HEALTH
定期的にブームが訪れるサウナ。最近ではドラマ「サ道」の大ヒットもあり、老若男女問わずサウナに関心を持つ人がさらに増えつつある様子。サウナといえば大量に汗を掻くことで心身ともにスッキリし、ついでに美肌にもなるイメージですが、サウナの本当の凄さは「ととのう」ことによる「脳疲労」の軽減にアリ!情報過多で忙し過ぎる現代人の脳を癒すサロンとも言えるサウナは、すぐにでも駆け込みたくなるホットスポットです!
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「SNSのショート動画をなんとなく見ていたら、いつの間にか2時間経っちゃった」「何故かイライラして人にキツくあたってしまう」「やらないといけないことを先送りにしてしまう」「意欲が湧かずつい今日も風呂キャンしちゃった」「たっぷり寝たのに疲れが取れない」「考えごとが絶え間なく巡って眠れない」・・・・・・という経験はありませんか?きっと多くの人がどれか一つには当てはまっているのでは?実はこれらの何気ない行動や現象は、「脳疲労」が原因、あるいは「脳疲労」を加速させる要因になっているのです。脳疲労は自律神経を乱し、最悪鬱に進展してしまう言わば前駆症状。現代人のQOLを上げるためには、いかに日常生活の中で脳疲労を緩和するかということが最重要課題に!
そもそも何故、人は「脳疲労」となってしまうのでしょうか。その一番の原因は現代人を取り巻く情報量の多さ。スマートフォンやPCなどのデバイスから、誰しも気晴らしのつもりで様々な情報に触れています。コロナ禍以降はオンラインでの会議や在宅ワークも増え、仕事とプライベートのオンオフの切り替えも曖昧に。自分以外の外的情報に振り回され、自分の感覚を見失う「失感情症」に陥ります。鬱というのはある日突然なるのではなく、徐々に心のバランスを崩してなってしまうもの。失感情症の状態だとそこに気付くことができず、心体に症状が出てきてようやく気付くことになるのです。
現代人が肌身離さず持っているスマートフォンをはじめとしたPCやiPadなどのデバイスからは、開けば常に新しい情報が氾濫しています。実は断片的な情報にさらされることで、脳は気晴らしどころか余計に疲弊してしまうのです。ぼーっとして色々考えている時にすら脳の70〜80%のエネルギーが奪われているという説もあり、これは「マインドワンダリング」と呼ばれていて、思考があっちへこっちへと彷徨っている状態。自分の感覚に向き合う「マインドフルネス」とは真逆の立ち位置にいるのが、今の多くの現代人ということです。
ではいかにしてマインドフルネスに近い状態にするかと言うと、情報を一旦遮断して脳を「オフ」にすることが最短距離。そして「脳をオフる」上で最適な環境が、実はサウナなんです!まずサウナの中にはデバイスを持ち込むことが不可能。この段階で情報の遮断が叶います(テレビモニターが備え付けのサウナもありますが、できるだけ見ないようにすることがオススメ)。そして何より、サウナ環境における脳への刺激が脳疲労への圧倒的な癒しをもたらすことが判明!難しいことは一切必要なく、サウナでととのうだけで脳疲労悩みが解消し、かつ快眠作用や美肌効果も実証されているのだから、現代人は今こそサウナに駆け込むべきなのです!
とは言え、ただ漫然とサウナに入ればいい、と言うワケではありません。脳疲労を癒すサウナの入り方ルーティンは、サウナ→水風呂→外気浴でのワンセットが「ととのい」の基本!この3つのアクションのどれが欠けてもいけません。まずサウナ。そこに入ると、100°近い高温の世界が待っています。日常生活の中ではあり得ない高温に、脳血流量はかえって減少します。マインドワンダリングもしなくなるので、脳の消費エネルギーをグッと抑えることができるのです。サウナの後は水風呂。サウナで深部まで温まった体を水風呂で一気に冷やします(汗を水シャワーなどで流して入るのをお忘れなく!)。これもまた脳にとっては刺激の多い状態と言えます。そして水風呂の後は「ととのい」のメインステージである外気浴。この外気浴中に脳は「刺激的」な状況から解放され安全になったと感じ、サウナと水風呂で交感神経優位になっていたのが急激に副交感神経優位に切り替わっていきます。サウナ→外気浴でもいいのでは?と思われがちですが、実は間に挟む水風呂が「ととのい」にはマスト!水風呂から出た時の水圧の変化が重要なのです。水圧から解放されると、収縮していた血管が広がり、血液の分布が体の深部から皮膚表面に広がっていきます。その調整をするために自律神経が活性化し、ととのってリラックスした状態に導いてくれるのです。脳疲労が蓄積されている人の自律神経は働きが悪く、疲れが取れなくてやる気も低下。まさに前述した「現代人あるある!?」の状態に陥りがちですが、サウナで自律神経を活性化、すなわち脳へ安全で強い刺激を与えることで、通常の入浴では得られない脳疲労の癒しを得ることができるんです!
教えてくれたのは、加藤容崇先生
日本サウナ学会代表理事。慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット特任助教。医学的な見地とマインドフルネスの視点を兼ね備え、現代人の悩める脳疲労問題に精通。脳と体を”ととのえる”上でサウナの有効性を説き、全国にサウナーを増やし続ける。ご自身も毎日サウナに通う生粋のサウナー。
『医者が教えるサウナの教科書 ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?』
著者:加藤容崇
本体価格:1,400円 税込価格:1,540円
ダイヤモンド社・刊
https://www.diamond.co.jp/book/9784478110317.html
サウナドクターとしても知られる著者渾身のサウナ入門書。脳疲労を解消するための効果的なサウナの入り方がわかりやすく明記されており、読み終わったらその足でサウナに行きたくなること間違いなし!
取材/キッカワ皆樹 編集/岡村宗勇 写真/PIXTA
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2026年11月16日(月)23:59まで
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