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【イートインでもテイクアウトでも】個性豊かなトッピングが楽しい【都内本格ナポリピッツァ】3選

窯で焼き上げる香ばしいナポリピッツァは大人も大好きな一品!自宅でもお店でも楽しめる40代50代にオススメしたい、こだわり具材がたっぷりのったワンランク上のピッツァをご紹介します。

ありそうでなかった南イタリア素材の組み合わせが秀逸

気取らず楽しく、家庭では作れないものが食べたい!という気分にしっくりくるのがピッツァ。風通しのいい店内、テイクアウトでも楽しめる、ナポリ系もちもちピッツァをピックアップした。武蔵小山の駅から少し足を延ばした所にある「平和通り商店街」。個人商店が軒を連ねるどこか懐かしい風景に、しっくり馴染んでいるのが「ピッツェリア ラ ロッサ」だ。店主の丸山英之さんは、日本にナポリピッツァの概念がない頃に、ピッツァ職人としてのキャリアをスタート。ありとあらゆる小麦粉とその配合、塩や酵母の加減、捏ね方などを独自に試行錯誤し、20年以上かけて現在の生地製法にたどり着いた。「僕の製法は、結果的には王道のナポリピッツァと95%同じでした。でも残り5%の核となる部分は、師匠も教科書もなかったからこそ、摑むことができた」と、丸山さん。その生地は、小麦粉の香りと甘みが十分に引き出され、表面はカリッと香ばしく中はもっちり。テイクアウトのボックスに入れても、いい香りが漂ってくる。看板メニューの「ラ・ロッサ」は、モッツァレラ、水牛モッツァレラ、アンチョビ、ミニトマト、オリーブ、パルミジャーノ、イタリアンパセリという、南イタリアの特産物をたっぷりとちりばめたピッツァ。地中海のまば ゆい陽射しと大地、紺碧の海に育まれた、ジューシィな味わいだ。

ラ・ロッサ ¥1,880 ※テイクアウトは+¥50

ピッツェリア ラ ロッサ
東京都目黒区目黒本町5-33-25 JLBグランエクリュ武蔵小山1F ☎03-6303-3533 営業時間11:00~14:30、17:00~21:00(ともにL.O.)定休日 水曜、第1・3火曜、ほか不定休

真っ赤なトマトにモルタデッラ、半熟卵の色合いにワクワク!

山手通り沿いにある、マッチ箱のような建物が目印の「ピッツァ チェック」は、中目黒の名店「聖林館」で経験を積んだ若きピッツァイヨーロ、齊藤哲平さんが開いたお店。1階は薪窯のあるキッチンとテイクアウトのカウンター。 螺旋階段を上がった2階と3階が客席で、BGMはオールディーズ。店主の手が空いているときは、レコードで聴かせてくれる。2種類の小麦粉に天然酵母、塩もすべて国産を使い、低温でゆっくり発酵させた生地は、じつに軽やかで風味豊か。看板メニューの「ちぇっく!」は、モッツァレラに、モルタデッラハム、半熟卵、じゃがいも、ミニトマト、パルミジャーノという構成で、仕上げの藻塩が素材の旨みを引き立てている。

ちぇっく! 税込¥1,600

ピッツァ チェック
東京都品川区西五反田4-2-3 ☎03-6431-9996 営業時間11:30~14:00、18:00~21:00(土日祝17:30~21:00)(すべてL.O.)定休日 月曜のディナー、第1・3月曜は終日(祝日は営業)

自家製ソーセージに練馬産菜っ葉のソテーがマッチ

「ピッツェリア ジターリア ダ フィリッポ」は、練馬の地に根付いたピッツェリア。北海道産小麦の生地に、武蔵野台地の新鮮な野菜や果物を使った地産地消のピッツァで人気を博している。「東京N.M.P」は、2015年、世界ナポリピッツァ選手権で第二位を受賞した、この店を象徴するピッツァのひとつだ。高温の薪窯でふっかりと焼き上げた生地に、自家製ソーセージ、武州豚のロースト、練馬の菜っ葉(この日は白石農園の小松菜)のソテー、ポンティコルボ社の燻製モッツァレラチーズという、イタリアと練馬のハイブリッドな滋味。これからの季節、天気のいい日は、テラス席で味わうのもおすすめだ。

ピッツァ 東京N.M.P ¥2,200 ※テイクアウトは+¥100

ピッツェリア ジターリア ダ フィリッポ
東京都練馬区石神井町2-13-5 グリーンハイム1F ☎03-5923-9783 営業時間 12:00~14:30、18:00~21:30(ともにL.O.)定休日 木曜(祝日は営業し水曜休)、ほか不定休あり

2020年『美ST』7・8月合併号掲載
撮影/田村浩章 取材/伊藤由起 編集/伊達敦子 ※情報は6月1日現在のものです。

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