HEALTH
長年、料理の仕事に携わってきた〝ばあば〟のレシピには、知恵と工夫と愛情がいっぱい。あわただしい毎日を送る美ST世代に伝え遺したい、とっておきの美容弁当を教えてもらいました。
好みの食パンにバターとサワークリームを塗り、チキンサラダの野菜と鶏ささみをサンド。鶏ささみで出汁を取ったボルシチは油っぽくなく、冷めてもおいしいので、お弁当のおともにもピッタリ。手持ちのボトル(密閉できるもの)に入れてどうぞ。
【材料】ボルシチ(2人分)
鶏ささみ……3~4本(200g)
A 塩……小さじ1
A 砂糖……少々
B にんじん……50g
B キャベツ……50g
B じゃがいも……50g
B 玉ねぎ……50g
B ビーツ……50g
トマト……50g
おろしにんにく……1片分
ディル……2枝
油……小さじ2
【材料】サワークリーム(作りやすい分量)
プレーンヨーグルト……1/2カップ
生クリーム……1/2カップ
【材料】チキンサラダ(2人分)
茹でた鶏ささみ……1本
ベビーリーフ……ひとつかみ
紫玉ねぎ……1/4個
きゅうり……1/2本
トマト……1/2個
【材料】ドレッシング(2人分)
オリーブ油……大さじ1 1/2
酢……大さじ1/2
塩……小さじ1/4
こしょう……少々
【作り方】
① 鶏ささみにAをまぶし、軽くもみ込んで、15分ほどおく。
② 鍋に水3カップ(分量外)と❶を入れ、火にかける。沸騰したら弱火にし、5分ほど茹でて、そのまま冷ます。
③ サワークリームを作る。ボウルにヨーグルトを入れ、生クリームを少しずつ加え、そのつどよく混ぜ、クリーム状に仕上げる。※夏は冷蔵庫に入れておく。
④ Bの野菜をすべて細切りにし、トマトは角切りにする。
⑤ フライパンに油を熱し、玉ねぎ、にんじんを加え炒める。しんなりとしたら、トマトとビーツを同時に加え、トマトが煮崩れるまで炒める。
⑥ ❷の鍋から鶏ささみを取り出し、キャベツ、じゃがいもを加えて中火にかける。煮立ってきたら、ひと口大に切った鶏 ささみ1本分と❺を加え、やわらかくなるまで煮る。
⑦味を見て足りなければ塩(分量外)を加え、火を止める。みじん切りのディルと、おろしにんにくを合わせて加え、混ぜる。
⑧ 器によそい、❸のサワークリームを適量のせる。
⑨ 残りの鶏ささみを食べやすい大きさに手で裂き、好みの野菜と一緒に器に盛り、ドレッシングをかける。
\ウクライナボルシチ&チキンサラダの完成!/
1970年代から、ユーラシア大陸の旧ソビエト領、中国を中心に約70カ国を訪ね歩き、現地の家庭で料理を教わり、食文化の研究を続けてきた荻野恭子さん。なかでも、もっとも多く口にした食材のひとつが、ビーツなのだとか。
「多いときは毎月のように、ユーラシアに通っていたのですが、そこで出合ったのがビーツ。旧ソビエト領だけでなく、トルコでも、モロッコでも、よく食べられていました。ビーツを食べるようになってからというもの、肌がキレイになり、疲れにくくなり、便通もよくなりました。調べたわけではないけれど、血液や腸がキレイになったんじゃないかなと思っています。日本でも最近やっと出回るようになって、うれしい限り。今も、年齢のわりにちょっと肌がキレイなのは、ビーツのおかげじゃないかと思っているの(笑)」
荻野さんの美の秘訣、ビーツを使った料理といえば、まず思い浮かぶのがボルシチです。今年7月には、ウクライナの国民的料理として、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。
「現地では日常的に食べられている料理で、家庭ごとの味があります。私のお気に入りは、鶏ささみから取る、すっきり上品なスープで作ったもの。脂っぽくないので冷まして食べてもおいしく、まだ蒸し暑い今の時期にもぴったりです。作り方はシンプルで、基本的には野菜を炒めてスープで煮込むだけ。味付けは塩だけで十分。どんな料理にも言えることですが、料理のおいしさは、素材と塩、水で決まります。そこに、その土地ならではのエッセンスを加えるの。仕上げにディルとにんにくを加え、自家製サワークリームをのせれば、ウクライナの味。お試しあれ!」
女子栄養短期大学を卒業したのち、和・洋・中・エスニックのエキスパートから料理技術を修得。食文化研究のために世界を食べ歩き、レストランへの訪問や一般家庭へのホームステイを通じて、幅広い料理を取材。料理教室や各種メディアで活躍中。
2022年『美ST』10月号掲載
撮影/須藤敬一 取材/伊藤由起 編集/小澤博子
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2025年11月16日(日)23:59まで
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