026年1月16日(金)23:59まで
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