HEALTH
「何度ダイエットしてもリバウンドする」その原因は脳にあるんです。脳のクセを知ってうまくだませば美習慣が身に付き、無理せずダイエットにも成功するはず。それには味覚をまず変えることが近道かも。

そもそも太ってしまうのは脳の食欲中枢を刺激するアッパー系(油・糖・塩)中心の食生活のせい。ダイエットが必要な人が好んで食べているのが糖や脂肪、塩分の強いアッパー系の味。そのままでは無理に食事制限しても、続かずにリバウンドしてしまいます。食べ過ぎを過度なものにせず、腹八分目で満足できるようにするには味覚をダウナー系(うま味)に変えることが大事。薄味でうま味をしっかり味わえるように訓練すると、刺激的な糖や脂が少ない食事でも満足できるようになります。舌の表面にある「味蕾」は新陳代謝が活発で細胞で10日~12日間程度で入れ替わると言われています。だから、旨味の効いた食事を10日間続けるだけで、味が薄い料理を脳が美味しいと感じるようになるんです。この舌トレを楽しんで続けていけばリバウンドのないダイエットに成功できますよ。

教えてくれたのは……予防医学研究者 石川善樹先生
東京大学医学部健康科学科卒。ハーバード大学公衆衛生大学院修了後、自治医科大学で博士号取得。著書に『ノーリバウンド・ダイエット』など。
味覚情報のうち舌が感じるのは1割程度。あとの9割は鼻から伝わる香りや食感、見た目などの情報を総合して脳が味を判断します。ゆっくり呼吸して香りや食感をきちんと味わうと、より満足感を得やすくなります。
「お腹がいっぱいになった」と脳の満腹中枢に指令が届くまで20分。だから食事は20分以上かけてゆっくり食べること。食べているうちに自然にお腹がいっぱいになり腹八分目に。よく噛むことで消化もよくなります。
最後にうま味が効いたものを食べるとダウナー系特有の深い充足感が得られます。特に味噌汁やお吸い物など、汁物で終えると少ない食事量でも満足感がアップ。その後の間食を抑える効果も期待できます。
食事と食事の間にお腹が空いたら、間食の代わりに昆布茶を飲みましょう。間食を避けられるだけでなく、唾液の分泌を促し、脂や糖に慣れた舌を、うま味を味わえる舌に変えます。なるべく添加物の少ないものを。
撮影/吉田健一 取材/竹下順子
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