HEALTH
自宅でできるセルフケアとして美ST世代に人気のお灸。だけど、正確なツボの位置がわかりにくいとか、火を使うので億劫とか、デイリーケアとしては少々ハードルが高いという声も多いもの。ドライヤーの温風を肌に当てるだけの「ドライヤーお灸 」なら、簡単、安全に40代のあらゆる悩みにアプローチ、解決へと導いてくれますよ。

ドライヤーの吹き出し口を肌から10cm程度離して、目的のツボ周辺に温風を当て、ピッと熱く感じたらすぐに離します。これでお灸1回に相当。必ず自分で行いましょう。
1日1回、ほんの数分間のケアで十分、どんなドライヤーでもOK。お風呂上がりのヘアドライ後、続けて行うと習慣化しやすい。その日の体調に合わせてツボをセレクトして。
温度調整可能なドライヤーなら50〜60°C設定が目安。自分の体感を重視して、じんわり温かいと感じられる距離で肌に当て続けます。熱いと感じたらすぐに肌から離すこと。
ドライヤーの熱風を拡散させすぎないために風量は弱に設定。小さい面積で温風が肌に当たることで、より素早く、的確にツボを捉えて刺激することが可能に。
ツボへの熱刺激によりお灸と同様の効果が得られるだけでなく、温風を体に当てることによる温め効果も。体を温め続けることにより体温がアップし低体温の悩みまでも解決。
顔に当てる時は、化粧水で保湿してからスタート。温風による乾燥を防ぐためその後の保湿ケアはいつもの2倍量で。マイナスイオンを発生するドライヤーでの乾燥対策も有効。

まずは全身の冷えを改善し、血流をアップさせるために主要4カ所のツボを刺激。時間のない時にはこの4つのツボだけでもOK。続けるうちに血流が改善され、体調全搬が向上します。
1 百会:頭頂部のほぼ真ん中。左右の耳の穴を繋いだ頂点に当たります。全身のバランスを調整して痛みも軽減する万能ツボ。ストレス軽減効果も。
2 足三厘:膝のお皿のすぐ下、外側にあるくぼみから指4本分下、すねの骨の外側。胃腸の調子を整えて健康増進、体温や免疫力をアップさせ風邪予防にも。
3 三陰交:内くるぶしの最も高い部分からすねに沿って指4本分ほど上がった骨の際。体全体を温めて冷え改善、月経トラブルや更年期障害にも効果絶大。
4 湧泉:足の指を折った時に足の裏にできる人という字の交わる部分のくぼみ。腎機能を向上させて疲労回復。体力、気力を高めて生命力も向上。
血流の滞りが原因で起こる体の冷えは、免疫機能や内臓の働きを低下させます。 東洋医学では、冷えは健康に生きるために重要な体内の気・血・水のバランスの崩れから起こると考えられています。その改善のために内臓と繋がるツボを鍼灸などの方法で刺激して治療しますが、素人がツボを的確に捉えてセルフケアすることはかなり難しい。そこで私が考案したのがドライヤーを使ったお灸。ドライヤーの温風をツボ周辺に当てるだけで熱がツボを捉えて刺激し、簡単にセルフケアができます。ツボ刺激により症状が改善するだけでなく、全身が温まるため、美容にも健康にも相乗効果をもたらしますよ。

教えてくれたのは…..東京有明医療大学 保健医療学部鍼灸学科教授 川嶋 朗先生
現代人の体の冷えにいち早く着目、体調改善のためには体を温めることが重要であると提唱する冷え治療の第一人者。臨床の傍ら、執筆活動や各種メディアでも活躍。
2018年『美ST』7月号掲載
撮影/小林愛香 モデル/塚本まり子 ヘア・メーク/伊藤佳奈(BLISS) スタイリスト/木村博美 取材/森島千鶴子
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2026年11月16日(月)23:59まで
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