HEALTH
なかなか減らないぽっこりお腹は、ホルモンの低下や運動不足による筋力の衰えなどいろいろな原因が絡み合っています。便秘もその一つ。隠れ便秘のサインを見逃さず、慢性的な便秘のぽっこりお腹になってしまう前に改善を!
【隠れ便秘チェック】
起床後の1時間は1日のうちでいちばん腸のぜん動運動が起こりやすい時間帯。朝食を食べると腸の動きに勢いがつき、食事誘発性熱産生が起こるため体温が上昇し、代謝機能がUP。栄養バランスが取れた、体が温まる朝食を摂りましょう!
便には体のなかのいろいろなメッセージが詰まっているので、“出たもの”に関心を持って。理想的な便はバナナのような便で、色は黄土色。量は両手に一杯分。2〜3分程度で力まずスルッと排便できるのが快便の証し。
夜は胃の働きが昼より弱く、消化が悪いため脂っこいものや糖質は避けて。副交感神経が優位になる夜に胃腸は掃除されるので、寝る4時間前くらいには夕食を食べ終え、寝るときは空腹を感じるくらいが適量。
普段の姿勢が悪いとお腹まわりにある筋力が低下し、その結果腸が垂れて下腹ぽっこりの状態に陥ります。下がり腸を引き上げるには、姿勢を整え、骨盤まわりの筋肉を鍛えるように心がけて。
炭水化物が含まれるお米は太るイメージがあります。しかし白米に含まれるでんぷんは、冷えることで難消化でんぷんとなり、小腸で吸収されず大腸まで届き善玉菌のエサに。GI値が下がると血糖値の上昇が穏やかになるので、朝昼におにぎりを1つずつ食べると腸活に。
排便習慣を身につけて腸の老化を食い止める
以前に比べ便の量が少ない、残便感がある、突然の腹痛に襲われるなどの症状が現れたら腸老化のサインです。食べ物は胃で消化吸収されやすい形状になり、6〜7mの小腸に移動し消化吸収されます。大腸でビタミン・ミネラル・水分が吸収され、その残りが便となって排出されるのです。その一連の動き「ぜん動運動」が滞ってしまうと、ガスや便が溜まりぽっこりお腹の原因に。毎日1回柔らかいバナナ状の便をツルンと排出させるためには、運動を習慣づける、ビフィズス菌や乳酸菌をきちんと摂取、不溶性の食物繊維を食べるなどして、腸の動きを活発にして“溜めない”腸を目指しましょう!
2万人以上の腸内洗浄をしてきた腸のスペシャリスト!
お話を伺ったのは…コロンハイドロセラピスト・インナー美人アドバイザー 齊藤早苗さん
看護師として大学病院勤務後、米国で腸内洗浄セラピーの研修を受け国際ライセンスを取得。20年以上にわたり頑固な便秘やぽっこりお腹に悩む人たちにセラピーを行い、腸のヘルスケアを指導。主婦と生活社より『美腸やせ』を出版。現在はYouTubeチャンネル「さなえ先生【便秘解消・腸内洗浄専門家】」も配信中。
善玉菌を増やす腸ファーストの生活
左:酒蔵ならではの発酵技術を活かした健康飲料。小腹が空いたときに飲むのが◎。麹だけでつくったあまさけ[118g]¥205(八海醸造)右:生きたビフィズス菌(ロンガム種BB536)100億個配合の整腸サプリで便秘や軟便を解消。ヘルスエイド®ビフィーナEX[30日分]¥5,400<機能性表示食品>(森下仁丹)
2024年『美ST』1月号掲載
撮影/渡邉明日香(A-1) イラスト/前田さつき 取材/稲垣綾香 取材・編集/増野玲奈
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2024年12月16日(月)23:59まで
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2024年11月16日(土)23:59まで
2024年11月14日(木)23:59まで
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