【2019年最新情報あり】歯を自然な白さに。40代からの【歯のホワイトニング】の基礎知識

「美しい人ほど手が行き届いていないことが垣間見えるとガッカリする」と同性が口を揃えて厳しい目を向けるのが歯のケア。白髪染めやネイルにはマメに通うのに、歯って意外にほったらかしじゃありませんか。40代からはじめる歯のホワイトニングの基礎知識を見直しましょう。

歯は肌と同じように無自覚のまま劣化するもの。歯の表面にミクロの傷が入り、知らないうちに色素沈着して黄ばんでしまいます。ホワイトニングには、彩度を上げて透明感を出す方法と明度を上げて光らせる方法があり、個人の歯の状態によって決定します。加齢により歯の内部にまで沈着してしまった色素や汚れをキレイに除去すると、本来の自分の白い歯を蘇らせることができます。特殊な薬剤やライト、歯科機器を使用しますが、これは歯医者さんでしか扱うことができません。ひと昔前は陶器のように真っ白な歯が美しいとされていましたが、現在は、白浮きせず透明感のあるナチュラルな歯が主流。ホワイトニングを定期的に行い、笑顔の似合う美しい口元になりましょう。

歯の色は、赤茶、黄み、グレーみ、赤グレー系の4色に分けられ、明るい色から1、2、3と表記。40代の平均値はA2～3。だいぶ暗くなっているので2段階ほど上げるのがオススメ。

① 3倍～30倍程度まで拡大できるマイクロスコープを使って歯の状態を診断。その後、歯石などの汚れを除去していきます。

② シェードガイドで現状の歯の色調や明度をチェック。どの程度の明度アップが適切か、明るい室内で先生と一緒に確認していきます。

③ 歯茎に保護剤を塗布し薬剤の影響を防ぎ、歯の表面にホワイトニングジェルを塗布し時間を置きます。※特殊な光を照射する場合もあり。

④ ホワイトニングの施術は色みを選び、薬剤を塗って場合によっては紫外線を照射し、最後に歯面をコーティングするまで30～40分ほど。

ZOOM whiteSpeedは、歯のホワイトニング先進国アメリカ発の世界シェアNo.1を誇る「ZOOM」シリーズの最新機種。光の強弱設定が初可能となり、知覚過敏が心配な方も安心。

① 施術について、ホワイトニング後の注意点などの説明後、虫歯、詰め物、着色、知覚過敏の有無などを診察します。歯の写真も撮影。

② 保護した後に専用の特別なジェルを歯の表面に塗ります。歯にダメージを与えることなく蓄積した着色を漂白し歯を白くします。

③ 新開発LEDライトを照射してホワイトニングジェルの浸透を促進。1回15分を3セット。知覚過敏が出た場合、ライトの光量を調整。

上下16～20本を一度に照射でき、90分の治療で正面から見える歯は歯の色がA3.5から最も白いA1に。「しみることも口の渇きもなく白くなり、唇の色までキレイに見えます」。

インターナルブリーチなら、茶色に変色してしまった神経のない歯でも30分で白くなります。根の治療をした穴の中から薬剤を歯の中に入れるため、この治療は神経治療が完治していることが前提。

2019年『美ST』11月号掲載
撮影／大瀬智和、久保嘉範、清水ちえみ　モデル／吉村ミキ　ヘア・メーク／Sai　スタイリスト／森川 彩 　取材／八尾美奈子　編集／小澤博子、漢那美由紀