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美肌の湯 その6 岐阜県・新平湯温泉「松宝苑」 編集/井上 智明

仕事柄、いや趣味柄よく聞かれるのは「どこの温泉宿に行ったらいい?」なんです。

これ、けっこう答えるのに難しい質問なんですよね~

聞いてきた人によって求めている答えがかなり違ってくるからなあ。そんな時は、いつ・どの方面に・誰と・いくらで行こうと計画しているのか、そして、一番求めているものは何で、許せないことは何か?とかしつこく聞きこみをします。

で、自分の中で妄想力を膨らませて、よさげなところをいくつかリストアップしてお返事するようにしています。そんで、後日実際に行っていただいて「いや~ほんとによかったよ、ありがとう!」と言ってもらえるのが何よりの幸せでございます。

自分では行きえないような旅をプランニングできるって、楽しいです。

今回行った「松宝苑」は、いろんな人におすすめできる!という点からもかなりポイントの高いお宿だと思います。”いいお宿”の条件がここにはかなり揃っているかな、と。

まず、お宿へのアプローチからして、いいオーラが出ています。

なんだろう、、ワクワクするような感じをチラつかせつつ、空気感とかたたずまいが美しいっていうの?

ほら、宿の方が待ち構えてる。

個人的には、経験上、写真みたく上へと昇っていく感じのエントランスのお宿はいいお宿です、なんとなくだけど。

そして、エントランス。玄関くぐって「わぁ~」と思える空間が広がっているともう間違いありません。何となくなんですけど、縦に広い空間があると、癒し効果抜群の宿のような気がします。

さらに、お部屋。実は今、気付いたんですけど、「日あたり」と「こげ茶」ですね、ポイントは。インテリアにこげ茶が入っていると、なんか落ち着きます。

このお宿は、さらに全面こげ茶の囲炉裏がある! 夜に縁側を開け放って、湯あがりにビ~ル!なんてやっちゃいましたよ。

お風呂やごはんは実際入ってみたり、食べてみないと何とも言えないのですが、ネットのHPとか雑誌とかでお宿の情報を見て判断するときは、とここらへんはわかるような気がするので、参考にしてみてくださいませ。

でもでも、ここはお風呂もいいんです!泉質は含重曹炭酸泉と含重曹硫黄泉、二つの源泉を混ぜ合わせてもちろん源泉100%で各浴槽に注いでいるようです。

新緑の季節は旅の季節。

新緑溢れる石造りの露天風呂も当然よいのですが、内湯が気持ちいいんですよぉ。そうそう、重厚な木造りの内風呂があるのも、よいお宿の絶対ではないけど、共通項ですね。

後ろは緑ですが、内湯です。ガラス張りなんで景色もいいのですよ。
お湯もちょうどいい温度で出たり入ったりしつつ、「ぷわぁ~」なんてつぶやきつつ1時間くらいはダラダラ過ごします。

お風呂上がりは本館とお風呂の間に広がる中庭?に置かれた趣ある椅子でぼけ~っと。しあわせ。

実はすっごい忙しくて疲れてたんですよ・・・。でも、疲れた時こそ温泉♨と思ってあんま寝ないでクルマぶっ飛ばして行ったんです。(運転しながら3回くらい意識が飛んだ)だって呼んでたんだもん、温泉が❤そのせいか余計にしあわせ感、強いっす。

・・・で、お風呂上がりに、さすがに囲炉裏でペたっと突っ伏して寝てたら・・・いかんいかんごはんの時間だ! 慌てて、あ、でも慌ててないように見せつつお食事処に向かうと、ここにも囲炉裏さんが鎮座しています。そしてまた肉!毎回のように肉食った話になってしまいますが、そこは肉好き美ST編集部員なので、基本ですよね。

にく肉ニク~囲炉裏のまんなかで微笑んでいます。

今回は飛騨牛❤❤しかも、朴葉焼きで味噌付けて食べられて、しかもA4クラス以上という上質のお肉だそうです。「うま~い」(「男子ごはん」の国分くんふうリアクションで)。そりゃあ、日本酒もすすむってもんです。揚げたての稚鮎と山菜とかいろんな川魚のお刺身とか、野菜もたっぷりでもうやばい、食べきれません!

・・・って、ここまで読まれた方は「どうせ高い宿なんでしょ、お金出せばこのくらい当然よ」と思われるでしょうが・・・

ふふふ、実はこのお宿の最大のポイントだと思うんですが、1泊2食13,650円~なんです。しかも、土曜日でも料金そのまま!囲炉裏つきは広いお部屋なのでプラス5,250円ですが、ふつうのお部屋なら、本当におトクです!今回初めて行ったんですが、個人的にコスパ賞(何の?)を勝手にあげたいくらいです。

ところで、今回の宿のどこが美肌やねん!とツッコミが入りそうですが、実はごはんのとき、席の隣が両方とも40代半ば~後半の女性とすご~く年下(10歳なんてカワイイものじゃない)の男性の組み合わせだったんです❤片方は、ひょっとしたら親子?とギリギリ思える感じだったのですが、反対側は絶対カップル!!いやもう、二人でいるときのオーラがそうです!だって、お風呂から出てくるとき外で待ち合わせとかしてたんですもん。ほほえましいっす。女性は二人とも、彼が可愛くて仕方ない、という感じの母性出まくりでした。肌の色つやも何だか艶っぽい。そう、このお宿は年下男子と恋して、女性ホルモン湧きまくりかも、の宿なのかもしれません。

●岐阜県・新平湯温泉「松宝苑」
☎0578-89-2244
長野自動車道松本インターから頑張って70分くらい。
www.syohoen.com/

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美肌の湯 その6 岐阜県・新平湯温泉「松宝苑」 編集/井上 智明

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