HEALTH
頭を洗って清潔にしているのにフケが出る、シャンプーや整髪剤を変えていないのに突然フケが落ちるようになったなどの悩みを抱えていませんか? もしかすると無意識にやっているNG習慣が、頭皮のSOSを引き起こしているのかも!? フケの原因や軽減するためのセルフケアを紹介します。
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フケとは、頭皮の角質がはがれたもののこと。古くなった皮膚が自然に落ちるのは正常なことですが、急に増えたり目立ったりすると心配になるものです。
頭皮には、元々「常在菌」と呼ばれる菌がバランスよく存在しています。 しかし、皮脂が増えすぎたり逆に乾燥しすぎたりすると、このバランスが崩れ、脂性フケ(ベタベタタイプ)や乾性フケ(カサカサタイプ)が現れるのです。
特に40代をすぎると、ホルモンバランスの変化や皮脂分泌の減少、ストレスや生活習慣の乱れが原因で、頭皮環境が不安定になりやすくなります。
「シャンプーは変えてないのに……」。それでもフケが出るのには、こんな原因が潜んでいることがあります。
「清潔にしよう」と毎日ゴシゴシ洗っていませんか? それは、やりすぎかも。洗いすぎにより必要な皮脂まで洗い流してしまい、頭皮の乾燥を招いている可能性があります。
逆に、忙しくてシャワーをさっと済ませがち……という人は洗い残しがフケの原因に。シャンプーのすすぎ残しやワックスなどが落ち切っていないことで細菌が増殖してフケにつながってしまいます。
「日焼け止めは顔だけ」と油断していませんか? 頭皮の紫外線対策をしないと皮脂が酸化し、炎症やかゆみ、フケの元に。特に気温が上昇する夏は、汗や皮脂の分泌量が増え、頭皮で常在菌が繁殖しやすい状態になります。
また、紫外線は乾燥も招くため頭皮のバリア機能を低下させ、頭皮のさらなるダメージに繋がってしまいます。
髪のカラーリングも、頭皮にとってはストレス。 薬剤の刺激は乾燥や炎症を引き起こし、フケにつながることがあります。またパーマ剤も、頭皮を刺激する要因のひとつです。
頻繁にカラーリングをしたりパーマをかけたりすることで、フケが悪化する可能性があります。
40〜50代の女性は、仕事・家事・介護など日々ストレスフル。そこに加えて、加齢によるホルモンバランスの変化も重なると、自律神経が乱れてしまいがちに。
自律神経は体温調節や血圧など、さまざまな体の機能の調整をしており、自律神経が乱れると血行不良を引き起こします。これにより頭皮の血行が悪くなり、皮脂分泌や頭皮のターンオーバーに悪影響を及ぼします。
では、どうすればフケの悩みを軽くできるのか? すぐに試せる方法を紹介します。
フケを軽減するには、頭皮タイプに合わせた製品を選ぶのがポイント。洗浄力の強すぎるシャンプーや頭皮に合っていない製品は、頭皮を刺激してしまうため避けましょう。
乾燥が気になるなら低刺激で保湿力の高いシャンプーがおすすめ。脂っぽさが気になるなら余分な皮脂は落としつつほどよく潤いを保つタイプを選んで。
シャンプー前にしっかりお湯で予洗いし、泡立てて優しくマッサージするように洗いましょう。
爪を立てるのはNG! 指の腹で優しく洗うのが鉄則です。適量のシャンプーをよく泡立て、頭皮や髪全体に馴染ませて優しく洗いましょう。そして、すすぎの際にはすすぎ残しがないように念入りにすることも重要です。
熱すぎるお湯は頭皮の皮脂を余分に流してしまう可能性があるため、ぬるま湯ですすぐようにしましょう。
意外と見落としがちな頭皮の保湿。フケが気になるなら、頭皮専用のローションや美容液を試してみて。 お風呂上がりの数滴で驚くほど変わります。
また、ドライヤーをかける時間を短くすることも大切。長時間当てたり頭皮に近すぎたりすると乾燥を招くため、ドライヤーはなるべく離し、手早くかけるようにしましょう。
睡眠や食事など、生活習慣を整えることもフケの軽減につながります。
まずは睡眠。肌や頭皮のターンオーバーを整えるには7〜8時間の睡眠時間を確保するようにしましょう。しっかり眠れていると、頭皮の修復力が高まり、乾燥や炎症も落ち着きやすくなります。
そして食事。頭皮も肌の一部のため、美しい髪や健やかな頭皮には内側からの栄養補給が大切です。
特に、皮脂バランスを整える効果が期待できるビタミンB群、新陳代謝をサポートする亜鉛、皮膚の炎症を抑えるオメガ3脂肪酸を意識して摂取しましょう。
ビタミンB群は豚肉、卵、納豆など、亜鉛は牡蠣、牛肉など、オメガ3脂肪酸は青魚、アマニ油、くるみなどに多く含まれています。これらの食材を取り入れた食事を心がけてみてください。
毎日飲むだけでケアにつながる漢方薬もおすすめです。
フケの軽減には血流を良くして栄養を与えつつかゆみを抑えて乾燥肌(乾性フケ)の改善が期待できる「当帰飲子(とうきいんし)」や、血流を良くして栄養や潤いを補いつつ炎症を抑える「温清飲 (うんせいいん)」を選びましょう。
漢方薬は種類が多くてどれを選べばいいかわからないという場合は、漢方に精通した医師や薬剤師などに相談を。体質に合わない漢方薬を使い続けても、本来期待する効果は得られないどころか、副作用を引き起こす場合もあります。自己判断ではなく、専門家に相談のうえ、体質に合ったものを選びましょう。
教えてくれたのは…あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 碇 純子さん
編集/根橋明日美 写真/PIXTAほか
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